自治医科大学附属病院

栃木 放射線治療

次世代がん治療の推進に取り組む
自治医科大学附属病院

1974年に設立された自治医科大学付属病院。大学病院ならではの充実した設備と高度な臨床技術により、地元である栃木県のみならず、関東一円に総合的な医療を提供しています。

自治医科大学附属病院の医師

名医(イメージ)

杉本 英治自治医科大学附属病院 教授

1980年に北海道大学医学部を卒業。国立国際医療センター・ウィスコンシン医科大学・自治医科大学・昭和大学藤が丘病院などで診断経験を積み、2003年から自治医科大学附属病院に勤務。日本医学放射線学会に所属し、専門は放射線診断学全般と運動器疾患。

自治医科大学附属病院の特徴

包括的治療の提供と、次世代医療の研究

自治医科大学付属病院では癌患者に対し、手術・放射線治療・薬物療法を組み合わせた包括的な治療を提供しています。また、患者やその家族の精神的・社会的な負担を軽減するための取り組みにも注力。症状が進行している患者に対しては、症状をコントロールしながらその人らしく生きていくためのケアも行っています。

2020年現在では、自治医科大学付属病院は次世代のがん治療である「がんゲノム医療」の普及を目指した体制の構築を推進。

がんゲノム医療とは、患者さん一人ひとりの遺伝子を解析することにより癌の原因を見つけ、その人にとって最適な治療薬を導き出す新しい治療法です。現在は新規の受付は行われていませんが、将来的にはがんゲノム医療の地域拠点を担い、より多くの患者さんにこの治療法を届けることを目標としています。

自治医科大学附属病院の治療方法

放射線治療(イメージ)放射線
治療

全身のさまざまな部位に対し、治療の使い分けが可能なリニアック

自治医科大学附属病院では、癌の状態に応じて手術と放射線治療、薬物療法とを組み合わせ、適切な治療を行っています。この項目では、転移した癌に対して有効とされる治療法のひとつである、リニアック(直線加速器)を用いた放射線治療について解説します。

放射線治療は身体の表面に傷をつけたり身体の機能を損なったりすることなく病変部位にダメージを与えることができる治療法です。手術による治療に比べると、「患者の心身の負担を抑えられる」「通院による治療が可能」といったメリットがあります。

「リニアック」はそんな放射線治療に用いられる最も一般的な装置です。放射線治療の中でもポピュラーな外部照射のほか、線量を調節して病変部のみを狙うIMRT(強度変調放射線治療)、数mm程度の小さな病巣にピンポイントで強力な放射線を照射するSRT(定位放射線治療)など、リニアック1台で幅広い治療を行うことができます。

リニアックのはたらき

患者をベッドに横にさせ、身体の位置を正確に調整した後に治療が開始されます。治療中は装置そのものが適切な位置まで動いて照射を行うため、患者が自分で体勢を変える必要はありません。

(イメージ) 放射線を照射するヘッド部分には、「マルチリーフコリメータ」という放射線をさえぎる細い金属板が多数取り付けられています。照射の際はこの金属板が腫瘍の形に合わせて稼働し、必要のない部位への放射線を遮蔽。この仕組みにより、正常な部位へのダメージを最小限に抑えながら病変部分に集中的に放射線を届けることができるのです。

リニアックによる治療が有効とされる癌

リニアックによる放射線治療は、全身さまざまな部位の癌に対して適用されます。手術が難しい部位の病変や、ごく小さな部位を狙った治療のほかに、根治ではなく苦痛の緩和を目的とした治療のために用いられることも。

なお、実際にどの治療法が用いられるかは、患者一人ひとりの状態に基づいて慎重に判断されるため、「必ず放射線療法が適用される」とは言い切れません。ここでは一般に放射線による治療が選択されやすい癌について解説します。

前立腺癌

60歳ごろから発生しやすくなる、男性特有の癌です。前立腺には重要な臓器である膀胱や大腸が隣接していることから、病変部のみに正確な照射が行えるIMRTでの治療が有効とされています。

転移性骨腫瘍(骨転移)

癌細胞が血液を経由して骨に転移する「骨転移」のことを、医学用語で「転移性骨腫瘍」と呼びます。全身のどの部位の癌でも骨転移をきたす可能性がありますが、特に肺癌や前立腺癌、乳癌の場合に多く発生する転移です。

骨自体は痛みを感じることはありませんが、腫瘍が骨の外に進出すると強い痛みを生じることも。このような苦痛を緩和し、患者さんのQOL(生活の質)を維持するために、放射線による治療が選択されることもあります。

前立腺がんに加え、乳がん、肺がん、消化器のがんなど治療対象が広がります。

幅広い適応症に対応する各種放射線治療はもちろん、非常に正確な放射線照射が求められる複雑ながんの治療も可能です。

出典:『大腸癌治療ガイドライン2016年度版』大腸癌研究会
http://www.jsccr.jp/guideline/2016/particular.html#no6

自治医科大学附属病院の施術について

自治医科大学附属病院の予約の取り方や、大まかな診療の流れについてご紹介します。

治療の流れ

1.診察

診察の際は、名前を呼ばれることはありません。呼び出し端末の案内に従って診察室に入り、医師から今後の治療方針についての説明を受けます。

2.治療計画作成

CT撮影を行い、その結果を元に治療の計画を設定。また、正確な位置に照射を行えるよう、位置合わせのためのマーキングを行います。

3.治療開始

治療計画に従ってベッドに横になり、照射を受けます。治療中に痛みや苦痛を生じることはありません。が、照射位置のずれを防ぐため、治療終了まで体を動かさずじっとしている必要があります。

予約方法

自治医科大学付属病院では、消化器・肝臓内科、腎臓内科、耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科(小児整形外科を除く)、呼吸器内科、総合診療内科、乳腺科に限り初診時の予約を取ることが可能です。なお、いずれの科を受診する場合にも、必ず主治医から自治医科大学附属病院あての紹介状が必要となります。
また、婦人科、眼科、歯科口腔外科・矯正歯科、泌尿器科、放射線治療科を受診する際も、必ず紹介状が必要です。このうち、放射線治療科に関しては、病院ホームページから医療機関向けの記入用書類をダウンロードすることができます。

《予約方法》
電話:0285-58-7601
予約受付:平日9:00~16:30

治療費について

記載なし

自治医科大学附属病院 の基本情報

自治医科大学附属病院
診療科目 内科、外科、臨床腫瘍科、放射線科など34科
診療時間 8:30~11:00(予約なしで再診の場合)
休診日 土曜日、日曜日、祝祭日、創立記念日(5月14日)、年末年始(12月29日~1月3日)
所在地 栃木県下野市薬師寺3311-1
電話番号 0285-44-2111
ベッド数 1,132床
年間治療患者数 外来630,792人、入院314,621人(平成30年度実績)
対応可能な治療方法 手術治療、放射線治療、化学療法
設備 リニアック、ダヴィンチ(手術支援ロボット)、SPECT-CTなど
URL http://www.jichi.ac.jp/hospital/top/
   
免責事項
このサイトでは、がん治療に対応しているクリニックの「医師」を「名医」と定義しています。
あくまでもサイト上の呼称であり、医師の実力を定義づけるものではありません。
「いちから分かる癌転移の治療方法ガイド」は、独自に調べた内容をまとめたサイトです。
治療法など詳しく知りたい場合は直接に各医療機関へお問い合わせ下さい。(2015年11月時点)

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