いちから分かる癌転移の治療方法ガイド

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ICVS東京クリニック

東京 免疫療法
(サイトイメージ)
引用元:ICVS東京クリニック公式HP
https://www.icv-s.org/

進行癌や再発癌に特化した免疫療法を行うICVS東京クリニック

ICVS東京クリニックは東京都千代田区に開設されているクリニックであり、転移癌・進行癌・再発癌といった癌患者の治療に特化した免疫療法を実践している点が特徴となっています。また、ICVS東京クリニックが実践している免疫療法は「HITV療法」と呼ばれ、免疫細胞の中でも樹状細胞を活性化させて癌細胞をターゲティングし、キラーT細胞などの免疫活性を強化していることもポイントです。

ICVS東京クリニックの癌治療体制や免疫療法「HITV療法」についてまとめました。

ICVS東京クリニックの医師

蓮見 賢一郎 理事長

ICVS東京クリニックの理事長を務める蓮見賢一郎医師は、外科と腫瘍免疫を専門領域とするドクターであり、東京大学医科学研究所やアメリカのトーマス・ジェファーソン大学、キンメル癌センターなど国内外の医療機関や研究期間で活躍してきた医師です。また、ブルガリアのPleven医科大学からは癌免疫療法の研究活動に対して名誉博士号を授与されており、アジアやヨーロッパの国々でも後進の育成及び免疫療法の普及に尽力しています。

なお、ICVS東京クリニックが実践している「HITV療法」は蓮見理事長が開発した免疫療法として、アメリカなど海外でも活用されています。

目次

ICVS東京クリニックの特徴

米国で特許を取得したオリジナルの免疫療法「HITV療法」

ICVS東京クリニックの特徴として、蓮見理事長が開発して2011年12月13日に米国における特許が許可(特許申請日:2008年4月10日)された免疫療法である「HITV療法」に特化したクリニックであるという点は見逃せません。

加えて、HITV療法は標準治療による治癒が十分に期待される早期発見の癌患者などでなく、進行癌や再発癌、転移癌といった高リスクの癌患者を対象としてコンセプトが設定されていることも重要です。

なお、治療評価についても複数の検査を活用した総合判定を行っており、患者に応じて治療期間が再検討されます。

参照元:ICVS東京クリニック公式サイトhttps://www.icv-s.org/hitv.html

ICVS東京クリニックの治療方法

免疫療法

癌患者自身の免疫細胞を活用した免疫療法

ICVS東京クリニックの免疫療法である「HITV療法」は、免疫細胞の中でも特に「樹状細胞」を中心として展開される治療法です。

樹状細胞は免疫システムの中で管制塔のような働きを司っている細胞であり、癌細胞などの異物を検知して、他の免疫細胞にターゲットとして通達し、攻撃指令を出すといった働きを行っています。

HITV療法では、この樹状細胞を最初に患者の血液から取得し、対外で培養して活性化した上で患者の体内にある腫瘍へ注入して、癌細胞への誘導効果を強化することがポイントです。

HITV療法で使用される樹状細胞は癌患者本人のものとなっており、それぞれの患者のためにオーダーメイドされる免疫療法と考えることもできるでしょう。また、患者由来の細胞を使用するため第三者の細胞を使う場合よりも拒絶反応やアレルギーのリスクを抑えやすいとされており、副作用のコントロールについてもメリットを期待できるとされています。

腫瘍への攻撃と同時に自家ワクチンを生産

樹状細胞を注入された癌細胞は、免疫システムの攻撃対象としてマークされた状態にあり、体内にあるキラーT細胞(CTL)が改めて攻撃を行って癌細胞を減少させます。加えて、攻撃する際にキラーT細胞は癌細胞の情報を取得し、さらに免疫系へ情報を共有して癌細胞に特化した攻撃性能を獲得していくことも重要です。

この攻撃性能が癌患者の体内で自家製造されたワクチンのような働きを見せ、樹状細胞を注入された腫瘍だけでなく、患者の全身にある腫瘍細胞に対しても攻撃性を獲得するというシステムです。

結果的に、活性樹状細胞とキラーT細胞の連携によって製造された腫瘍ワクチンが患者の全身で癌細胞を攻撃し、人間の目はもちろん画像診断などでも認識することが困難な微少癌細胞にもアプローチするという流れです。

精緻ながん情報を与えられたこのCTLは24時間休むことなく、がん細胞に対して攻撃を仕掛け続けます。つまり樹状細胞を直接投与した腫瘍そのものが、がんを攻撃するCTLを生産する工場と化する「腫瘍のワクチン化」が起こることになるのです。

引用元:ICVS東京クリニック公式サイト
https://www.icv-s.org/hitv.html

再発予防・転移リスク減少も合わせて目標とする

HITV療法では現在の癌細胞に対して攻撃するだけでなく、免疫機能そのものに癌の情報を記憶させて血中に残存させることもポイントです。

これにより、樹状細胞の注入後も癌細胞に対する免疫能を維持し、手術や放射線照射だけでカバーしきれない範囲まで癌細胞への攻撃を期待します。また、その作用として癌の転移を抑制し、再発癌や転移癌といったリスクを制限する予防医療の価値まで目標に設定することが強みです。

標準治療でなく自由診療による治療

HITV療法は厚生労働省に認可されていない治療であり、癌の標準治療として保険適用を受けることができません。そのため、全額自己負担の自由診療が適用されます。

HITV療法の詳細や治療の流れ、費用形態などについては事前相談(予約不要)や医療相談(要予約)が実施されており、担当医や専門家から詳細を聞いた上で受診するか検討することが可能です。

なお、患者が受診や治療を希望しても、医師の判断で治療適応にならない可能性もある点に気をつけてください。

HITV療法は再発がん、もしくはステージⅣなどの進行がん患者さまが適応となります。
患者さま個別の適応可否の詳細は、事前診断にて診断・ご説明させていただきます。

引用元:ICVS東京クリニック公式サイト
https://www.icv-s.org/pt.html#sec_02_1

ICVS東京クリニックの施術について

治療の流れ

診察

予約が不要の事前相談か、予約が必要な医療相談によって、治療内容や流れについて説明を受けます。また治療の実施前に適応性があるか否かを判断するための検査が必要であり、白血病など血液系の癌や体力的に適性のない人は治療をスタートできません。

診察は全て日帰りの外来通院で行われ、患者の状態などを検証した上で治療計画が作成されます。

治療計画作成

医師による診察と各種検査の結果にもとづいて治療計画が作成されます。また、活性化させるための樹状細胞を採取する上で、患者からの血液採取が必要です。

治療

治療はおよそ2~3ヶ月がワンクールとされており、治療期間全体で約1年が目安となっています。治療期間中には原則として血液採取、腫瘍内細胞投与、点滴投与がそれぞれ1回ずつ(合計3回)の処置が行われることもポイントです。

予約方法

相談の予約方法は公式サイトの問合せフォームから行います。なお、相談は電話やオンライン、対面といった形式から選択できます。

治療費について

全額自己負担の自由診療です。医療相談や事前相談はそれぞれ税込11,000円、初診料が税込33,000円で設定されており、その他の総額については治療計画や治療の効果によって変動するため、改めて医師へ確認してください。

ICVS東京クリニックの基本情報

ICVS東京クリニック
診療科目 免疫療法
診療時間 9:00~12:00
13:00~17:00
休診日 土曜日・日曜日・祝日
所在地 東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ 新紀尾井町ビル4F
電話番号 03-3222-0551
ベッド数 記載なし
年間治療患者数 記載なし
対応可能な治療方法 免疫療法(HITV療法)
設備 64列マルチスライスCT(2台)、アフェレーシス装置、細胞培養施設など
URL https://www.icv-s.org/