諦めないで!
転移癌は「治療可能」です

転移した癌と闘うための治療技術とは?

癌を発見した時には、すでに全身に転移を起こしていた…というケースは、実は少なくありません。早期発見を心がけていても、見つけにくい癌はあるものです。また、治療後でも、再発・転移のリスクは避けられないのが癌治療の現状です。

しかし、以前に比べ転移・再発した癌の治療技術は飛躍的に向上しています。このサイトでは、長期生存率を高め、健やかに暮らすために知っておきたい、転移したがんの治療法をご紹介しています。

転移癌だと治療を諦める前に、まず、何ができるのか知ることが大切です。治療情報から転移癌の治療実績が豊富な医師のいる病院まで、耳寄りな情報を集めていますので、ぜひご一読ください。

転移癌治療の名医がいる病院一覧

癌の転移に負けない治療方法について

なぜ、がんは転移をするのかその仕組みや、5大がんの転移しやすい体の部位と最新の治療方法を一緒に紹介します。また、これ以上がんを広げないようにするにはどうすればいいのか、その方法もまとめました。

癌の転移が
起こる仕組み

なぜ癌は転移するのか、
いつ転移するのか?

最初に発生した癌腫瘍(原発巣)は、徐々に臓器の組織へと侵食し、やがてリンパ管や血管を通じて全身へと流れていきます。そのほとんどは途中で死滅しますが、何らかの理由でほかの臓器へ生着することで転移が起きます。ここでは、侵食・離脱、そして生着までのメカニズムを詳しく解説しています。

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これ以上転移
させないためには

癌の転移を予防し、転移を増やさないために
できることとは

癌の治療において大切なのは、転移のリスクをコントロールすることです。がんが発生した時点で、転移のリスクは必ず存在します。それならば、転移が起きたり、あるいは広がったりすることのないよう予防することが大切です。

ここでは、主要な癌はどこへ転移するのか、どうやって防ぐべきなのか、解説しています。

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癌の転移先は決まっている?その性質と検査法、そして治療法とは

イメージ

癌というのは、最初に発生した場所によって、その後転移する臓器や組織がある程度決まっています。血液やリンパの流れによって、転移を起こしやすい臓器というものもあります。

転移元となる臓器によって、癌の性質は異なります。治療の方法ももちろん異なり、手術ができるものやそうでないもの、放射線や抗がん剤にも有効なものとそうでないものがあります。癌が発生しやすい5つの部位(胃、大腸、肺、肝臓、乳)とそれに次ぐ器官を取り上げ、癌の性質や検査・発見方法、そして治療法をご紹介します。

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  • 肺癌転移

    肺への転移・肺からの転移ともに起きやすい

    肺には、全身を流れる血液が流れ込む一方で、肺から全身へと血液が送り出されます。そのため、肺はほかの臓器に比べ癌の転移を起こしやすく、またほかの臓器からの転移も多いと考えられています。

    一般に、肺から癌が転移した場合は全身療法を行います。

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  • 乳癌転移

    化学療法・放射線治療による温存療法

    乳癌が転移した場合は、一般には予後が悪いと言われています。乳房内での転移は比較的治療成績はいいのですが、遠隔転移の場合はかなり難しいと考えられています。

    また、放射線治療や抗がん剤治療により、乳房内の転移でも切除を避けられる可能性があります。

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  • 胃癌転移

    ある程度まで転移リスクが予想できる、胃の転移癌

    胃癌は、転移先がある程度限られている上に、事前に検査によって転移するリスクを予測することができます。そのため、胃がんが発見された時点で、転移を防ぐような処置がされることが多いようです。

    通常はリンパ節、腹膜播種、肝転移が多いため、ここでもその3種類を取り上げます。

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  • 肝臓癌転移

    日本人の国民病・肝臓がんの転移の現状とは?

    発症件数が多く、日本人の国民病のひとつにも数えられるのが肝臓病。肝臓内では特に転移が多く、切除手術をしてもとりきれずに再発してしまうケースが非常に多いのが特徴です。

    ほかの臓器から流れ込んだり、全身へ流れ出す血管が多く集まっているため、転移を起こしやすいという難点もあります。

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  • 大腸癌転移

    比較的治療がしやすい大腸癌。切除手術も可能!

    大腸癌は比較的転移が遅く、また治療しやすいと言われています。特に大腸から肝臓への転移は発見がしやすいため、早期発見からの治療が進められるので生存率は上昇傾向にあります。

    そのほかの臓器であっても、大腸癌からの転移の場合は比較的切除手術が適応できることが多いようです。

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よく分かる癌の治療方法メリット・デメリット

  • 根治のためにはもっとも効果的、ただし適応範囲は限定的

    手術(イメージ) 癌の治療の基本とされるのは、外科的な手術です。根本的な治療としてはがんの部位を取り除くので、非常に効果的な治療方法です。ただし、病巣の数が多かったり、浸潤が進んでいる場合や、体力に不安がある場合は利用できないなど、適応範囲は狭いのが難点であります。

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    メリット

    寛解の可能性が高いことが最大のメリット。予後も比較的良好です。また、進行性の癌でも、範囲が狭ければ切除が可能。放射線治療や抗がん剤と併用することで、切除部分を縮小することもできます。

    デメリット

    検査ではわからないような微小な転移癌があっても、切除手術では対応しきれないのが弱点。わずかな転移があれば、それだけで再発のリスクは存在します。また、身体へのダメージが大きく、身体機能が損なわれる可能性もあります。

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  • 新薬の登場・使い方の向上などで治療成績は飛躍的に向上

    抗がん剤治療(イメージ) 外科手術や放射線治療と組み合わせて使われることの多い、抗がん剤治療。かつては補助的な使われ方をしていましたが、最近では抗がん剤の使われ方が向上したため、目覚ましく進歩を遂げています。副作用を抑える薬が登場したため、副作用に苦しむ姿は少なくなっている状況です。

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    メリット

    抗がん剤は全身に成分が回るため、全身の癌に対して効果が得られるのがメリット。全身に転移が広がり手術や放射線治療では対応できない場合、抗がん剤治療で癌が広がるのを防ぐ力を発揮することができます。

    デメリット

    抗がん剤は、抗がん剤単体ではがんを治すのが難しいのが大きいデメリットです。抗がん剤の効果が薄い部位もあり、他の治療と併用が必要です。また、副作用は軽減したものの、ゼロではないことに注意が必要です。

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  • 癌の転移・再発を制御し、副作用を抑えながら延命措置ができる

    放射線治療(イメージ) 放射線治療は、電離放射線と呼ばれるものを癌細胞にあて、DNAを損傷させることで増殖ができなくなる状態にして死滅させる治療法です。手術ができないケースでも適応でき、しかも手術に匹敵する治療実績がある放射線治療は、今後の発展が期待されています。

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    メリット

    手術に比べると、からだへの負担は小さくなります。体力が衰えている場合でも適応ができます。また、咽頭がんにおける声帯のように、切除なら損なわれてしまう身体機能が温存できるというメリットもあります。

    デメリット

    抗がん剤に比べると小さいものではありますが、副作用はある程度存在します。特に、しばらくしてから副作用がでる晩期反応は、わずかながら重い症状になる可能性があります。

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  • 他の治療方法のデメリットを克服し、補完するものとして期待される免疫療法。

    免疫療法(イメージ) 私たちのもともと持っている免疫システムを強化し、異物を排除する力で癌細胞を攻撃し、死滅させるというもの。まだ実績の蓄積はありませんが、今後の標準治療の仲間入りが想定されています。

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    メリット

    リンパ球に対して、癌細胞のみを攻撃するよう指示するのが免疫療法。そのため、正常な細胞へのダメージがないのがメリットです。また、進行がんや転移がんにも適応可能で、誰でも利用できるのが強みです。

    デメリット

    免疫療法はまだ治療のデータの蓄積が少なく、エビデンスを得られていないのが最大の弱点です。また、抗がん剤との併用によってその効果を打ち消し合ってしまう可能性があります。

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  • 癌の転移にも負けない!癌の名医が在籍する病院を紹介

    転移を起こした癌は、癌の中でも治療が難しいと言われるもの。転移によって複数箇所の治療が必要になった場合、切除手術ができなくなってしまうほか、検査では見つけられないような小さな転移のリスクが常につきまとうためです。

    そんな治療の難しい転移癌と闘うことのできる医師が日本にはいます。そこで、転移癌を得意とする医師の在籍する病院をリストアップしました。

  • 東京 放射線治療

    クリニックC4

    (サイトイメージ)

    転移した癌を同時に攻撃できる「トモセラピー」

    クリニックC4は、放射線治療のスペシャリストである青木幸昌医師のクリニック。数十か所の癌病変に対しても同時に照射できる「トモセラピー」で、転移した癌をコントロールします。分子標的照射も利用可。

    電話番号:03-6407-9407

    おすすめポイント 全身に転移したがんでも同時照射で治療ができる、放射線治療機「トモセラピー」
  • 千葉 放射線治療

    重粒子医科学
    センター

    (サイトイメージ)

    高エネルギーの重粒子を使った、効率的な放射線治療 痛くも熱くもなく、X線の3倍以上のエネルギーで治療ができる重粒子線

    重粒子医科学センターは、その名の通り重粒子を照射することでがん治療を行う病院です。重粒子は日本で画期的な治療実績をあげ、放射線治療の最先端として注目されるようになりました。

    電話番号:043-206-3306

    おすすめポイント 痛みや熱さを感じずに治療ができるのが特徴
  • 千葉 総合病院

    国立研究開発法人
    国立がん研究センター東病院

    (サイトイメージ)

    放射線治療の各分野におけるスペシャリストが多く在籍する病院

    放射線治療をはじめとして、さまざまな治療方法が日夜研究されています。抗がん剤治療と放射線治療を組み合わせた治療がメインで、両者のメリットを生かしながら治療ができます。

    電話番号:04-7133-1111

    おすすめポイント 陽子線治療を利用して、正常な細胞に影響の少ない放射線治療ができる数少ない病院
  • 千葉 放射線治療

    東京ベイ先端医療・
    幕張クリニック

    (サイトイメージ)

    精度の高いがん診断で見つけにくい転移したがんの発見と治療が可能

    PET-CTと呼ばれる検査機器と、放射線治療を組み合わせて癌治療を提供しているのが東京ベイ先端医療・幕張クリニックです。

    PET-CT検査は、PET検査とCT検査が同時にできる画期的なシステム。これによって早期発見と早期治療を目指します。

    電話番号:043-299-2000

    おすすめポイント 肉眼ではわかりにくい、癌の転移もPET-CT検査なら高精度で発見可能
  • 東京 免疫療法

    東京ミッドタウン
    先端医療研究所

    (サイトイメージ)

    癌研究機関との連携で、最先端の転移がん治療を提供することを目指しているクリニック

    東京の中心部にある、最先端の癌治療を心がけているのが東京ミッドタウン先端医療研究所です。

    同クリニックと同じフロアにある各科や、大学病院、専門機関との連携によってさまざまな治療を提供。特に免疫療法には高い実績があります。

    電話番号:03-5413-7920

    おすすめポイント 免疫療法を使って、全身に転移した癌を制御。延命効果に期待ができる
  • 東京 放射線治療

    東京放射線
    クリニック

    (サイトイメージ)

    再発・転移した癌でもあきらめずに治療するクリニック

    東京放射線クリニックは、放射線治療を中心に取り組むがん専門院。IMRT、SBRTという2種類の放射線照射システムを利用することで、癌の大きさや形に合わせた最適な放射線照射が可能です。

    副作用が小さく、晩期障害のリスクも少なくできるので安心です。

    電話番号:03-3529-5420

    おすすめポイント 癌の大きさや形に合わせ、できるだけ少ない照射で治療ができる放射線治療のスペシャリスト
  • 東京 免疫療法

    東京MITクリニック・
    アスゲンがんクリニック

    (サイトイメージ)

    免疫療法を利用して、副作用にあまり悩まずに癌治療ができる!

    アスゲンがんクリニックは、免疫療法を中心にしてがん治療を行っている、先端医療を取り扱うがん専門院です。

    免疫療法の中でも、院長である宇野克明医師が開発した新薬などを使ったAPT分子免疫治療を行っています。他院では利用できない、高い技術が魅力です。

    電話番号:0120-621-636

    おすすめポイント 転移癌のような難しい癌でも根治の実績と先端医療を受けるなら検討の価値アリ
  • 東京 免疫療法

    ビオセラクリニック

    (サイトイメージ)

    がんの治療を何のために行うのか、真の治療を提供するクリニック

    ビオセラクリニックは、東京女子医科大学病院の関連施設。免疫療法や温熱療法を中心にして、手術や抗がん剤治療、放射線治療といった標準治療を補完するような治療を提供しています。

    電話番号:03-5919-1762

    おすすめポイント 免疫療法の優れた効果を上手に使い、元気に暮らす時間を少しでも長くしてくれる
  • 横浜 免疫療法

    横浜鶴ヶ峰病院

    (サイトイメージ)

    免疫療法を専門とする医師が在籍する総合病院

    横浜鶴ヶ峰病院は、総合病院の中にがん専門の部署を構えています。各種標準治療はもちろん可能ですが、免疫療法についても知識と経験が豊富な医師が在籍しています。

    高い技術力を持ちながら、比較的抑えられた費用で先端医療を利用できるのが魅力です。

    電話番号:045-371-2511

    おすすめポイント ほかの病院に比べると抑えた費用で免疫療法が受けられる

そのほか癌治療が受けられる病院一覧

獨協医科大学病院

総合病院という特徴を活かし、集学的な治療でもって癌治療にあたる獨協医科大学病院。院内には血液・腫瘍内科と総合がん診療センターを設置しています。専門トレーニングを受けたスタッフたちからなる外来化学療法室を包括する化学療法部門や緩和ケア部門、さらにはがんセカンドオピニオン外来など質の高い医療を幅広く提供しています。平成19年からは地域がん診療連携拠点病院にも指定されています。

  • 所在地:栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880
  • 電話番号:0282-86-1111
  • 診療時間:平日9:00~16:30、土曜9:00~12:30

伊藤病院

甲状腺疾患に特化した病院で、2020年の時点で80年以上の歴史を持ちます。甲状腺疾患のスペシャリストとして全国から、さらには海外からも頼られる存在であり、その期待に応えられるよう院内スタッフは常に研さんを積んでいます。癌治療においても、甲状腺がんや甲状腺転移がんの治療を得意としており、外科療法や放射線療法、化学療法などを用いた質の高い治療を提供しています。

  • 所在地:東京都渋谷区神宮前4-3-6
  • 電話番号:03-3402-7411
  • 診療時間:9:00~16:30

新百合ヶ丘総合病院

地域で不足している病床を補い、地域医療を充実させるために開院されたのが新百合ヶ丘総合病院です。総合病院としてあらゆる部位の癌に対応できるように整えているだけではなく、患者のQOLを意識した治療法を提案・提供しています。例えば外科療法の分野では腹腔鏡下手術やダヴィンチ手術に積極的に取り組み、治療後の早期社会復帰まで念頭に入れた治療に努めています。

  • 所在地:神奈川県川崎市麻生区古沢都古255
  • 電話番号:044-322-9991(代表)
  • 診療時間:月・木9:00~17:00、火・水・金・土8:30~17:00

伊勢崎市民病院

1964年より開院し、現在は群馬県中南部と中毛地域では唯一の公立急性期病院としても地域に貢献している伊勢崎市民病院。2009年には緩和ケア病棟・内視鏡センター・外来化学療法センターで構成されるがん診療総合センターも開設し、内科・外科・産婦人科など多岐にわたる診療科の医師がチーム医療で治療にあたります。とくに内視鏡センターは県内有数の内視鏡症例数を誇っています。

  • 所在地:群馬県伊勢崎市連取本町12-1
  • 電話番号:0270-25-5022
  • 診療時間:※診療科によって異なります

東京都立多摩総合医療センター

平成23年から地域がん診療連携拠点病院に指定されている東京都立多摩総合医療センターは、その名に恥じない質の高いがん医療を提供する総合病院です。この総合病院の強みを活かし、各診療科と連携して治療にあたることを得意としており、さらには診療科だけでなく看護師や放射線技師など職種も超えた協力体制で1人の患者さんの治療計画を話し合い、最適な方針を打ち出していきます。

  • 所在地:東京都府中市武蔵台2-8-29
  • 電話番号:042-323-5111(代表)、042-323-9200(予約センター)
  • 診療時間:公式HPに記載無し

横浜労災病院

独立行政法人労働者健康安全機構を母体とする横浜労災病院。地域がん診療連携拠点病院の指定も受けており、高度な癌治療の提供と地域における癌情報の発信や他の医療機関との連携を図る中核機関となっています。癌治療の分野においては三大治療を軸とした集学的治療を行っていることはもちろん、緩和ケアをはじめ癌にともなう精神的・経済的な不安に対するサポート体制も充実しています。

  • 所在地:神奈川県横浜市港北区小机町3211
  • 電話番号:045-474-8111(代表)
  • 診療時間:公式HPに記載無し

大船中央病院

大船中央病院が誇る放射線治療は、高度な技術を搭載した装置や信頼性の高い周辺機器、それらを使いこなし複数の手法を組み合わせることによって高い抗がん効果を発揮させる照射技術、そしてそれらを裏打ちする数多くの治療実績が特徴となっています。例えば高いがん抑制率と少ない副作用を特徴とする「体幹部定位放射線治療(ピンポイント治療)」に関しては、医学専門書にもまとめられ、医療関係者に情報提供されています。

  • 所在地:神奈川県鎌倉市大船6-2-24
  • 電話番号:0467-45-2111
  • 診療時間:月~金8:30~17:00、土8:30~12:00

東京都健康長寿医療センター

とくに高齢者に多い癌や認知症の治療に尽力する急性期病院。癌の分野では悪性リンパ腫や多発性骨髄腫といった血液に関係する癌治療を得意としており、日本内科学会総合内科専門医や指導医、日本血液学会血液専門医や指導医といったスペシャリストが他の診療科とも連携して治療にあたります。また平成25年に研究施設と統合したことにより、ハイブリッド手術など高度な治療も行えるようになりました。

  • 所在地:東京都板橋区栄町35-2
  • 電話番号:03-3964-1141(代表電話)
  • 診療時間:※診療科によって異なります

さくらクリニック

癌の三大治療とともに、再発や移転を予防するための遺伝子治療や免疫治療に力を入れているクリニックです。例えば抗がん剤治療に遺伝子治療を組み合わせれば、抗がん剤の量を減らしつつ高い抗がん作用を期待できるため、患者の負担が少なくなりかつ再発や移転防止にも効果を発揮します。また免疫療法においては、AT療法、NK療法、DC療法の三大療法を始めさまざまな種類の治療法を使い分けたり組み合わせたりすることで、高い治療効果を発揮させます。

  • 所在地:東京都渋谷区渋谷1-16-9 渋谷KIビル3F
  • 電話番号:03-6861-3600
  • 診療時間:10:00~18:30(予約制)

聖マリアンナ医科大学病院

特定機能病院として質の高い医療を提供している聖マリアンナ医科大学病院は、厚生労働省より「がんゲノム医療拠点病院」にも認定されています。患者が持つ固有のがん遺伝子を調べることで患者1人ひとりに最適な治療法を提案することができる「ゲノム医療」。聖マリアンナ医科大学では専門の担当医を配置し、他の診療科医や看護師・臨床検査技師など多職種とも連携した最適かつ迅速なゲノム医療を提供しています。

  • 所在地:神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
  • 電話番号:044-977-8111
  • 診療時間:初診受付8:30〜11:00、再診8:30〜11:30

千葉大学医学部附属病院

創立150年近くにもなる千葉大学医学部附属病院は、2008年から地域がん診療連携拠点病院の指定も受け、地域のがん医療の中核を担う病院としても機能しています。抗がん剤治療を1つの診療科として独立させた腫瘍内科、高精度放射線治療システムを駆使し各専門医が連携して治療にあたる放射線科、そして癌治療の主軸とも言える外科。これらの治療を組み合わせ、患者とその癌に最も効果を発揮する治療法を提供します。

  • 所在地:千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
  • 電話番号:043-222-7171
  • 診療時間:9:00~17:00

上尾中央総合病院

癌治療に強い医師が多数在籍する上尾中央総合病院では、外科治療、化学療法、放射線療法の3大治療法を軸に患者1人ひとりに最適な治療を施せるようさまざまな医療設備や技術を備えています。例えば放射線治療の分野では、通常の放射線治療の他に、さまざまな方向から細かく放射線を分散させて照射し、病巣を正確に狙い撃つ「定位放射線照射」などいくつかの治療法を採用。抗がん作用が高く、副作用の少ない治療法を提案することができます。

  • 所在地:埼玉県上尾市柏座1-10-10
  • 電話番号:048-773-1111
  • 診療時間:8:00~16:30

昭和大学横浜市北部病院

2001年に急性期医療を扱う中核病院として開院した、昭和大学横浜市北部病院。外来化学療法室やPET/CTなどの設備を備え、先進医療にも力を入れています。2020年にはゲノム医療連携病院にも指定されました。これにより、癌細胞の遺伝子情報を基に患者固有の癌細胞に直接作用する治療法を提案・提供することができます。

  • 所在地:神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央35-1
  • 電話番号:045-949-7000
  • 診療時間:平日8:30~17:00、土曜8:30~17:00

昭和大学病院

がん診療連携拠点病院として高度な癌治療を提供する昭和大学病院。先端技術や先端機器を積極的に採用し、癌という難しい疾患に対応できる力を蓄えています。例えば高線量率小線源治療装置を導入し、放射線を病巣にピンポイントで照射できる高精度放射線治療を提供。また、内視鏡下手術用ロボットを使用した外科治療なども装備しています。癌の特徴や患者の状態に合わせた適切な治療を選択していくことができます。

  • 所在地:東京都品川区旗の台1-5-8
  • 電話番号:03-3784-8000(代表)
  • 診療時間:月曜~土曜8:30~17:00

群馬大学医学部附属病院

731の病床を整備し、年間13,000人の入院患者とその他外来患者に対応する、北関東有数の拠点病院。令和元年に都道府県がん診療連携拠点病院に指定されたほか、大学病院としては現在、唯一の重粒子線医学センターを併設しているという特徴もあります。重粒子線を使用した放射線治療では、従来の放射線治療では難しかった難治性癌にも効果が期待できるうえ、より少ない照射回数で済むことから副作用も少ない治療法として期待されています。

  • 所在地:群馬県前橋市昭和町三丁目39番15号
  • 電話番号:027-220-7111(代表)
  • 診療時間:※診療科によって異なります

東海大学医学部付属病院

神奈川県湘南エリアから県西エリアまで、急性期医療機関の中核となっている東海大学医学部付属病院。がん診療連携拠点病院として放射線治療や外科治療、化学療法などの集学的治療を提供しているほか、2018年にはがんゲノム医療連携病院にも指定され、がんゲノム医療中核拠点病院である慶應義塾大学病院とも連携しゲノム治療の進歩に貢献しています。

  • 所在地:神奈川県伊勢原市下糟屋143
  • 電話番号:0463-93-1121(代表)
  • 診療時間:8:00~11:00

聖路加国際病院

通称「聖路加式がん診療」を提供していることで評判の聖路加国際病院では、チーム医療によりさまざまな角度から癌治療に臨むほか、例えば糖尿病など他の疾患も併発している患者に対しては2つの治療を並行して行える連携体制が整っています。また治療を担当するのは癌治療認定医、放射線治療に関しては日本放射線学会治療専門医のみ。先端機器を導入し高精度照射治療にも対応しています。

  • 所在地:東京都中央区明石町9-1
  • 電話番号:03-3541-5151(代表)
  • 診療時間:※診療科によって異なります

亀田総合病院

亀田メディカルセンターの中核として救急救命センターや基幹災害医療センター、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院など地域の公的医療サービスの殆どに認定されている亀田総合病院。癌治療に関しては腫瘍内科、腫瘍外科、放射線治療センター、がんサポート外来の4つを主軸に、各診療科を超えた連携体制で治療にあたります。

  • 所在地:千葉県鴨川市東町929番地
  • 電話番号:04-7099-1111(予約センター)、04-7092-2211(代表)
  • 診療時間:8:30〜11:30、11:30〜16:00(予約制)

栃木県立がんセンター

昭和61年に癌の検診ら治療までを一貫して行うがん専門機関として設立された栃木県立がんセンター。病院機能評価認定病院また都道府県立がん診療連携拠点病院にも認定されており、その名に恥じない質の高い癌治療を提供しています。標準治療はもちろんのこと、難治性癌や希少癌にも対応できる体制を整えており、ゲノムセンターやロボット支援手術センターといった治療体制で難しいがんにも積極的に取り組んでいます。

  • 所在地:栃木県宇都宮市陽南4-9-13
  • 電話番号:028-658-5012(予約センター)
  • 診療時間:8:30~16:30 ※予約受付時間(紹介予約制、紹介状をお持ちでない場合には別途加算)

総合東京病院

脳神経外科や心臓血管外科など専門性の高い診療科や外来を有する総合東京病院には、放射線治療センターなどの癌治療に欠かせない診療科はもちろんのこと、「福島孝徳脳腫瘍センター」が設置されており、世界的脳神経外科・福島孝徳医師による高度な治療を受けることができるようになっています。この中には、髄膜種や下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫など、一般的に難しいとされている脳神経の腫瘍手術が含まれます。

  • 所在地:東京都中野区江古田3-15-2
  • 電話番号:03-3387-5545(外来予約専用ダイヤル)
  • 診療時間:9:00〜17:00(診療科目によって診療時間に変動あり)

NTT東日本関東病院

2010年に地域がん診療連携拠点病院に指定されたNTT東日本関東病院では、それを受けて2012年により質の高い癌治療を提供する目的で化学療法センターをリニューアル。404m2の敷地内に6つの個室ブースと14のオープンブースを配置し、患者がゆったりと快適に、安心して化学療法を受けられる環境を提供しています。

  • 所在地:東京都品川区東五反田5-9-22
  • 電話番号:03-3448-6111
  • 診療時間:8:30~11:00、13:00~15:00

さいたま赤十字病院

地域がん診療連携拠点病院にも指定されているさいたま赤十字病院には、放射線診断科や放射線治療科、緩和ケア診療科など癌治療に欠かせない診療科もあり、他の各診療科と連携して治療にあたります。中でも注目に値するのは、ピンポイントで癌細胞に作用させることのできるロボット型放射線治療装置「サイバーナイフM6」。癌細胞に集中照射することができるため、副作用の少ない放射線治療法となっています。

  • 所在地:埼玉県さいたま市中央区新都心1-5
  • 電話番号:048-852-1111
  • 診療時間:9:00~16:00(予約制)

国保旭中央病院

地域がん診療連携拠点病院でもある国保旭中央病院では、高精度な診断機器「RET-CT」や高精度放射線治療機器「Vero4DRT」といった先端機器を導入しているだけでなく、チーム医療として医師や看護師らチームのメンバーが定期的に集まり治療に関する情報や意見を交える場をつくり、患者やその家族の精神的・社会的ケアに至るまできめ細やかなサポートを行います。

  • 所在地:千葉県旭市イの1326
  • 電話番号:0479-63-8111
  • 診療時間:初診外来受付時間7:45~11:00

埼玉医科大学国際医療センター

埼玉医科大学と連携しあらゆる診療科目を設置、先端機器や技術を備えて難しい疾患にも対応する力を持つ、埼玉医科大学国際医療センター。とくに癌に対しては、造血器腫瘍科や脳脊髄腫瘍科などあらゆる癌診療科を有する「包括的がんセンター」を設置しており、専門的な癌治療を提供しています。この包括がんセンターには「精神腫瘍科」という国内でも珍しい診療科目もあり、心理学的なアプローチに基づく治療も行っています。

  • 所在地:埼玉県日高市山根1397-1
  • 電話番号:042-984-4111
  • 診療時間:8:30~17:00 (12:00~13:00を除く)

自治医科大学附属病院

地域がん診療連携拠点病院として癌治療に特化した「腫瘍センター」も設置している、自治医科大学付属病院。腫瘍センター内には臨床腫瘍部や精神腫瘍部、包括的腫瘍診療部など10の支援部があり、3大癌治療を駆使した集学的治療と共にきめ細かな緩和ケアや精神ケアも提供しています。また平成30年10月には東京大学医学部附属病院より「がんゲノム医療連携病院」の指定を受け、「がんゲノム医療部」も発足しました。

  • 所在地:栃木県下野市薬師寺3311-1
  • 電話番号:0285-44-2111
  • 診療時間:8:30~11:00(予約なしで再診の場合)

QST病院(旧:放射線医学総合研究所病院)

以前「放射線医学総合研究所病院」と呼ばれていたQST病院は、その名の通り放射線、それも重粒子線治療に特化した癌治療のみを専門とする病院です。国内で重粒子線治療を実施しているのは、QST病院を含めて6箇所だけ。重粒子線治療をリードする医療機関として世界からも注目されており、海外から重粒子線治療を求めて診療を受けに訪れる人も少なくないようです。

  • 所在地:千葉県千葉市稲毛区穴川4-9-1
  • 電話番号:043-206-3306(代表)
  • 診療時間:8:30~17:00

横浜市立大学附属病院

特定機能病院や臨床研修病院、災害拠点病院、そして地域がん診療連携拠点病院などあらゆる公的医療サービス機関として認定されている横浜市立大学附属病院では、がんと闘う患者の為に「がん総合診療センター」も設置。三大標準治療と緩和治療を主軸に専門性の高い技術を提供するとともに、患者が働きながら治療を続けるための相談窓口など、患者の生活にも寄り添うサポートを行っています。

  • 所在地:神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
  • 電話番号:045-787-2800
  • 診療時間:9:00~16:00

千葉県がんセンター

昭和47年にがん専門病院としてスタートした千葉県がんセンターは、2018年には都道府県がん診療拠点病院の再指定も受け、地域における癌医療施設の連携をまとめる重要な役割も果たしています。院内には原発部位ごとの診療科目のほかに、内視鏡科や遺伝子診療科、外来化学療法科なども設置。それぞれの科で新しい治療技術や機器、システムを取り入れることで最良の治療を提供できるよう尽力しています。

  • 所在地:千葉県千葉市中央区仁戸名町666-2
  • 電話番号:043-263-4071
  • 診療時間:9:00~17:00

神奈川県立がんセンター

がん診療連携拠点病院にも指定されている神奈川県立がんセンターでは、癌標準治療に加えがんワクチン・免疫センターや遺伝子カウンセリング外来、漢方サポートセンターなども設け、さまざまな方面から癌にアプローチする体制を整えています。また手術療法ではロボット手術や内視鏡下手術、放射線療法では重粒子線治療なども取り入れており、難治性癌や希少癌にも対応できるようになっています。

  • 所在地:神奈川県横浜市旭区中尾2-3-2
  • 電話番号:045-520-2222(代表)
  • 診療時間:平日8:30~17:00

東京女子医科大学病院

東京女子大学病院では、これまで癌治療に対しては主に放射線腫瘍科で対応してきましたが、より総合的な治療でもって効果的に癌にアプローチできるようにと、2007年に「がんセンター部門」を発足させました。これにより、がんに対する放射線治療の研究部門と臨床部門とが連携し、より高度な治療を提供することができるようになっています。

  • 所在地:東京都新宿区河田町8-1
  • 電話番号:03-3353-8111(代表)
  • 診療時間:平日9:00~16:00、土曜9:00~12:00(第3土曜日除く)

筑波大学附属病院

各診療科と連携して効率的かつ効果的ながん診療が行えるようにと、平成19年に「総合がん診療センター」を発足させた筑波大学附属病院。とくにホウ素中性子補足療法や陽子線治療など最先端の放射線療法を提供していることでも有名で、難治性癌や再発癌にも強い病院です。2008年からは地域がん診療連携拠点病院にも指定され、地域における癌情報発信や医療機関との連携をまとめる役割も果たしています。

  • 所在地:茨城県つくば市天久保2-1-1
  • 電話番号:029-853-3900(代表)
  • 診療時間:初診受付時間8:30~16:30、再診受付時間7:30~16:00

慶應義塾大学病院

1920年開院という長い歴史を持つ慶應義塾大学病院では、主に放射線診断科と放射線治療科、腫瘍センターで癌患者の治療にあたっています。放射線治療においては従来の照射治療の他に病変のみにコントロールしながら照射する「小線源治療」や病巣内部から放射線を放出させる「アイトソープ治療」も実施。腫瘍センターではこうした放射線治療部門に加え6つの専門部が連携して癌治療にあたります。

  • 所在地:東京都新宿区信濃町35
  • 電話番号:03-3353-1257(腫瘍センター)
  • 診療時間:電話受付9:00~16:00

東京慈恵会医科大学付属病院

東京慈恵会医科大学付属病院では、がん制圧を目標に最先端医療を提供すべく腫瘍センターを立ち上げ、各消化器癌と乳がん、肝・胆・膵癌、さらには原発不明癌や希少癌の診療も扱っています。センター内には外来化学療法室や緩和ケア診療部、がんゲノム医療推進室、有害反応対策室などを設置。癌そのものの治療と共に、がん治療と仕事の両立支援やがん医療に関する相談や情報提供なども行っています。

  • 所在地:東京都港区西新橋3-19-18
  • 電話番号:
  • 診療時間:9:00~12:30、13:30~16:00

東京医科歯科大学

東京医科歯科大学に併設されている腫瘍センター内には化学療法や緩和ケア、がん相談支援など5つの部門があり、それぞれに所属する専門医が他の41の診療科と連携して治療にあたります。例えば手術療法の分野では原発部位の専門科が治療にあたるため、内視鏡下手術や腹腔鏡下手術など、患者の負担を最小限に抑えた治療が可能になります。このため、現在東京医科歯科大学に受診を希望する人の数は全国でトップとなっています。

  • 所在地:東京都文京区湯島1-5-45
  • 電話番号:03-3813-6111(代表)
  • 診療時間:平日9:00~17:00

埼玉県立がんセンター

埼玉県立がんセンターは、1975年の開院以来癌治療の専門機関として優秀な医療従事者の雇用、先端医療機器や技術の導入に努め、現在でも変わらず癌治療のスペシャリストとしての立場を維持しています。その中には手術支援ロボットを使った低侵襲手術やさまざまな症例に合わせて使い分けることのできる放射線療法、乳房再建術を行う乳腺外科などがあります。

  • 所在地:埼玉県北足立郡伊奈町大字小室780
  • 電話番号:048-722-3333(予約)
  • 診療時間:8:30~17:00

済生会横浜市東部病院

済生会横浜市東部病院では、内視鏡下手術支援ロボットや最先端技術を取り入れた放射線療法など、最も効果が期待できると考えられる最良の治療法を提供できるようあらゆる準備を整えています。また癌にともなう精神的・社会的苦痛や不安をケアする専門スタッフの充実や、リラックスして治療を受けられる環境づくりにも力を入れています。

  • 所在地:神奈川県横浜市鶴見区下末吉3-6-1
  • 電話番号:045-576-3000(代表)
  • 診療時間:8:00~11:00

成田病院

2020年に開院した、次世代医療機関と言われているのが成田病院です。癌治療に関しても、三大癌治療に次ぐ「第四の治療」と呼ばれる免疫療法やIVR(CT・MRI・PET-CT・カテーテル)にトモセラピーを組み合わせた「インターベンショナルラジオロジー」といった治療方法を導入し、副作用や痛みの少ない治療、転移癌や難治性癌への効果も期待できる治療を提供しています。

  • 所在地:千葉県成田市畑ケ田852
  • 電話番号:0476-35-5600(代表)
  • 診療時間:公式HPに記載無し

北里大学病院

放射線治療を中心に、各診療科と連携をとりながら集学的にがんと取り組む北里大学病院。チーム医療の実践しやすい横つながりの環境が整っており、それぞれのスペシャリストが1つの癌に対して手腕を発揮できるのがこの病院の強みです。加えて院内には集学的がん診療センターも設置し、外来化学療法室やがん相談支援室など4つの部門を通して、地域がん診療連携拠点病院としての役割も果たしています。

  • 所在地:神奈川県相模原市南区北里1-15-1
  • 電話番号:042-778-8111
  • 診療時間:初診受付時間/平日・土曜(第1・3・5週)8:20~11:00

湘南鎌倉総合病院

湘南鎌倉総合病院では、がん治療として放射線腫瘍科を設置し、根治的放射線治療と同時に癌の痛みや副作用を和らげる緩和的放射線治療にも力を入れています。放射線腫瘍科に携わるのは、放射線腫瘍医を筆頭に、医学物理士や診療放射線技師、看護師、クラークなど。多職種からなる医療チームが関係する他の診療科のスタッフとも連携し、化学療法や手術療法も組み合わせた集学的治療を提供します。

  • 所在地:神奈川県鎌倉市岡本1370番1
  • 電話番号:0467-46-1717
  • 診療時間:9:00~12:00

熊谷総合病院

総合病院という特徴を活かし、各診療科と連携しながら癌治療に取り組む熊谷総合病院。手術療法や放射線療法、免疫療法など癌治療の基本となる分野を網羅しつつ、さらに2018年には高精度放射線治療装置「トモセラピー」も導入しました。癌細胞へピンポイントで照射する技術を持つこのトモセラピーにより、複雑な形状の癌や全身に散らばった転移癌にも対応できる放射線療法が可能となりました。

  • 所在地:埼玉県熊谷市中西4-5-1
  • 電話番号:048-521-0065
  • 診療時間:8:30~11:30(診療受付時間)

JCHO東京新宿メディカルセンター

手術療法・化学療法・放射線療法の三大治療に加え、免疫療法や造血幹細胞移植など多岐にわたる治療法を用意し、癌の種類やタイプ、患者の症状などに合わせて選択・組み合わせた治療を提供する、JCHO東京新宿メディカルセンター。とくに放射性医薬品である「ゾーフィゴ」を使用した放射線療法による治療実績は国内トップクラスで、前立腺がんの骨転移治療に対して高い評価を得ています。

  • 所在地:東京都新宿区津久戸町5-1
  • 電話番号:03-3269-8111
  • 診療時間:8:30~11:30(受診受付時間)

東京大学医学部附属病院

日本の医療業界の先頭に立ち、がん治療の進歩にも尽力してきた東京大学医学部附属病院。現在でも「先進医療」として期待されている「トモセラピー」を同病院が導入したのは2014年で、それ以来現在に至るまで多くの癌患者の治療に貢献してきました。トモセラピーは、体中に散らばった転移癌に対し効率的かつ効果的に放射線を照射できる放射線治療。これまで治療不可能とされてきた転移癌や再発癌にも効果を発揮すると期待されています。

  • 所在地:東京都文京区本郷7-3-1
  • 電話番号:03-3815-5411
  • 診療時間:8:30~17:00(外来受診)

東京都立駒込病院

都道府県がん診療連携拠点病院でもある東京都立駒込病院では、総合病院として数多くの診療科を有しているため、がんの原発部位に応じた診療科で専門的に治療を受けることができます。その中には難治性癌である膵臓がんにも対応する胆膵外科もあり、化学療法や放射線療法、また免疫療法やホルモン治療、緩和ケアと組み合わせて最も効果的と思える治療法を提案・実践していきます。

  • 所在地:東京都文京区本駒込3-18-22
  • 電話番号:03-3823-2101
  • 診療時間:平日9:00~17:00、土曜9:00~12:00 ※紹介予約制

江戸川病院

江戸川病院には外来放射線科や江戸川がんセンター、免疫治療センターなどが併設されており、癌治療の分野では主に前立腺がん、膵臓がん、乳がんの治療を取り扱います。とくに一度に複数個所の癌細胞にピンポイントで照射できるトモセラピーを利用した高精度放射線治療や、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用した外科療法、難治性癌である膵臓がんに特化したビューレイシステム「メリディアン」など、高度な先進医療も採用し、あらゆる症例に対応しています。

  • 所在地:東京都江戸川区東小岩2-24-18
  • 電話番号:03-3673-1221
  • 診療時間:平日9:00~11:30、13:00~16:00(内科)、14:00~16:00(外科・整形外科・形成外科・眼科)、土曜9:00~11:00

愛知県がんセンター中央病院・研究所

患者の立場に立ち、最先端の研究成果と根拠に基づく最良の癌医療を提供することをモットーとする愛知県がんセンター。手術療法、化学療法、放射線療法の3つの標準治療をベースに確かなエビデンスに基づいた治療を提供するとともに、日進月歩する癌医療の最新技術や医療機器にも後れを取ることなく積極的に導入を検討しています。その一環として、東海地区初のサルコーマセンターやゲノム治療研究を行う個別化医療センターも開設されました。

  • 所在地:愛知県名古屋市千種区鹿子殿1-1
  • 電話番号:052-762-6111
  • 診療時間:平日9:00~17:00、土曜9:00~13:00 ※紹介予約制

羽生病院

徳洲会グループの総合病院である羽生病院は、2018年に大きくリニューアル。癌治療に対しても新しい治療法や医療機器を導入したことで注目を集めています。例えばこれまで行ってきた三大癌治療法と免疫療法に加え、リニューアルを期に先進医療機器である「RET-CT」や「トモセラピー」も導入。検査や放射線治療の分野に大きく貢献してくれると期待できます。

  • 所在地:埼玉県羽生市下岩瀬446
  • 電話番号:048-562-5489
  • 診療時間:平日9:00~19:00、土曜9:00~11:30

虎の門病院

厚労省により「地域がん診療連携拠点病院」に、東京都福祉保健局からは「がんゲノム医療連携拠点病院」にも指定されている虎の門病院。2019年にはがん総合診療部を設立し、がん治療に関係する診療科を結ぶ「横の糸」としての役割を果たしています。この総合的なサポートの下、同病院が得意とするトモセラピーを受けることも可能。従来の放射線療法では難しかった癌にもアプローチできると期待されています。

  • 所在地:東京都港区虎ノ門2-2-2
  • 電話番号:03-3584-7426
  • 診療時間:診療受付時間8:30~ ※受付終了時間は診療科により異なる

順天堂大学医学部附属浦安病院

千葉県を代表する順天堂大学医学部附属浦安病院。癌治療に関しては20名以上の医師を抱える放射線科に加え、2008年には別組織として癌治療センターを新設しました。化学療法や緩和ケアなどを有するこの治療センターでは、放射線療法と連携した治療を提供しチームとなって癌治療にあたります。また放射線科では「トモセラピー」も採用。難しい症例に効果を発揮すると期待されています。

  • 所在地:千葉県浦安市富岡2-1-1
  • 電話番号:047-353-3111
  • 診療時間:診療受付時間8:00~11:00

がん研有明病院

がん医療を専門的に扱うことを目的に開院されたがん研有明病院では、患者が各診療科を渡り歩くのではなく患者さんを中心に各分野のスペシャリストが集合。チームとなって治療にあたるシステムをとっており、検査・診断から治療、また痛みやメンタル面でのケアまであらゆる面をサポートします。その実績は高く評価されており、日本全国、さらには海外からも受診に訪れる人がいるほどです。

  • 所在地:東京都江東区有明3-8-31
  • 電話番号:03-3520-0111
  • 診療時間:9:00~16:00

東京脳神経センター病院

社会医療法人森山医会に所属する、東京脳神経センター病院。ここでは主に慢性期の神経疾患や回復期のリハビリを扱っており、とくに日本全国から集めた脳神経外科の名医からなる「福島孝徳脳神経センター」が有名です。福島孝徳医師と言えば脳神経外科の名医として世界的に有名な医師で、彼が認めた高い知識と技術を持つ医師による脳腫瘍手術を受けることができます。

  • 所在地:東京都江戸川区西葛西7-12-7
  • 電話番号:03-3675-1211
  • 診療時間:9:00~午前診察受付分終了まで

がんの主な治療方法には「手術」「抗がん剤治療」「放射線治療」「免疫療法」の4つがあります。それぞれ異なるメリットやデメリットがあり、治療の進め方や症状により選択できるものが異なります。また、治療方法によっては他の方法と併用することで、効果を発揮するものもあります。そこで、まずはそれぞれのメリットやデメリット、治療方法などをまとめました。

手術

治療方法

  • ・がん細胞に侵された病巣の切除(局所療法)

体への負担

  • ・切除部分のダメージが大きい
  • ・切身体機能が失われる場合もある

メリット

  • ・根治できるもっとも基本的な治療方法
  • ・病巣を一気に切除できる。
  • ・転移がなければ寛解の可能性が高い

デメリット

  • ・微小な転移には、対応できない
  • ・切除部分の回復に時間を要する
  • ・わずかでも転移があれば、再発の可能性がある

併用できる治療方法

放射線治療・抗がん剤治療

治療の対象となる癌

切除できるがんであればほぼ対応

抗がん剤治療

治療方法

  • ・投薬による治療(全身療法)

体への負担

  • ・薬の向上で副作用が軽減したものの、ゼロではない
  • ・脱毛を引き起こす場合が多い

メリット

  • ・治療薬が血液により全身に運ばれるため、全身のがんに対して効果を発揮する
  • ・病巣の転移場所が離れている場合に効果的
  • ・症状に合わせて、複数の抗がん剤併用が可能

デメリット

  • ・抗がん剤治療のみでがんが完治することはほとんどない
  • ・すい臓がんや悪性黒色腫など抗がん剤が効かない癌もある

併用できる治療方法

手術・放射線治療

治療の対象となる癌

全身のがんに対して治療可能

放射線治療

治療方法

  • ・電離放射線をがん細胞に照射する(局所療法)

体への負担

  • ・抗がん剤治療に比べると少ないが、副作用がある
  • ・晩期反応での副作用は重症化するケースも
  • ・一定期間は毎日治療を受ける必要がある

メリット

  • ・早期がんであれば、手術同様の治療実績がある
  • ・身体機能を温存することができる
  • ・通院での治療が可能

デメリット

  • ・正常な細胞に副作用が出ることがある(皮膚・粘膜の炎症・白血球の減少など)
  • ・一定期間は毎日治療を受けなければならない

併用できる治療方法

手術・抗がん剤治療

治療の対象となる癌

体の機能を残したい場合や、切除できないがん

免疫療法

治療方法

  • ・自らの免疫細胞を活発化させ、がん細胞を撃退する(全身療法)

体への負担

  • ・身体的な負担や副作用のリスクが少ない

メリット

  • ・がん細胞のみを攻撃し、健康な細胞を傷つけない
  • ・体力がなく他の療法を受けられない人でも対応できる
  • ・早期がんなら、免疫療法のみで根治する可能性がある

デメリット

  • ・先進治療方法のため、エビデンスが少ない
  • ・抗がん剤治療と併用すると効果を打ち消す可能性がある

併用できる治療方法

放射線治療・抗がん剤治療・手術

治療の対象となる癌

進行性のがんや再発予防まで幅広い治療に対応

免疫療法がすすめられる理由

新たながんの治療方法として注目されているのが「免疫療法」です。私たちの体にはあらかじめ、外部から侵入する細菌やウイルスを排除する働きが備わっています。この働きは「免疫」と呼ばれており、体内で作られてしまうがん細胞などにも作用します。

しかし、免疫力が弱っていると、これらの細菌やウイルスを撃退することができません。そこで、もともと持っている免疫力を回復させて、がん細胞に向かって攻撃を行うことで働きを抑制させるのが「免疫療法」です。免疫療法は、がん細胞にのみ作用するため、他の健康な細胞を傷つけることなく治療を進められることが大きなメリットです。また、副作用が少ないため他の治療方法と組み合わせながら、目的に合わせて取り入れることができます。

さらに、免疫療法は早期がんから進行性のがんまで広範囲の症状を緩和することが期待できます。延命治療や体力の回復・生活の質の向上、症状の緩和など患者の状態に合わせて治療を進めていくことができます。このように、体への負担が少なく幅広い症状にアプローチできるため第4の治療方法として注目されているのです。

免疫療法は研究が進められている分野

免疫療法は先端医療として認定を受けていますが、まだまだ研究が進められている発展途中の分野でもあります。治療データが少ないため、有効性が認められている療法は、一部の薬に限られています。そのため、効果がまだ明らかでない治療部分に関しては、自由診療になり保険の対象外となってしまいます。それでも、「特定承認保険医療機関」に指定される施設は増えており、治療方法としての注目度の高さが伺えます。

現在、免疫療法の治療方法としては次の2つが挙げられます。

1つ目は「免疫抑制阻害療法」です。これは、免疫チェックポイント阻害剤を使用してがん細胞によって抑えつけられている免疫細胞のブレーキを解除し、既に体内にある免疫細胞を活用する治療方法です。

2つ目は「サイトカイン療法」や「BRM療法」と呼ばれている免疫療法で、免疫細胞を活性化させる薬を投与することで免疫細胞の働きを活発化し、がん細胞への攻撃を強化する方法です。この方法は現段階では、安全性や有効性が確立していない状態です。今後のさらなる研究に、期待が高まっています。

参考:
『免疫療法 もっと詳しく知りたい方へ』

『『免疫療法 まず、知っておきたいこと』国立がん研究センター がん情報サービス』

癌治療の気になる情報まとめ

癌の専門用語

「異型度」や「二次性発癌」など癌の状態に関する言葉、「緩和ケア」や「支持療法」など癌治療に関係する言葉、「樹状細胞」や「サイトカイン」などがんと闘ううえで知っておきたい体の機能に関係する言葉など、癌に関する専門用語を分かりやすく解説します。

名医、いい病院の選び方

同じように癌治療を扱っている病院でも、さらに言えば癌に特化した医療機関でも、それぞれに得意とする分野があります。そこで働く医師にも同じことが言えます。癌と一言で言ってもその種類や表れる症状、特徴や傾向は人によってそれぞれで多岐にわたりますから、癌の部位や自分の体質に合った治療を得意とする病院や医師に巡り会いたいものです。

今の時代、ほとんどの人がいい病院を選ぶためにインターネットを活用していますが、その際チェックしたいのは「医師の実績」「病院全体の実績」「導入している医療機器」、そして第三者の「口コミ」です。また「日本医療機能評価機構」が行っている病院の評価も参考にできるでしょう。

【癌と免疫の関係】キラーT細胞とは?

キラーT細胞とは、人にもともと備わっている免疫機能の1つ。リンパ球の中に存在し、体内に異物が見つかった場合に攻撃する「殺し屋」の役割を果たします。ただしキラーT細胞は自分自身で異物を発見し、攻撃に出ることができません。まずは樹状細胞という別の免疫細胞が「異物」を見分けてその特徴を覚え、次いでその特徴を持つ異物を攻撃するようキラーT細胞に指令を出すのです。つまり、樹状細胞との連係プレーで癌細胞を攻撃することができるのですが、癌細胞の中には樹状細胞が覚えた「特徴」を隠してしまうものもあり、そうなると目印がないためキラーT細胞も攻撃することができません。現在このキラーT細胞の弱点を克服する研究が行われており、がん治療の進歩に貢献することが期待されています。

【癌と免疫の関係】マクロファージとは?

マクロファージとは人に備わっている免疫細胞の1つで、癌細胞を見つけると自分の体内に取り込み、癌細胞が持つ特徴となる情報を自身の表面に表示します(抗原提示機能)。この情報を基に異物を攻撃する他の免疫細胞(キラーT細胞など)が癌細胞を攻撃、排除するという仕組みになっています。

ところが、ある種の癌の細胞内にあるマクロファージは、この抗原提示機能を持たないために他の細胞も癌を攻撃することができず、増殖してしまうことが分かりました。この発見により、マクロファージの働きが機能していないタイプの癌(免疫チェックポイント阻害薬が効果を表さない癌)に有効な免疫療法も見つけることができるのでは、と期待されています。

癌に効く代替療法とは

「代替療法」とは、現在エビデンスが確立されている治療法に代わる療法、つまり科学的根拠が示されていない治療法のことで、癌治療を行っている患者の中にもそのような治療法を試してみたいという人、あるいは実際病院で受けている治療と併用しているという人も少なくありません。癌の代替治療の代表的なものとしては、サプリメントなどの健康食品、運動療法、鍼、漢方薬、ヨガなどがあげられます。

現在がん治療効果を発揮すると考えられるエビデンスがないため、病院で選択されることはありませんが、例えば鍼や灸、漢方薬などは専門機関に行けば受けることができます。とは言え、主治医には代替療法を受ける前に相談する必要があるでしょう。

癌に効果があるといわれる造血幹細胞移植

「造血幹細胞」とは赤血球や白血球などの血球の元となる細胞で、骨髄の中に存在しこの中で分化することでそれぞれの役割を持つ血球に成長していきます。

白血病などの血液の癌はこの分化の過程でエラーが起こり、未成熟な白血球細胞が増殖してしまう病気であるため、化学療法や放射線療法が主要な治療法となるのですが、これらの治療法は正常な血球細胞までも攻撃してしまいます。そこで造血幹細胞を移植して正常な血球細胞を減らさないようにするのが「造血幹細胞移植」というわけです。造血幹細胞移植の中でも他の人の造血幹細胞を移植する「同種移植」なら、移植されたリンパ球が患者の癌細胞も攻撃してくれるため、さらなる抗がん効果を発揮すると期待できます。

癌治療の新たな光明?液体のり成分で放射線治療の効果が向上

2020年1月、東京工業大学により「液体のりの主成分が放射線治療の効果を向上させる」との発表があり、新たに癌治療の研究に光明が差しました。

この研究で使用されたのは、液体のりの主成分である「ポリビニルアルコール」。癌細胞を攻撃するという「ホウ素中性子捕捉療法」を行う際に、ホウ素化合物にポリビニルアルコールを結合させて体内に注入すると、従来より長くホウ素が癌細胞に留まることが分かりました。

癌細胞にホウ素を集積させ、そこに中性子を照射することで体の中から放射線を発生させます。これにより中性子の照射による抗がん効果が高まり、マウスによる実験では癌細胞すべてが消滅したという結果を得ることができたとのこと。この実用化に向けて、引き続き安全性や副作用などの研究が行われています。

闘病中に気を付けたい感染症対策と自宅でできるケア

がん治療中は化学療法や放射線療法により免疫機能が極端に低下していることが多く、とくに通院で癌治療を行っている人はその間感染症に十分注意しなければなりません。通常の健康な状態であれば免疫力により発症したり重症化したりしないような感染症でも、がん治療中は命に関わる病気となってしまう危険性があるからです。常日頃から衛生管理を徹底し、できるだけ人ごみを避けるなどの予防法を心がけましょう。とくに毎年必ずと言って流行するインフルエンザには要注意。癌患者がインフルエンザにかかって死亡する例は健康な人の3.1倍との統計結果も出ているため、感染しないよう手洗いうがいを徹底し、感染した場合にはすぐにかかりつけ医を受診する必要があります。

癌に負けない体づくり~免疫力アップのいろは~

そもそも人は、若くて健康な状態でも体内で毎日数百もの癌細胞を発生させていると言われています。それでも癌を発症しないのは、生まれ持っている自己免疫機能のおかげ。体内にはさまざまな免疫細胞が存在し、協力体制で癌細胞を始めさまざまな異物と闘い、排除してくれているのです。従って、がんの治療中はもちろん、再発予防のためにも免疫力を高めることは非常に大切と言えます。免疫細胞の約6割は腸内に存在するため、腸内環境を整えることは免疫力をアップさせる良い方法です。

また免疫細胞は体温が低くなると働きが鈍くなるため、体を温める工夫も必要になるでしょう。さらに免疫力アップをサポートしてくれる食材を使い、栄養バランスの良い食事を摂るのもおすすめです。

災害に備える~癌患者と家族が準備すること~

自然災害の多い日本において常に緊急事態に備えておくことはとても大切ですが、とくに癌の治療中であればなおさらのこと、万が一に備えて今から準備をしておくことは必須です。というのも、大規模な自然災害が起こった場合、医療機関は平常時のように機能しなくなるからです。そんなパニックの中、さらに癌治療まで続けなければいけないというのは並大抵のことではありませんし、今までのように誰かの助けを待つこともできない可能性があります。そのため今できる準備として、自分が受けている治療についての情報をまとめたものや必要な薬、器具などをワンセットにした非常用持ち出し袋を用意しておくこと、また緊急時にどうすれば良いかを主治医や家族と相談しておくことをおすすめします。

「いつか」のために備える妊孕性温存

「妊孕性温存」とは、がん治療などにより妊娠する能力が失われたり弱まったりしないよう生殖能力を温存することを言います。例えば抗がん治療や放射線療法により精子をつくる機能が悪くなったり卵巣にダメージを与えて無月経になったりすることがあり、そうなってしまうと子どもを授かることができなくなってしまいます。

妊娠できない状況を回避するために、男性であれば治療前に精子を凍結保存しておくこと、女性であれば卵子や受精卵、あるいは卵巣組織を凍結保存しておいて、治療後妊娠が可能になった時点で患者の体内に移植するという方法が採られる場合があります。とは言え、癌治療が急を要するケースでは妊孕性温存を行う時間が取れないなど、何らかの理由で妊孕性温存ができないケースもあるのです。

癌でかかるお金と支援制度

癌治療に関係する不安の中でも、経済的な不安は見過ごすことのできない問題点。一般に保険診療内の治療だけでもがん治療には3割負担で100万円ほどかかってしまいます。加えて、これまで働いていた人なら今までのような収入が見込めなくなる可能性も。そこで利用したいのが、公的医療保険が提供している「高額医療費制度」や「所得税医療費控除」、生活費を補助する「傷病手当」、また国民年金・厚生年金が提供している「障害年金」といった公的支援制度です。

これらの制度をうまく利用すれば、かなりの程度出費を抑えることができ、助成金を受けることもできます。自分の場合、何をどのように利用すれば良いのか分からない場合には、がん相談支援センターで相談すると良いでしょう。

癌になってからの仕事のこと

癌の治療が始まっても仕事は続けたい、あるいは休職し治療後に復職したいと考えている人は少なくありませんが、職場の理解が足りなかったり病状からして業務を行うことが難しかったりして、思うようにいかないケースは珍しくありません。

労働基準法で従業員を不当解雇から守る法律は定められていますが、休職制度や癌患者をサポートする制度の有無、復職の方法などは各職場によって異なるため、まずは就業規則を確認し、上司や人事部とよく話し合う必要があるでしょう。

あるいは転職や再就職をすることに決めた場合には、癌に対しての理解を示し、働きやすい環境を整えてくれる職場を見極める必要があります。転職支援を専門とした機関を利用してみてください。

   
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