聖路加国際病院

東京放射線治療

日本放射線学会治療専門医が転移癌の治療を対応

聖路加国際病院は、20世紀初頭に外国人居留地であった東京築地に設立された病院です。米国聖公会宣教医師として来日されたルドルフ・トイスラー博士が聖路加病院の初代院長を務めました。

転移癌の治療は放射線腫瘍科にて実施。がん診療連携拠点病院として患者さんに寄り添う医療を提供しています。治療を担当してくれるのは「日本放射線学会治療専門医」と「がん治療認定医」の資格をもつ医師です。

聖路加国際病院の医師

河守次郎放射線腫瘍科副医長

聖路加国際病院の放射線腫瘍科の副医長を務めている男性医師。これまでに日本大学医学部の放射線医学腫瘍学分野の助教や三井記念病院放射線治療科の部長を務めてきた経歴があります。

日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会の放射線治療専門医であり、がん治療認定機構がん治療認定医の資格も保有。聖路加国際病院放射線腫瘍科では、火曜日から金曜日にかけての診療を担当しています。

聖路加国際病院の特徴

ワンストップで対応できるチーム医療体制

聖路加国際病院は、がん患者とその家族の方々が安心してがん治療を受けられるように、ワンストップで対応できるチーム医療の取り組みを進めています(通称:聖路加式がん診療)。チーム医療体制なので、糖尿病や高血圧症等の合併症を併発しているがん患者は、持病の治療を継続しながらがん治療を受けることが可能。また、同じ境遇の方々と経験や思いを共有して共に支え合えるように、院内にある患者サロンや患者会を紹介するサポートも行っています。

聖路加国際病院の治療方法

放射線
治療

治療を担当するのは「日本放射線学会治療専門医」と「がん治療認定医」の資格をもつ医師のみ

聖路加国際病院の放射線治療は、日本放射線学会治療専門医とがん治療認定医の資格をもつ医師が担当しています。2015年に高精度放射線治療装置を導入しているので、標準治療に加えて高精度照射治療も受けることが可能。聖路加国際病院で行われている放射線治療は、以下の通りです。

深吸気息止め照射(Deep Inspiration Breath Hold; DIBH)

主に乳がんに対して用いられる治療法です。通常は乳房に放射線を照射する場合、心臓に照射線の影響がおよんでしまいます。深吸気息止め照射は、心臓を乳房から遠ざけるために、深く吸った息を1回あたり20秒程度止める方法です。呼吸性移動によって心臓を乳房から遠ざけてから放射線を照射することで、心臓の被ばく量を下げることができます。

定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy; SBRT)

直径5cm以内の比較的小さな肺がんに用いられる治療法です。

定位放射線治療は、一般的な外部照射よりも高い精度で位置決めを行い、放射線を病変の形状に合わせて3次元的に集中照射することが可能。高い線量をピンポイントで照射できるため、小さな腫瘍に集中的なアプローチができます。

また、病変の種類や状況に応じて、大線量を一度に集中照射する方法と複数回に分けて照射する方法があります。

強度変調放射線治療(Intensity Modulated Radiation Therapy; IMRT)

前立腺がんの根治的治療として用いられることが多い強度偏重放射線治療。

一般的な放射線治療は一定の放射線量を照射しますが、強度変調放射線治療はがんの形状に合わせて放射線の強度を調整することが可能です。病変以外の正常組織への影響を極力抑えて、体の負担が少ない治療を実現します。

密封小線源永久挿入治療

密封小線源永久挿入治療は、主に早期前立腺がんに用いられている治療方法です。放射性同位元素が入った直径5mmほどのカプセルを体内に留置して、ガンマ線をがんに集中照射します。

聖路加国際病院の治療について

聖路加国際病院の治療についてご紹介いたします。

放射線治療までの流れ

聖路加国際病院は、次のような流れで放射線治療を行います。まず、聖路加国際病院の診療は原則「事前予約」が必要です。事前予約時に必ず他院からの診療情報提供書(紹介状)が必要となり、紹介状がない場合は診療を受けられません。受診を希望する場合には、現在かかりつけの医療機関に紹介状を発行してもらい、必ず事前に予約を入れましょう。

1.予約

聖路加国際病院の名称と診療科名が記名された紹介状を準備して、予約センターから電話で予約を入れます。聖路加国際病院予約センターの番号は「03-5550-7120」です。

2.初診

初診では、放射腫瘍科の専門医による診察を行います。治療の目的や治療方法、副作用等についての説明を受けます。

3.治療計画用CT

現在の腫瘍の状況や位置を確認するためにCT撮影を行います。毎回同じ姿勢で治療を受けられるように、患者さん専用の固定具・補助具を作成することもあるそうです。さらに、照射範囲の位置決めを行うために患者さんの体に専用マジックで印をつけます。

4.治療開始

放射線治療は平日の週5日間、同じ時間帯に行います。治療時間は照射方法によって変動しますが、15分〜1時間程度が目安です。放射線治療は祝日が原則お休みとなりますが、予約の都合がつかない場合は日程の相談も受け付けているそうです。できるそうなのでご確認ください。

5.治療中・後の診察

放射線治療期間中は、週1回の頻度で放射線腫瘍医による診察、看護師・放射線技師による体調確認と問診などが行われます。放射線治療終了後は、定期健診を行いつつ、経過観察となるそうです。

予約方法

聖路加国際病院は、初診の場合、紹介状が必要です。聖路加国際病院の名称と診療科名が明記された紹介状を準備の上、予約センターに電話を入れて予約してください。また、聖路加国際病院の名称および診療科の指定がない紹介状の場合、初診予約ができないこともあるそうなので注意しましょう。

《予約方法》
平日:8:30〜17:00(予約取得に関するご連絡)
予約センター:03-5550-7120
緊急のご相談、当日の予約遅延などは8:30〜13:00にご連絡ください。

聖路加国際病院の基本情報

学校法人聖路加国際大学 聖路加国際病院
診療科目 一般内科、呼吸器内科、腎臓内科、血液内科、感染症科、内分泌代謝科、リウマチ膠原病センター、心血管センター(循環器内科・心臓血管外科)、小児総合医療センター(小児科・小児外科・WellBabyClinic)、消化器センター(消化器・一般外科、消化器内科/内視鏡内科、ヘルニアセンター)、ブレストセンター、呼吸器外科、形成外科、整形外科、皮膚科、女性総合診療部、遺伝診療部、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科・口腔外科、脳神経センター(脳神経外科、神経内科、神経血管内治療科)、リエゾンセンター(精神科、心療内科)、救命救急医療センター、放射線科、放射線腫瘍科、緩和ケア科、病理診断科、麻酔科、腎センター(腎臓病クリニック)、リハビリテーション科、人間ドック科、ロボット手術センター、スポーツ総合医療センター
診療時間 紹介予約制のため診療科によって異なる
休診日 土曜・日曜・祝日
所在地 東京都中央区明石町9-1
電話番号 03-3541-5151(代表)
ベッド数 520床
年間治療患者数 外来患者数 約2,700 人(1日平均)
対応可能な治療方法 深吸気息止め照射、密封小線源治療、定位照射、全身照射、強度変調放射線治療(放射線腫瘍科の場合)
設備 Clinac iX (Varian社製)、Clinac 21EX (Varian社製)等(放射線腫瘍科の場合)
URL http://hospital.luke.ac.jp/
   
免責事項
このサイトでは、がん治療に対応しているクリニックの「医師」を「名医」と定義しています。
あくまでもサイト上の呼称であり、医師の実力を定義づけるものではありません。
「いちから分かる癌転移の治療方法ガイド」は、独自に調べた内容をまとめたサイトです。
治療法など詳しく知りたい場合は直接に各医療機関へお問い合わせ下さい。(2015年11月時点)

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