練馬区の癌診療を支える拠点病院、練馬光が丘病院
練馬光が丘病院は練馬区の基幹病院として地域住民の健康を支え、癌診療の拠点病院として癌患者や家族の相談、ケアなどを総合的に行っています。放射線治療のために積極的な設備導入を進めており、手術と化学療法、そして放射線療法を単独で行うだけでなく、標準治療の中から効果が期待できる治療法を複合的に組み合わせた治療を提供。集学的治療を院全体のチーム体制で実施していることも特徴です。
練馬光が丘病院では放射線診断科・放射線治療科の責任者として、副病院長でもある牧田医師が勤めています。放射線診断装置を使った放射線診断や高精度放射線照射装置を使った放射線治療などをリードしています。牧田医師は1984年に東京大学を卒業した放射線診断専門医であり、マンモグラフィ認定医として女性の癌の早期発見や精密診断などを専門としていることが特徴です。また。日本医学放射線医学会や神経放射線学会、脳血管内治療学会など複数の医学会へ所属し、癌治療だけでなく全身の様々な疾患についても研究・報告を行っています。
練馬光が丘病院は練馬区にある癌診療拠点病院であり、も様々な診療科を標榜して地域医療の中心的存在として住民の健康を支えています。積極的な医療設備の導入や診療環境の拡充に力を入れており、2023年1月には放射線治療部門を新規開設して、放射線治療のために複数の多検出器型CT（MDCT）や光学式体表面トラッキングシステム（Catalyst HD）といった医療機器を導入しました。
また、練馬光が丘病院は北海道から沖縄まで全国の複数拠点をカバーする「へき地離島画像支援センター」の読影拠点となっており、牧田部副病院長が中心となって数多くのリモート読影診断を実施しています。
なお、練馬光が丘病院は、公益社団法人地域医療振興協会における、へき地離島画像支援センターの読影拠点ともなっています。北海道から沖縄まで全国各地30箇所以上に及ぶ施設とネットワークをつなぎ、放射線科医師の読影が不足している施設に対する読影支援（後略）
引用元：練馬光が丘病院公式HP
https://hikarigaoka-jadecom.jp/department/radiation.html
練馬光が丘病院では高精度放射線照射装置として「CT-Linacシステム」を導入しており、強度変調放射線治療や定位放射線治療といった高精度放射線治療に対応しています。
強度変調放射線治療は、あらかじめ癌患者の体内にある癌について詳細な画像診断を行い、癌のサイズや形状、位置などを正確にマーキング。癌の状態に合わせて放射線のレベルを調節しながら放射線照射を行う放射線治療です。放射線をピンポイントで照射するため、癌患者の健康な細胞や周辺臓器に対する放射線ダメージを低減することが可能です。
一方、定位放射線治療は癌患者の癌をターゲッティングした上で、癌患者の体の周囲から複数の放射線を同時に照射。それぞれの放射線は照射強度が低く抑えられており、患者への被曝ダメージを軽減しつつ、癌の位置で放射線を収束させて癌細胞を攻撃します。
メーカー最上位機種の放射線治療装置の導入と東大医局から非常勤医・医学物理士の支援も受け、先進のIMRTや定位放射線治療などの高精度放射線治療をより正確に、より短時間で行うことができます。
また、導入システムは、同室CT装置の設置なので治療計画CTと同等の高画質画像をイメージガイドに用いることが可能で、より正確な位置合わせをすることができます。引用元：練馬光が丘病院公式HP
https://hikarigaoka-jadecom.jp/department/radiation.html
強度変調放射線治療でも定位放射線治療でも、癌患者の体の中にある癌や腫瘍へピンポイントかつスムーズに必要な放射線を照射が前提となっています。そのため、高精度放射線治療では極めて正確に癌患者の癌の位置や状況を把握できなければなりません。
練馬光が丘病院では事前の放射線画像診断などによって癌の状態・状況を調べるだけでなく、放射線治療中は光学式体表面トラッキングシステム（Catalyst HD）を使ってリアルタイムで癌をモニタリングしながら放射線照射装置を調節しています。
精密な放射線照射が可能なため、患者に対する安全性や安心感をさらに追求できる強みがあります。
さらに、光学式体表面トラッキングシステム（Catalyst HD）や治療中のモニタリング機能により正確性と安全性をより高めることができます。
エビデンスに基づいた、より負担の少ない放射線治療を提供できるよう努めてまいります。引用元：練馬光が丘病院公式HP
https://hikarigaoka-jadecom.jp/department/radiation.html
練馬光が丘病院の放射線治療科では、乳癌や前立腺癌、食道癌、脳腫瘍など全身の癌・悪性腫瘍に対して放射線治療を実施。それぞれの患者の担当医や診療科と連携しながら集学的治療のチーム体制を確立しています。
加えて、根治的治療としての放射線照射だけでなく、末期癌の患者などに対する緩和的照射にも対応。可能な限り通院回数を減らしつつ、癌治療の効果を追求できるようエビデンスにもとづいた治療プランが受けられます。
化学療法との併用による化学放射線療法や手術と組み合わせた術前術後照射など、詳細は担当医と相談しておきましょう。
練馬光が丘病院では外科系の診療科が複数設置されており、乳腺外科では乳癌の診断や手術、術後の薬物治療などを一貫して行うための体制が確立されています。
乳腺外科部長は乳癌に関する資格を複数取得。診断方法はマンモグラフィや超音波診断、針生検などを外来で受けられます。また、放射線診断科・放射線治療科の責任者である牧田部副病院長はマンモグラフィに関する資格を取得しており、放射線治療科との連携をとっています。
乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検を採用しており、短期間の入院による早期復帰のサポートも魅力。抗がん剤治療は原則通院による受診となります。
当院の乳腺外科では、乳がんの診断から手術、薬物治療（抗癌剤治療、ホルモン治療）まで一貫して行います。診断は、マンモグラフィー、超音波エコー、針生検を外来にて迅速に行えるように整備されており、手術は、できるだけ体に影響の少ない乳房温存療法、センチネルリンパ節生検を取り入れ、入院も短期間です。抗癌剤治療も原則として、外来通院で行っています。
引用元：練馬光が丘病院公式HP
https://hikarigaoka-jadecom.jp/department/breast.html
練馬光が丘病院で放射線治療を受ける流れについてまとめました。
各診療科のドクターと連携しながら、画像診断結果などにもとづいて診察を受けます。また、遠隔地にいる人に対してはリモート読影診断が行われ、専門医不在の地域についてもカバーしてくれます。
治療計画用CTなど各種装置を利用して、癌患者の癌の状態を詳細診断したうえで放射線治療計画をプランニングします。放射線治療は放射線治療計画にもとづいて行われ、必要に応じて化学療法や手術との連携も合わせて策定します。
放射線治療は原則として通院外来によって行われ、リアルタイムの画像モニタリングを行いながら可能な限り通院回数を抑えた治療が実施されます。合併症がある人でも適切な組み合わせ治療によって癌ケアや病気の改善を目指してくれます。
練馬光が丘病院の各診療科からの依頼か、地域連携室を通して電話予約を行ってください。なお、地域連携室への電話予約ではかかりつけの医療機関からの予約となっており、かかりつけ医と相談して予約することが必要です。
治療の多くは保険適用となっており、高額療養費制度にも対応しています。目安として乳癌治療（16階）では3割負担で14～16万円、前立腺癌（IMRT20回）では3割負担で32万円、さらに別途初診料や検査料などが目安となっています。
参照元：練馬光が丘病院公式HP
https://hikarigaoka-jadecom.jp/department/radiation.html
| 練馬光が丘病院 | |
|---|---|
| 診療科目 | 内科、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内分泌内科、リウマチ内科、神経内科、感染症内科、血液内科、小児科、外科、乳腺外科、整形外科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、形成外科、皮膚科、産婦人科、眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、脊椎外科、緩和ケア内科、小児外科、頭頸部外科、精神科、救急科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、病理診断科、臨床検査科、歯科口腔外科 |
| 診療時間 | 午前：月～土曜日 8:00～11:30 午後：月～金曜日 13:00～16:00 |
| 休診日 | 土曜午後、日曜・祝日、年末年始 |
| 所在地 | 東京都練馬区光が丘2-5-1 |
| 電話番号 | 03-3979-3611 |
| ベッド数 | 457床 |
| 年間治療患者数 | 令和4年度退院患者数：6816人 |
| 対応可能な治療方法 | 手術治療、放射線治療、化学療法 |
| 設備 | 光学式体表面トラッキングシステム（Catalyst HD）、MRI（1.5テスラ及び3.0テスラ）、多検出器型CT（MDCT）、核医学検査装置/RIガンマカメラ、CT-Linacシステムなど |
| URL | https://hikarigaoka-jadecom.jp/ |
