
大学付属の東京都がん診療連携協力病院、東邦大学医療センター大橋病院
東邦大学医療センター大橋病院は東邦大学に属する医療機関の1つであり、東京都目黒区において地域の人々の健康を守りながら、学術機関として様々な治療や医療技術の研究を行っています。また東邦大学医療センター大橋病院は東京都がん診療連携協力病院としても認定されており、「肺・胃・大腸・肝・乳・前立腺」の癌に関して専門性や安全性を高めた高品質な癌治療体制を構築していることも特徴です。
医療機器の導入や拡充も積極的に行い、高精度放射線治療やロボット支援下手術など新しい治療の実践にも取り組んでいます。
東邦大学医療センター大橋病院の放射線部において診療部長を務める五味達哉教授は、日本専門医機構認定放射線科専門医や日本医学放射線学会放射線診断専門医といった放射線診断に関連する専門医資格を複数有している、放射線診断のプロフェッショナルです。また2001年(当時講師)の時代から東邦大学医療センター大橋病院に所属し、放射線治療の設備拡充や部門立ち上げについても積極的に携わってきました。
診療科を受診した患者が速やかに適切な治療を受けられるよう、スピード感のある画像検査や治療を重視しており、患者が即日に診断画像やレポートを持って帰られるよう診療体制を構築していることもポイントです。
東邦大学医療センター大橋病院は東京都がん診療連携協力病院として、それぞれの癌患者に対して高品質かつ安心安全な治療を提供できるよう、様々な観点から院内環境や治療体制の発展を目指して取り組んでいます。
それぞれの診療科や診療部には専門性を活かせる部署を開設し、各領域の専門医や認定医を配置することでスキルを適切に発揮できる環境を整えながら、医療用ロボット「ダビンチ」や高精度放射線照射装置「リニアック」といった設備を導入すると共に、平日だけでなく土曜日も診療を行うなど社会の多様化に対応している点も重要です。
東邦大学医療センター大橋病院では従来の放射線照射よりも、患者の被曝リスクや副作用を低減しつつ、腫瘍組織への攻撃を強化できるよう高精度放射線照射装置「リニアック」を導入しており、SRT(定位放射線治療)やIMRT(強度変調放射線治療)といった高精度放射線治療を実施しています。
SRTは脳腫瘍や転移性脳腫瘍などをターゲットにして、ピンポイントで強力な放射線を照射することで外科治療(手術)と同程度の治療成績を目指せることが強みです。一方、IMRTは低レベルの放射線を多方向から照射し、目的の腫瘍組織の部位で収束させることで、病巣部だけを狙って高レベルの放射線照射を叶えられる治療です。
またそれぞれの腫瘍組織の位置を特定する上でIGRT(画像誘導放射線治療)の技術を採用しています。
東邦大学医療センター大橋病院の放射線部は女性の癌についても積極的な研究や治療に取り組んでおり、特に乳癌の検査に用いるマンモグラフィ検診について、画像診断技術の向上を追求する中で日本乳がん検診精度管理中央機構から「マンモグラフィ検診施設認定」を取得しました。
またそれに関連して、放射線部ではマンモグラフィ検診の精度向上を目指す上で、独自研究の結果として「2D マンモグラフィ コンピューター検出支援システムの有用性の検討」と題したレポートを報告しており、東邦大学医療センター大橋病院でマンモグラフィ検診を受けた人330名を対象としたデータ分析により、コンピューター検出支援システム「マンモグラフィ Computer-Aided Detection(CAD)」の性能評価や検出精度向上にも貢献しています。
東邦大学医療センター大橋病院では手術支援ロボットとして医療用ロボット「ダビンチ」を導入しており、呼吸器外科などにおいて癌の低侵襲治療に活用していることも重要です。
ダビンチは複数のロボットアームと高精度3Dデジタルカメラなどを搭載した医療用ロボットであり、執刀医は患者へ直接に触れることなく、高精細モニターで手術部位を確認しながら、リモート装置を使ってそれぞれのロボットアームを操作します。ロボット支援下手術は腹腔鏡手術のような低侵襲性と、開腹手術のような治療効果を兼ね備えた外科治療として世界的に発展しており、例えば東邦大学医療センター大橋病院の呼吸器外科ではロボット支援下手術を含めて年間108例(2025年)の手術を実施しました。
呼吸器班スタッフは、国立がん研究センター中央病院、虎の門病院呼吸器センター外科等で研修を受けており、原発性肺癌・転移性肺癌・自然気胸・縦隔腫瘍などの胸部疾患に対して、完全鏡視下肺葉/区域切除やロボット支援胸腔鏡下手術(ダビンチ手術)をはじめとした低侵襲手術を施行しております。当科呼吸器外科手術は、2025年に年間108例の手術を行っています。
引用元:東邦大学医療センター大橋病院
https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/resp_surgery/
東邦大学医療センター大橋病院の外科領域ではロボット支援下手術の他にも、様々なアプローチで患者の負担を軽減しつつ、治療効果を追求できるよう低侵襲治療の方法を検討・導入していることが特徴です。
呼吸器外科において原発性肺癌だけでなく転移性肺癌に対しても開腹手術でなく完全鏡視下肺葉/区域切除を実施したり、消化器外科では内視鏡外科技術認定医が複数名でチームを組んで内視鏡治療や腹腔鏡下手術を実施したりしています。
また、術前術後の周術期において放射線治療や薬物療法を併用する集学的治療にも取り組んでおり、複数の診療科の専門医や認定薬剤師などが合同でカンファレンスを実施し、患者の状態に合わせた個別化医療プランを検討していることもポイントです。
一方、多くのリンパ節転移をきたしたり、他臓器へ浸潤・転移している進行癌の患者さまには、手術の前や後に、抗がん剤による化学療法や放射線照射を併用するなど集学的治療を行い治療成績の向上に努めています。治療前には、個々の患者さまにとって最も適切な治療法を決めるために、外科・消化器内科・放射線科・薬剤師などのスタッフからなるキャンサーボードで協議し、そのうえで患者さまに治療の選択肢を詳細に説明しています。
引用元:東邦大学医療センター大橋病院
https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/esc_surgery/
東邦大学医療センター大橋病院は東京都がん診療連携協力病院として、原発癌や転移癌、再発癌など様々な癌の治療やケアに取り組んでいます。さらに、学術機関として積極的な研究や分析なども行っており、各学会とも連携しながら従来よりも高品質で信頼できる治療法や検査法の確立に貢献している点も見逃せません。複数の医師がチームを組んで患者の治療に当たる集学的治療ならではの強みを活かし、転移癌に対して適切な治療プランを検討してもらえる環境は重要です。
当サイトでは、転移癌の治療を諦めない医師がいるおすすめ病院を紹介しています。放射線治療や化学療法、手術などについて相談できる医療機関をまとめているため、治療の選択肢を広く知っておきたい方はあわせてご覧ください。
※医療機関ごとに対応する治療法、適応、受診条件は異なります。詳細は各医療機関へご確認ください。
東邦大学医療センター大橋病院で放射線治療を受ける場合、まずは初診の申込みをする必要があります。なお、どの診療科を受診すれば良いか不明な場合は受付の「9番患者相談窓口」で尋ねることが可能です。
診察では放射線治療医が患者の診察を行い、診断結果や画像検査の結果にもとづいて放射線治療の適応性を判断した上で、適切な治療法や治療回数などを提案します。またその後、治療計画用CTとコンピューターを使ってシミュレーションを実施し、治療計画を作成・治療を開始するという流れです。
予約には原則として地域のかかりつけ医からの紹介状が必要です。なお、紹介状を持っている場合、予約の受付窓口は2階の総合受付2番「紹介受付」となります。また紹介状を持っていない場合、受付窓口は同じく2階の総合受付3番「初診・再診受付」となります。
癌治療に関するガイドラインにもとづいて標準治療が実施されており、基本的には保険診療による治療費が発生するため、具体的な金額は主治医や担当医にご相談ください。なお、紹介状を持参していない場合、初診時選定療養費7,700円(税込)もしくは再診時選定療養費3,300円(税込)が別途必要になります。
その他、先端医療などで自由診療となる場合も、改めて主治医へ相談してください。
| 東邦大学医療センター大橋病院 | |
|---|---|
| 診療科目 | 消化器内科、循環器内科、腎臓内科、脳神経内科、呼吸器内科、膠原病リウマチ科、糖尿病・代謝・内分泌内科、小児科、外科、脳神経外科、整形外科、心臓血管外科、産婦人科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、形成外科、救急治療科、リハビリテーション科、病理診断科、脳卒中センター、乳がんセンター、脊椎脊髄センター |
| 診療時間 | 月~金 9:00~17:00 土 9:00~14:00 |
| 休診日 | 日曜日、祝日、第5土曜日、年末年始(12月29日から1月3日) |
| 所在地 | 東京都目黒区大橋二丁目22番36号 |
| 電話番号 | 03-3468-1251 |
| ベッド数 | 一般320床 |
| 年間治療患者数 | 月平均患者数(2024年度):811.1人 参考元:病院情報局 (https://hospia.jp/hosdetail/1131070713) |
| 対応可能な治療方法 | 手術治療、放射線治療、化学療法 |
| 設備 | 手術支援ロボット「ダビンチ」、リニアック、CT、MRIなど |
| URL | https://www.ohashi.med.toho-u.ac.jp/ |