
末期がんにも対応している免疫療法
樹状細胞療法などのがん免疫細胞療法を行っているGinza Phoenix Clinic(ギンザフェニックスクリニック)。
樹状細胞によりキラーT細胞を活性化させることで、免疫細胞ががん細胞に働きかけやすい状態へ導く治療法です。末期がんで他に治療法がないというケースや、複数の内臓に転移しているというケースにも対応しています。
患者様一人ひとりのがんの状態やこれまでの治療経過を丁寧に確認しながら、標準治療との併用も含めて治療方針を検討します。患者様やご家族のお考えにも寄り添い、今後取り得る選択肢について医師がわかりやすく説明します。
金沢医科大学医学部を卒業後、東京大学医学部付属病院内科研修医を経て、東京大学大学院医学系研究科教官時代には、大型放射光施設「SPring8」を利用した多施設共同研究(国立循環器病研究センターや東海大学など8研究機関による)をリード。多くの国際医学雑誌に論文を発表しました。
とくに、免疫細胞のM1マクロファージの画期的な機能の一端を解明。現在は、腫瘍免疫学の知見をもとに、がんの根絶を目指した新たながん免疫細胞療法の開発と臨床応用に取り組んでいます。また、幹細胞が持つ組織修復力に着目し、難治性疾患に対する幹細胞医学の研究も推進しています。
座右の銘は「常在戦場」。あらゆる難病に真摯に向き合い、患者さんの未来に少しでも多くの希望を届けることを使命としています。
Ginza Phoenix Clinicでは、院内に細胞培養加工施設(CPC)を備え、専任の細胞培養士が常駐しています。
医師・看護師・細胞培養士が連携し、患者様の治療経過や細胞の状態について、チーム内で情報を共有しながら診療にあたっています。
各専門職が一体となって治療に向き合うことで、一人ひとりの患者様により適した治療を検討し、治療の質の向上に努めています。
がん細胞は、同じがんの中でもさまざまな特徴を持っています。また、免疫細胞にもそれぞれ異なる役割があり、がん細胞への関わり方は一種類ではありません。
そのため、がん免疫細胞療法を考えるうえでは、ひとつの免疫細胞だけに着目するのではなく、複数の免疫細胞の働きを踏まえて治療方針を検討することが重要です。
Ginza Phoenix Clinicでは、細胞培養に関する研究と技術の向上に取り組んできました。NKT細胞、NK細胞、キラーT細胞、樹状細胞など、複数の免疫細胞に働きかける治療を検討できる体制を整え、患者様の状況ごとに治療の組み合わせをご提案しています。Ginza Phoenix Clinicでは、1つの治療法や1種類の免疫細胞だけに頼るのではなく、複数の治療を組み合わせる方針をとっています。
特に進行がんにおいては、樹状細胞療法とNKT三種免疫細胞療法の組み合わせを基盤とし、患者様の状態に応じて他の免疫細胞療法や補助的な治療も検討しながら、より適した治療をご提案しています。
患者の血液から、樹状細胞の元となる単球を取り出し、細胞培養室で樹状細胞へと成熟させて機能を活性化させます。そこに人工的に製造したがん抗原「WT1」を与えたものをワクチンとして皮内接種することで、活性化した樹状細胞がキラーT細胞などに働きかける治療方法です。
また、Ginza Phoenix Clinicでは、目的に応じて2種類の樹状細胞療法を提案しています。
NKT三種免疫細胞療法は、NKT細胞・NK細胞・キラーT細胞の3種類の免疫細胞を同時に培養します。NKT細胞を起点に、がんを攻撃するNK細胞やキラーT細胞が連動して働き、強力な免疫反応を引き出します。
NKT細胞は血液中に約0.01%しか存在しない希少な免疫細胞です。培養は困難とされてきましたが、Ginza Phoenix Clinicでは、がん治療への応用を目的に独自の研究を重ね、NKT細胞を効率的に増殖・活性化できる培養技術を開発しました。
これにより、1回の採血からNKT細胞・NK細胞・キラーT細胞の3種類を同時に、安定した品質で培養することが可能です。
NKT細胞の主な働き
NKT細胞が免疫の起動スイッチとなり、他のがんを攻撃する免疫細胞を活性化 します。
樹状細胞の働きを高め、がん細胞を見つけ出す能力を向上させます。
一度活性化された免疫反応を長期的に記憶し、再発時にも素早く免疫反応を起 こす状態を保ちます。
免疫細胞は、外から体内に侵入してきた異物や死んでしまった細胞、がん細胞などを排除する働きを持ちます。しかし、識別を誤って健常な細胞にまで働きかけてしまうと病気などになるリスクがあるため、免疫細胞が健常細胞の働きを阻害しないよう、細胞の表面には免疫チェックポイントと呼ばれるブレーキが備わっています。
しかし、がん細胞の中には、この免疫チェックポイントの仕組みを逆手に取り、免疫細胞から逃れているものもいます。チェックポイント阻害剤は、がん細胞に対してブレーキがかからないようにすることで、がん細胞に働きかけることができます。
免疫チェックポイント分子には、PD-1やCTLA-4などがあり、それぞれに対する阻害薬として、オプジーボ※1やヤーボイ※2などが開発されています。
当院では、免疫チェックポイント阻害薬を標準治療の約1/10程度の低用量で使用しています。免疫細胞療法との併用を前提に、副作用や治療継続のしやすさにも配慮しながら、免疫応答を調整する治療設計を行っています。
生活の質(QOL)やお身体への負担にも配慮し、患者様の状態に合わせた継続しやすい治療を目指します。
Ginza Phoenix Clinicでは、樹状細胞ワクチン療法や免疫チェックポイント阻害薬、高活性化NK細胞療法など、免疫に着目したがん治療が提供されています。一方で、転移がんでは病状や転移部位、進行度、これまでの治療歴などによって、免疫療法だけでなく放射線治療や抗がん剤治療なども含めて幅広く選択肢を比較したいと考える方もいるでしょう。
当サイトでは、転移癌の治療を諦めない医師がいるおすすめ病院を紹介しています。免疫療法に加えて、放射線治療や抗がん剤治療などについても相談できる医療機関をまとめているので、治療の選択肢を広く知っておきたい方はあわせてご覧ください。
※医療機関ごとに対応する治療法、適応、受診条件は異なります。詳細は各医療機関へご確認ください。
Ginza Phoenix Clinicで免疫細胞療法を受ける流れについてまとめました。
患者の血液から、免疫細胞のもととなる細胞を採取します。※採取の方法は各療法で異なる
| 樹状細胞療法の場合 | 成分採血(アフェレーシス) ※所要時間:2~3h |
|---|---|
| その他 | 通常採血 ※所要時間:5分程度 |
院内の細胞培養加工施設(CPC)において、採取した免疫細胞を培養し、がん細胞に対する働きを高めながら数を増やしていきます。
所要時間
約3~4週間
培養した免疫細胞を点滴などにより体内へ投与します。治療回数や投与間隔は患者の状態に応じて調整されます。
治療後は定期的に診察を行い、体調や治療の経過を確認します。
必要に応じて血液検査や画像検査などを行い、治療の効果や体の状態を評価します。
完全予約制で、電話またはメールにて問い合わせが可能です。メールでの問い合わせは公式サイトのWEBフォームから、電話による問い合わせは以下の電話番号で受け付けています。
電話:03-6263-8163
公式サイト:https://gpc.clinic/
自由診療のため、全額自己負担となります。価格はすべて税込。外国籍の方は別料金になります。
| Ginza Phoenix Clinic | |
|---|---|
| 診療科目 |
がん免疫療法 |
| 診療時間 |
10:00~17:00 |
| 休診日 | 祝日 |
| 所在地 | 東京都中央区京橋2-4-12 第一生命京橋キノテラス3F |
| 電話番号 | 03-6263-8163 |
| ベッド数 | ‐ |
| 年間治療患者数 | ‐ |
| 対応可能な治療方法 | がん免疫療法 |
| 設備 | 相談室、治療室、細胞培養加工施設など |
| URL | https://gpc.clinic/ |