横浜労災病院

神奈川 放射線治療

治療方法が充実し、アクセスも抜群の横浜労災病院

全国32の労災病院を有する独立行政法人労働者健康安全機構を母体とし、平成3年に開発された横浜労災病院。地域がん診療連携拠点病院をはじめ、さまざまな認定・指定を受けており、地域医療の中核を担う存在として、24時間・365日体制で高水準な医療を提供しています。

基本理念は「みんなでやさしい明るい医療」です。新横浜駅からのアクセスが徒歩10分、病院への直通バスも有りと良好で、遠方からでも通院しやすい環境も「みんなでやさしい明るい医療」の理念に通じていると言えます。

横浜労災病院の医師

名医(イメージ)

舘野 円横浜労災病院 放射線診断科部長

横浜労災病院放射線診断科のトップとして、院内外の医師たちから絶大な信頼を寄せられているのが舘野円先生です。さまざまな診療科から診断の依頼を受けるため、放射線診断医は幅広い医学知識を必要とします。日進月歩の医療界において医師の要望を理解し、必要な情報を提供できるよう、舘野先生は現在も知識と技術の習得のための研鑽を欠かしません。

治療の前提となる「診断」を行なうという意味では、医師をリードする医師とも称される放射線診断医ですが、舘野先生自身は「直接患者さんの診療にあたる医師をサポートするのが主体」と自らの立場を位置づけます。その考えに基づき、主治医が求める情報を安全かつ効率的に提供するための努力を惜しまない、その姿勢こそが舘野先生への信頼の源だといえそうです。

  • 日本医学放射線学会 放射線診断専門医
  • 日本核医学会 専門医

横浜労災病院の特徴

最新の治療と、患者さんへの充実した支援体制

横浜労災病院では、さまざまな治療法を癌の状態に合わせて組み合わせる「集学的治療」を採用。現段階で最善とされる治療(標準治療)が受けられるのはもちろんのこと、自宅で安心して療養を続けるための支援や、闘病に伴う経済的・社会的問題に対する相談・援助の体制も整っています。癌と闘うための総合的なサポートを受けることが可能です。

また、同院では癌の診断を受けた全ての患者さんに対し、専門のチームによる緩和ケアを実施。痛みなどの体の症状と、不安や落ち込みといった心の症状の双方を和らげるとともに、その人本来の生きる力を引き出し、より充実した毎日を送るための支援を行っています。

横浜労災病院の治療方法

放射線治療(イメージ)放射線
治療

世界最高峰の放射線治療装置「ノバリスSTx」

横浜労災病院では、癌に対する集学的治療を行っています。この項目では、最新の放射線治療装置である「ノバリスSTx」を用いた放射線治療について解説します。

横浜労災病院では、2014年に定位放射線治療装置TrueBeam STx、通称「ノバリスSTX」を国内で初めて導入しました。ノバリスSTXは定位放射線治療装置の一機種であり、1台でSRT(定位放射線治療)やIMRT(強度変調放射線治療)といったさまざまな治療法に対応できる装置です。

ノバリスの導入前から同院で使用されてきた頭部専用放射線治療装置「ガンマナイフ」には「専用フレームを患者さんの頭骨に固定する必要がある」「大きな病巣には使用しにくい」といった難点がありました。一方、ノバリスの場合は頭部への照射でも頭蓋骨へのフレーム固定が不要なうえ、体積の大きな腫瘍や、重要な臓器・神経に隣接した病巣に対しても治療を行うことが可能です。

さらに、ノバリスは頭部の病変のみならず、肺や肝臓といった体幹部の癌に対しても安全性の高い照射を行うことができます。横浜労災病院では、この機器の導入により、より幅広い患者さんに対して手術と同等の効果が期待できる放射線治療を提供できるようになりました。

ノバリスSTxのはたらき

ノバリスには、ExacTracシステムという独自の位置補正システムが搭載されています。照射中は治療室内に配置されたレントゲンなどで患部の状態を観察し、治療計画時のCTと照合して位置のずれを自動的に補正。この高精度な位置補正システムにより、従来の機器では照射が難しいとされてきた肺などの腫瘍に対しても正確に放射線を届けることが可能となりました。

(イメージ)さらに、照射口には放射線を遮蔽する2.5mm幅の金属板(マルチリーフコリメータ)が備えられており、腫瘍の形に合わせて照射を調節。余分な位置への放射線をカットし、さまざまな大きさ・形の病巣に対して正確な照射を行います。

従来の装置と比較して高出力での照射が可能である点や連続的に回転しながらの照射ができる点も、ノバリスSTxの特徴のひとつです。これまでは1時間ほどかかっていた治療も、ノバリスSTxの導入により20分程度で行えるようになりました。このように、治療時間を大幅に短縮できる点も、ノバリスSTxならではのメリットのひとつであると言えます。

ノバリスによる放射線治療が有効とされる癌

ノバリスSTxはさまざまなタイプの放射線治療に使える医療機器ですが、どんな癌に対しても無条件に使用できるというわけではありません。実際にどの治療法が適用されるかは、患者さん一人ひとりの状態に基づいて判断されます。ノバリスSTxによる治療を試してみたいという方は担当医に相談してみましょう。

ここでは、ノバリスSTxによる放射線治療が選択されることがある癌の一例について解説します。

転移性脳腫瘍

体のある部分で発生した癌が血流に乗って脳に転移したものが「転移性脳腫瘍」です。あらゆる癌が原発巣となり得ますが、中でも肺癌や乳癌では特に発生の頻度が高いと言われています。

ノバリスSTxを用いた放射線治療では、腫瘍に対してピンポイントな照射を行うことが可能。分割照射(病巣に対してさまざまな方向から放射線を少しずつ分割して照射することで、正常な部分へのダメージを抑える方法)が可能なため、大きな腫瘍や放射線に弱い視神経などの近くにある腫瘍に対してもより安全な治療を行うことができるようになりました。

体積が10ccを超える病変に対する定位的10分割照射は安全であり,照射終了時すでに腫瘍体積の減少が得られ,脳浮腫の改善,神経症状の改善も十分に期待できるものと考えられました。ガンマナイフ等による一回照射や寡分割照射(3-5回程度)に比して,治療に要する時間が長いことは欠点ではありますが,その安全性や中長期的な合併症回避の観点からは十分に考慮して良い照射法であると考えています。

出典:「高精度放射線治療装置ノバリス」横浜労災病院
https://www.yokohamah.johas.go.jp/column/2018/10/post-46.html

化学療法(イメージ)化学
療法

がん薬物療法専門医による安全性の高い化学療法

近年は抗がん剤だけではなく、分子標的治療やがん免疫療法など新しい薬剤の開発スピードが目覚ましく、治療薬も年々増え続けています。その一方で化学療法、薬物治療が複雑化しており、がん薬物療法専門医が担うべき役割も重要になってきました。

横浜労災病院では腫瘍外来を開設しており、日本臨床腫瘍学会が認定するがん薬物療法専門医・指導医が診療にあたっています。

一人ひとりの患者さんの状態や希望に応じて最適な治療の提供に努めることはもちろん、他の診療科とも連携して組織横断的な診療体制の充実を図り、質の高いがん診療の確立を目指してきました。総合病院であることの強みも活かし、さまざまな合併症を抱える患者さんであっても安全性の高い治療を受けられるような体制づくりにも力を入れてます。痛みといった症状や治療の副作用を和らげる緩和治療にも着目しています。

腫瘍外来で主に担当しているのは消化器系のがんや乳がん、泌尿器がんが多くなっていますが、このほか原発性腹膜がん、軟部肉腫、神経内分泌腫瘍、原発不明がんといった難治性のがん、稀ながんにも対応してきました。これらに対して抗がん剤治療などの化学療法や放射線治療など、複数の選択肢の中から適切な治療を提案します。

また、新しい治療法を目指して実施されている全国規模の臨床試験にも積極的に参加し、国内のがん診療の進歩に貢献できるよう努めているほか、他院で治療を受けている患者さんのセカンドオピニオンにも対応しています。

手術(イメージ)ロボット手術

ロボット支援手術推進のためセンター化

安全性や精度を高めるロボット支援手術

横浜労災病院では、2013年より手術支援ロボット「ダヴィンチSi」による前立腺がん手術を開始しています。

従来の開腹による前立腺がん手術は、血流の豊富な骨盤内で手術操作を行なうため、比較的出血が多くなってしまう傾向にありました。しかし、ダヴィンチによる精細な手術操作であれば出血量を抑え、小さい傷口で痛みが軽減された手術の実施が可能です。

同院のロボット支援手術の領域は拡大しており、2017年からは腎部分切除術、2018年からは膀胱全摘術においてもダヴィンチが活躍。多くのがん患者さんに身体的な負担の少ない手術を提供しています。

ひと口に「負担が少ない」といいますが、具体的にどんなメリットがあるのかを説明しましょう。まず、開腹手術と大きく異なるのが傷口の大きさです。メスで大きく切開するのではなく、内視鏡下手術と同じく患者さんの身体に鉗子を入れる小さな穴を数カ所開けるだけで済みます。そのため、手術中の出血量が少なく、手術後の痛みが軽減されるのです。これによって早期の回復が可能になり、合併症のリスクも大幅に回避できる仕組みになっています。

また、臓器の機能温存性が向上していることも注目すべきポイント。前立腺がんの手術でいえば、手術後に尿失禁や性機能障害などを起こすことが知られていますが、ロボット支援手術であれば微細な血管や神経を傷つけずに手術できるため、そうした面でも優れた手術方法だといえるでしょう。精度が高まり、患者さんにとってもよりよい結果を得られる治療方法と考えられています。

横浜労災病院の施術について

ここでは横浜労災病院の予約の取り方や、一般的な放射線治療の流れについてご紹介します。

一般的な放射線治療の流れ

1.診察

はじめに放射線治療専門医の診察を受け、放射線治療が適切かどうかを医師が判断。診察の結果、治療を受けることが決定したら治療計画の作成に移ります。

2.治療計画作成

CTやMRIの撮影を行い、病巣部の状態を詳しく確認します。また、頭部の疾患の場合は、専用の固定具(マスク)の作成を行うことも。その後は、正確な治療のために治療計画の検証が行われます。

3.治療

治療計画に従って横になり、身体の位置を正確に合わせてから照射を開始します。治療中は、痛みや熱感などの苦痛を生じることはありません。

予約方法

横浜労災病院では、初診時に予約かかかりつけ医からの紹介状、またはその両方が必要です。詳細なルールは診療科によって異なりますが、基本的には予約と紹介状の両方が必要だと考えてよいでしょう。
予約手続きは電話で行うことができます。受診希望日の2診療日前から予約が可能ですが、枠がいっぱいの場合は希望通りの日時に予約できないこともあるため注意してください。

《予約方法》
電話:045-474-8882(予約センター)
予約受付:平日8:15~17:00

予約と紹介状が必要な診療科

腫瘍内科、血液内科、心療内科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、乳腺外科、整形外科、泌尿器科、眼科、放射線科、歯科口腔外科、リウマチ科・膠原病内科、耳鼻咽喉科、内分泌糖尿病センター、緩和支持治療科、皮膚科

予約が必要な科

呼吸器外科

紹介状が必要な科

腎臓内科、循環器内科、脳神経外科、産婦人科(妊娠中であり、横浜労災病院で分娩を希望する方を除く)

治療費について

記載なし

横浜労災病院の基本情報

独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院
診療科目 血液内科、腫瘍内科、放射線治療科など38科
診療時間 記載なし(24時間)
休診日 土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日〜1月3日)
所在地 神奈川県横浜市港北区小机町3211
電話番号 045-474-8111(代表)
ベッド数 650床
年間治療患者数 350人(放射線治療科・平成30年度実績)
対応可能な治療方法 手術治療、放射線治療、化学療法
設備 CT、MRI、核医学SPECT、ガンマナイフ、ノバリスなど
URL https://www.yokohamah.johas.go.jp/
   
免責事項
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あくまでもサイト上の呼称であり、医師の実力を定義づけるものではありません。

「いちから分かる癌転移の治療方法ガイド」は、独自に調べた内容をまとめたサイトです。
治療法など詳しく知りたい場合は直接に各医療機関へお問い合わせ下さい。(2015年11月時点)

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