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副腎がんは転移しやすい?治療方法は?

お腹のなかにある副腎はホルモンを生産する臓器。副腎皮質と副腎髄質(ふくじんずいしつ)に分けることができ、副腎がんは副腎皮質から発生する珍しいがんです。10歳未満の子ども、30~40代の成人に発生しやすいと言われています。このページでは、副腎がんの症状や治療方法、痛み、転移しやすい部位について解説しています。

副腎がん症状

  • お腹の痛み
  • 便秘や吐き気
  • 体重減少
  • 食欲不振
  • 発熱

副腎がんを発症すると腹痛や背部の痛み、腹部に体外から触ってわかるしこりができます。痛みのほかに筋力の低下や筋肉の痙攣が起こることも。副腎はホルモンの分泌を司る臓器であるため、がんができるとバランスが崩れて生殖器官や乳房の腫れ、月経周期の乱れ、閉経期を迎えた女性の膣から出血などが見られます。

男性の場合は、性欲の減退や勃起不全などが起こる人も。ほかにも、顔面・頚部・体幹の肉付きが良くなる、顔が張って丸くなり赤みをおびる、性別に関係なく声が低くなるなどの症状が現れます。これらの症状は副腎がんでも起こりますが、ほかの病気が原因で起こる場合もあるので、病院できちんと検査して判断してもらうことが大切です。

副腎がん治療法

副腎がんを含むがんの治療には、外科手術が第一に選ばれます。腫瘍を完全に取り除けた場合、手術後の根治が期待できるからです。副腎がんの進行状況によっては、腎臓やその他臓器を一緒に切除する場合も。

完全に取り除くことができれば、再発する可能性が低いです副腎がんに対する治療の基本姿勢は「手術が可能であれば行なうべき」となっていますが、転移や健状態によって手術が不可能な場合、ミトタンと呼ばれる薬を使った薬物療法がおこなわれます。ミトタンはホルモンの分泌を抑制する作用があり、ホルモンバランスを調整。しかし、副作用が強くておう吐や吐き気、眠気、めまいが生じやすいのが難点です。

副腎がんの痛み

副腎がんは初期の段階だと特徴的な症状がありません。進行してくるとお腹の痛み、便秘や吐き気などの症状が出てきます。早期発見が難しく、発見された段階で腫瘍が5cm以上の大きさになっている場合も。

副腎はホルモンの分泌に関わる臓器のために、がんによってホルモンバランスが崩れ高血圧・糖尿病を招き、それらの検査の際に偶然発見されることも多いのです。また、健康診断や何かの病気で精密検査を行なった際に、超音波・CT検査で偶然発見されることも少なくありません。

副腎がんの転移先として多い部位

副腎がんは進行が早く、比較的転移しやすいのが特徴。腎臓や脾臓、肝臓などの副腎に近い臓器やリンパに転移しやすいです。 副腎がんは見つけにくいがんのため、発見された頃にはステージ2以上になっている場合が多く早急な手術が必要となります。

また再発の可能性も高いため、定期的な検査を受けることが大切です。副腎癌の5年生存率はステージⅠ・Ⅱでは45~60%ですが、ステージⅢになってくると下がってきます。 気になる症状があれば、すぐに医師へ相談して早期の治療を行なうことが大切です。

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