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上顎洞がんの症状や転移、治療法について

このページでは上顎洞がんの症状や治療方法についてまとめました。

上顎洞がんとは

上顎洞がんは、鼻腔の外側にある副鼻腔のうち、最も大きい空洞である上顎洞に発生した悪性腫瘍のことです。副鼻腔にできるがんの中では一番発症しやすいがんと言われています。他の頭頚部がんと比べてリンパ節への転移が少ないのが特徴です。

近年は、原因である慢性副鼻腔炎を抗生物質で完治できるようになったため、年間の上顎洞がん患者者数は1,000名程度と減少傾向にあります。

上顎洞がんの症状

  • 上顎・頬が痺れる・感覚がにぶい・痛みがある
  • 眼球が突出する
  • 物が二重に見える
  • 目ヤニ・涙が頻繁に出る
  • 長期間歯茎が腫れる
  • 虫歯が原因ではなく歯が痛む
  • 鼻から頬までが腫れる
  • 慢性的な鼻づまり
  • 粘性が強く悪臭を発する鼻汁が出る

上顎洞がんの症状は、左右どちらかの鼻や目に出ます。左右の上顎洞に同時にがんが発症する確率は低いため、基本的には左右どちらかに症状が現れるのです。

また、上顎洞がんはがんの進行方向によって症状が異なります。内側に進行すると現れる症状は、鼻閉・頭痛・出血・膿性鼻漏です。上方に進行すると、眼球突出や複視を発症。下方に進行すると、歯肉や上顎が腫れます。前方に進行すると、顔が腫れて痛みが伴うのです。後方に進行すると目の障害や頭痛、開口障害を引き起こします。

上顎洞がんの治療法

上顎洞がんは、手術と超選択的抗がん剤動注療法+放射線治療、三者併用療法の3つの治療方法があります。

手術では、メスで直接がんがある部分を除去します。がんが小さいうちに除去しないと、日常生活に影響を及ぼしかねません。例えば、歯の方に大きくなったがんを除去すると、歯ぐきや歯も無くなり大きな穴が開いてしまいます。すると、食べ物が飲み込みにくくなり、はっきりとしゃべれなくなることも。そのため、手術するにはがんの状態が小さくなければいけません。

超選択的抗がん剤動注療法+放射線治療では、がんを育てているすべての血管に抗がん剤を注入し、放射線治療を同時に行ないます。この治療法でがん細胞が消えていれば、手術で除去することはありません。

大きくなったがん細胞を除去するために、手術療法に抗がん剤動注療法と放射線療法の良いところを組み合わせた三者併用療法が用いられています。がんにつながる動脈に高濃度の抗がん剤の注入して、放射線療法によってがん細胞を小さくし、手術で除去する方法です。

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