いちから分かる癌転移の治療方法ガイド

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瀬田クリニック東京

東京免疫療法
(サイトイメージ)
引用元:瀬田クリニック東京公式HP
https://www.j-immunother.com/

免疫療法を支えるがん免疫細胞治療専門医療機関、瀬田クリニック東京

瀬田クリニック東京は、1999年癌免疫細胞治療専門医療機関として設立・認定された医療機関です。東京都千代田区にある本院を中心に、日本各地へ同品質の免疫細胞治療を提供できる連携医療機関を展開しています。自然免疫と獲得免疫の2つの免疫機能にもとづいた免疫療法を提供しており、転移癌や再発癌など高リスクの癌患者であっても治療を続けられる診療体制が整えています。

瀬田クリニック東京の医師

後藤 重則 理事長/院長

後藤重則院長は1981年から医師として活躍しており、1989年には医学博士号を取得して臨床医だけでなく研究者としても活動してきました。また、1999年に免疫療法に特化した癌治療を提供する専門医療機関として瀬田クリニック東京を開設し、癌患者の免疫療法をサポートしています。

また、順天堂大学院医学研究科の客員教授として免疫治療学や免疫治療学プロジェクトにも貢献。日本各地に専門医療機関を展開しながら日本国内の癌免疫治療ネットワークの拡充にも尽力しています。

その他、日本免疫治療学会理事やバイオ治療法学会監事といった役職にも従事し、免疫治療やバイオ治療の発展に貢献しています。

目次

瀬田クリニック東京の特徴

免疫療法を専門的に取り扱う特化型医療機関

瀬田クリニック東京は1999年に設立されて以来、癌患者のために免疫療法を中心とした自由診療の医療サービスを提供してきました。

瀬田クリニック東京で行われている免疫療法は、人間が自然に備えている自然免疫システムと、病原菌やウイルスといった異物に対処する獲得免疫システムの、両方のメリットを融合させたものです。癌細胞へアプローチするハイブリッド型の免疫治療となっており、「NKT細胞+樹状細胞ワクチン」といった手法によって患者自身の免疫システムを活性化して癌の治療を行います。

治療プランを患者ごとにオーダーメイドする「個別化医療」も特徴のひとつです。

瀬田クリニック東京の治療方法

免疫療法

NKT細胞+樹状細胞ワクチン

瀬田クリニック東京では免疫療法として「NKT細胞+樹状細胞ワクチン」を使った癌治療を行っています。

NKT細胞は患者の中にある免疫細胞の1種で、癌細胞などの異物を発見するとサイトカインと呼ばれる物質を産生。キラーT細胞をはじめとした他の免疫細胞に働きかけて攻撃対象に誘導する細胞です。

NKT細胞はそもそも人の中にわずかな量だけ存在する免疫細胞です。瀬田クリニック東京では患者由来のNKT細胞を培養することで機能を向上させて、患者の体内へ再び戻すことによりNKT細胞の活性化を促進します。免疫回避機能を備えている腫瘍細胞に対しても効率的にアプローチできると期待されています。

樹状細胞は、異物の情報をNKT細胞やその他の細胞へ伝達し、免疫細胞の攻撃能力やターゲット発見能力を強化している司令塔のような細胞です。

瀬田クリニック東京では癌患者の体内の癌細胞と樹状細胞を組み合わせることで、癌への影響性を向上を図り治療効果を追求しています。

患者由来の免疫細胞による治療

瀬田クリニック東京で行われている免疫療法では、癌患者の血液や癌細胞を採取し、そこに含まれる免疫細胞を培養。患者の癌に特異的な治療効果を有する免疫治療システムを確立していることが重要です。

また、患者由来の細胞を培養して利用することにより、NKT細胞+樹状細胞ワクチンとして再投与した際の拒絶反応リスクを低減。目的とする癌細胞へのアプローチの安全性に配慮しています。

標準治療では根治困難と診断された癌患者や、再発癌・転移癌といったハイリスク癌の患者に対しても治療計画をプランニングできることは見逃せません。

患者さんの血液を採取して分離した免疫細胞を2~3週間培養し、がんを攻撃するために必要な機能を強化して投与する治療法です。がんの患者さんは免疫力が低下している方も少なくありません。細胞培養により免疫細胞の力を活性化させ、免疫反応を取り戻すことが期待できます。患者さんご自身の細胞を使用するため副作用の発生が少ないと考えられております。

引用元:瀬田クリニック東京公式HP
https://www.setaclinic-tokyo.com/#flow

個別化医療「ネオアンチゲン」

ネオアンチゲンとは、それぞれの癌において遺伝子変異を起こしている部分であり、癌患者や癌細胞へ特有の抗原として考えられているものです。

瀬田クリニック東京の個別化医療では、それぞれの患者の癌細胞からネオアンチゲンを特定して、それらを抗原として免疫細胞へ記憶。個々の癌患者に応じた免疫治療の効果を追求していることが特徴です。

ネオアンチゲンの作成には、癌患者から採取した癌組織を使ってゲノム解析を実施し、遺伝子検査を完了した上で変異部位を特定します。ターゲットになる特定遺伝子のみを検出する遺伝子パネル検査とは異なり、癌患者の遺伝子の全てを網羅した上で癌遺伝子の変異を調べて目印とします。

そのためネオアンチゲンは患者ごとに結果や変異部位、遺伝子の変異状況が異なります。

がん組織内で新たに発現するネオアンチゲンは、強力な免疫反応を引き起こすことが知られており、このネオアンチゲンを利用する樹状細胞ワクチンは高い効果が期待されます。また、遺伝子解析により患者さん一人ひとりに最適なネオアンチゲンを作製し使用するため、ネオアンチゲン樹状細胞ワクチンは遺伝子レベルで個別化された究極のオーダーメイドワクチン、『あなただけ』の治療法と言えます。

引用元:瀬田クリニック東京公式HP
https://www.j-immunother.com/individual

瀬田クリニック東京の施術について

瀬田クリニック東京で免疫治療や癌治療を受ける流れについてまとめました。

治療の流れ

診察

免疫治療への適用の有無を診断します。また、免疫療法や自由診療についての説明を行うため、瀬田クリニック東京では30分の個別相談つきオンラインセミナーも実施しており、参加無料で免疫治療や治療計画・治療期間などについて確認が可能です。

治療計画作成

免疫療法が適用だと診断されれば、患者の血液や癌組織を採取した上で細胞培養が行われます。また、免疫治療のスケジューリングや治療法などを具体的にプランニングされるため、医師と相談しながら方向をまとめます。

治療

癌治療のための免疫ワクチンは静脈投与で行われます。治療中の副作用としてアレルギー反応などが発症することも懸念されるため、医師の定期診断も併用しながらリスク対策や治療効果の検証が行われます。

予約方法

予約は電話(平日10時~17時)か、公式HPのメールフォームを利用して行います。なお、瀬田クリニック東京は完全予約制による診療となっており、診察にはあらかじめ予約が必要です。

治療費について

瀬田クリニック東京の診療は自由診療となっており、全額患者の自己負担となります。

治療費の目安としては公式HP上で以下のような金額が提示されているため参考にしてください。

引用元:瀬田クリニック東京公式HP
https://www.setaclinic-tokyo.com/#price

瀬田クリニック東京の基本情報

瀬田クリニック東京
診療科目 免疫療法
診療時間 10:00~13:00/14:00~17:00
休診日 土日祝休診・完全予約制
所在地 東京都千代田区神田駿河台2-1-45ニュー駿河台ビル 3F
電話番号 03-5280-0086
ベッド数 記載なし
年間治療患者数 1999年~2022年までの治療総計2.3万人超
対応可能な治療方法 免疫療法
設備 待合室、相談室、処置室など
URL https://www.j-immunother.com/