特定機能病院の指定を受けている
神戸大学医学部附属病院は、特定機能病院に指定されており、高度医療を提供しています。がん診療では、各種のロボット手術や高精度放射線治療を実施しているほか、製薬企業と提携して新薬の治験も行い、治療薬を患者さんへ届けられるよう努めています。腫瘍・血液内科では、第I相試験も実施し、ほかに良い治療がなくなった患者さんに対して治療の機会を提供しています。
滋賀医科大学卒業。
日本外科学会専門医・指導医や日本肝臓学会・専門医の資格を所有している医師です。次世代の外科を支えていくような医療機器開発も教室の重要な課題としてとらえているほか、人材の育成に尽力している医師の1人でもあります。
神戸大学医学部附属病院は、地域の医療機関と連携しながら高度ながん医療を提供している医療機関です。がん診療においては、各種のロボット手術や高精度放射線治療などを実施しているほか、がんゲノム医療に対応しています。
神戸大学医学部附属病院では、腹腔鏡下手術やロボット支援下手術を取り入れています。開腹手術と比較して、身体へかかる負担が少ないことから、低侵襲手術と呼ばれています。
肝胆膵外科分野では、2007年に高度先進医療として腹腔鏡下膵切除を導入しました。現在ほぼすべての術式で施設基準と術者基準を満たしていて、通常の保険診療で低侵襲手術が可能とされています。まだ全国的にも少ないと言われる肝胆膵領域のロボット支援手術の指導者も在籍しています。
がんゲノム医療外来では、がん遺伝子パネル検査を実施し、検査結果を分かりやすく患者さんへ説明しています。初診では、遺伝子パネル検査の説明を実施。検査を受けるかどうか、患者さんがしっかりと考えて決められるようサポートしています。遺伝子診療部では、遺伝カウンセリングや遺伝学的検査といった、遺伝と遺伝子に関する総合的な医療を提供しています。
遺伝カウンセリングでは、遺伝性疾患や染色体異常、遺伝性腫瘍など、遺伝にまつわるさまざまな問題に対する相談に乗ってもらえます。
サイバーナイフ・トモセラピー・トゥルービームといった高精度放射線治療装置を用いた治療を行っています。さまざまな病態のがん患者さんに対し、保険診療で適切な放射線治療を提供しているのが特徴です。
神戸低侵襲がん医療センターでは、常時およそ7割のがん患者さんが定位放射線治療もしくは、強度変調放射線治療を受けています。個室をメインとする80床の入院病床を持ち、プライバシーを重視しながら、入院および外来にてさまざまながん医療を提供しています。
神戸大学医学部附属病院でがんゲノム医療を受ける流れについてまとめました。
外来は予約制となっているため、予約を取ってから受診しましょう。検査内容や説明を聞き、同意をする流れとなっています。外来受診・検査の説明にあたり、診療情報提供書と組織検体(事前に主治医に依頼)の準備が必要です。
検体提出・遺伝⼦解析に入ります。検査結果の到着まで1か⽉ほどかかるのが特徴です。専⾨家による結果の検討がされ、治療法を話し合います。
診察予約を取っていない診療科への受診への受診を検討している場合、他の医療機関等からの紹介状と地域予約が必要です。
※かかりつけ医を通して予約をとってある方は、予約時間までに、1階中央受付3番窓口で受付を済ませるようにしてください。
※紹介状があるけれど、予約がない場合は、8:30~11:00の間に1階総合案内(初診受付)にて受付を済ませてください。
神戸大学医学部附属病院 | |
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診療科目 | 内科、肝胆膵外科、食道胃腸外科、呼吸器外科、乳腺内分泌外科、泌尿器科、消化器内科、整形外科、形成外科、麻酔科、婦人科、耳鼻咽喉・頭頸部外科 |
診療時間 | 平日 8:30〜11:00 |
休診日 | 土曜・日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日) |
所在地 | 神戸市中央区楠町7丁目5-2 |
電話番号 | 078-382-5111(代表) |
ベッド数 | 934床 |
年間治療患者数 | 外来延人数 445,600人(令和4年4月~令和5年3月) |
対応可能な治療方法 | ロボット手術・がんゲノム医療・放射線治療ほか |
設備 | 不明 |
URL | https://www.hosp.kobe-u.ac.jp/ |