いちから分かる癌転移の治療方法ガイド

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これ以上転移させないためには

癌を治療した後、あるいは転移が発見された後に、転移を予防し予後を改善するためには、どんなことが必要なのでしょうか。がん転移のリスクと向き合うために知っておきたいことを解説しています。

癌の転移を予防するために必要なこととは?

癌の治療を考える上で重要なポイントのひとつが、転移のリスクコントロールです。部位ごとに可能性の大小はありますが、癌が全身に転移するリスクは必ず存在します。

癌の切除手術をしても、原発巣が取り切れていなければ転移の可能性があります。また、転移が起きてしまった場合には、それ以上転移が広がらないようにする必要があります。これらの転移のリスクを防ぐことで、癌の予後を良くできる可能性を増大させることができます。

5大癌の転移先

癌が転移する先というのは、発生した部位によって決まっています。たとえば、肺がんは肺内、肝臓、脳、骨、副腎。乳癌なら肺、肝臓、脳、骨など。

まず知っておきたいのは、転移する可能性のある部位に関しては、癌治療後5年間に渡って保険治療で検査をすることが可能です。癌を切除したり、原発巣が消失したからといって治療をやめるのではなく、継続して検査を続けていくことで転移・再発を予防することができます。

ただし、転移先とされていない部位については保険診療での検査ができないので、人間ドックなどで同じように検診を受ける必要があります。

切除だけでは不十分である可能性も!

癌の治療は、原発巣を手術によって切除してしまうのがいちばん効果的とされています。原始的ではありますが、からだから腫瘍を取り除くことができれば、それがベストです。

癌治療は切除手術が適切でないことが多いのですが、それ以前に切除だけでは取りきれない、小さな癌細胞が残ってしまう可能性があります。そこで利用されるのが、抗がん剤治療や放射線治療、そして免疫療法です。

それぞれの具体的な内容は別ページで詳しく取り上げていきますが、これらの治療法は手術では取りきれない腫瘍を叩き、転移・再発のリスクをより小さくする効果が期待できます。転移を防ぐ、あるいは転移の広がりを防ぐためには、これらの治療法を上手に併用することが大切です。

転移したがんの予後を詳しく知れる病院

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