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胆道がんの症状や転移、治療法について

胆道は肝臓から十二指腸までをつなぐ、胆汁の通り道です。この胆道にできるがんを胆道がんと呼びます。胆道がんの症状や治療法、転移しやすい部位について解説していきます。

胆道がんの症状

  • 黄疸ができ、白色便・黄疸尿・かゆみなどの症状が出る
  • みぞおちや右脇腹の腹痛
  • 体重減少
  • 外陰部に小豆ほどの大きさのしこり
  • 性交時の痛み
  • 食欲不振
  • 全身の倦怠感
  • 発熱

胆のうと胆管を合わせて胆道と呼び、胆道に悪性腫瘍ができたものが胆道がん(胆管がん)です。胆管の部位によって名称が変わり肝内胆管がん、肝外胆管がん(肝門部領域胆管がんと遠位胆管がん)と呼びます。

がんの大きさが直径5~10cmの大きさになって腹部の張りや痛みなどの症状が出現。大きくなるとともに肝機能の低下が見られ、黄疸や腹水が起こり始めます。

5cm以内だとこれといった症状が出ませんが、がんが小さくても破裂する場合があり、そのときは腹部の激しい痛みと血圧低下が起こり命にかかわる可能性があります。

胆道がんは大きくなるまで気づきにくく、腹部超音波やX線CT、MRIなどの精密な検査で発見されることがほとんどです。

胆道がんの治療法

胆道がんの治療は、外科手術により根治が可能だといわれています。しかし、肝臓や膵臓、十二指腸など重要な臓器が関わってくるため、大規模な手術が必要。そのため、術後の合併症やほかのがん手術に比べてリスクが高いのが現状です。

がんの治療で放射線治療を真っ先に思い浮かべる人もいるでしょうが胆道の場合、放射線の感受性が低いため根治することは困難。しかし手術で切除できない場合や術後の再発により局所でとどまっている場合など、状態に応じて放射線治療が行われることもあります。

また、切除ができない場合はゲムシタビンとシスプラチンを併用した抗がん剤を用いて治療が行われることも。胆道がんの治療で有効なのは外科手術だといえます。

胆道がんの痛み

腫瘍が大きくなると、肝臓を覆う肝被膜が腫瘍によって伸ばされて内臓痛を感じるようになります。小さながんでも、肝臓の外へ突き出るように大きくなった場合、腹腔内で破れて激しい腹痛と血圧低下を招くこともあるのです。

また、がんが染み込むように広がる浸潤と呼ばれる状態が肝臓の上にある横隔膜で起こると、右肩に拡散痛が生じる人も。

後腹膜に浸潤した場合は、痛みを伝える神経に損傷が起こり神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)を引き起こすこともあります。

胆道がんの転移先として多い部位

胆道がんが転移しやすい部位としては、肝臓、腹膜、リンパ節、肺、骨が挙げられます。肺に転移した場合は肺がんではなく、胆道がんの肺転移と呼び、転移したばかりでがんが小さいうちは症状がないことの方が多いです。

肺転移が確認された場合、治療は抗がん剤治療が行われます。骨に転移が生じた場合は放射線治療が行われ、痛みに応じて鎮痛剤を使用。放射線治療には痛みの緩和のほか、神経への影響の予防、骨折の予防が期待されます。

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