いちから分かる癌転移の治療方法ガイド

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東京がんクリニック

東京 免疫治療
(サイトイメージ)
引用元:東京がんクリニック公式HP
https://gan-chiryou-clinic.com/

標準治療と免疫治療を融合させる東京がんクリニック

東京がんクリニックは光免疫療法など癌の免疫治療を中心に取り扱っているクリニックであり、転移癌や末期癌、原発巣が不明の癌や希少癌などについても治療プランの検討を行っています。また、光免疫療法だけでなく遺伝子治療や、光免疫療法と標準治療の組み合わせ治療なども検討されており、現在の癌治療を実施している医療機関や主治医と連携しながら癌患者のためのプランを考えてもらえる点も重要です。

その他、緩和ケアについても対応しており、QOLを高められるプランニングをサポートしています。

東京がんクリニックの医師

小林 賢次 癌統括医師

東京がんクリニックにおいて院長を務める小林賢次医師は、同院の癌統括医師として様々な癌患者の悩みや不安に対応しています。小林医師は1991年に京都大学法学部を卒業と、改めて2000年に富山医科薬科大学医学部を卒業して医師の資格を取得したドクターであり、幅広い分野の知識や経験を土台として「標準治療・自由診療・統合医療」の3本柱による癌治療を掲げているドクターです。

複数の学会から認定医や専門医の資格も取得しており、プライマリケア認定医として地域のかかりつけ医として患者に寄り添っていることが特徴です。

目次

東京がんクリニックの特徴

免疫療法や遺伝子治療などの自由診療と標準治療を融合

東京がんクリニックでは、標準治療だけで対応することが困難と思われる転移癌や末期癌、再発癌の患者に対しても、自由診療も含めた幅広い治療プランを検討して、癌患者や家族の要望へ寄り知っていることが強みです。

自由診療としては光免疫療法のような免疫治療から、遺伝子治療やアンチセンス治療など様々な治療プランがメニューに取り入れられており、事前の検査や患者のこれまでの癌治療の履歴、そして現在の癌の状態なども考慮しながら適性と思われる治療プランを提案しています。

東京がんクリニックの治療方法

免疫治療

光免疫療法(Photoimmunotherapy)

光免疫療法とはアメリカの国立がん研究所などで研究されてきた免疫治療の1種であり、特定の癌細胞に反応する免疫抗体に対して近赤外線を照射することで、抗体を活性化させて癌細胞に対する免疫効果を強めようとする治療法です。

光免疫療法は2023年9月時点で自由診療であり、日本国内で標準治療として認可されていないものの、東京がんクリニックでは従来の標準治療と併用することで複合的な癌治療をプランニングしていることも見逃せません。

再発癌や転移癌、ステージ4の末期癌といった患者についても治療適用と考えられており、緩和ケアとしてのプランも含めて相談することが可能です。

光免疫療法(Photoimmunotherapy)は、特定のがん細胞にのみ結合する抗体を使用して、この抗体に近赤外線を当てることで化学反応を生じる物質(IR700)を活性化し、体内に注入する方法です。
この特定の抗体は、がん細胞の表面に存在する特定のタンパク質に強く結合します。
この結合部位をターゲットとして近赤外線を当てると、IR700が化学反応を起こし、その結果としてがん細胞にダメージを与えます。
このダメージの結果、外部からの水分が細胞内に流れ込み、がん細胞は膨らみ、最終的には破裂するようなメカニズムが働きます。

引用元:東京がんクリニック公式サイト
https://gan-chiryou-clinic.com/hikarimeneki/

自家がんワクチン療法

自家がんワクチン療法は人体の免疫機能を活用した癌の免疫治療の1種であり、患者由来の癌細胞を材料としてワクチンを作成し、それを患者へ投与して癌細胞にアプローチすることを目指す治療法です。

それぞれの癌患者の細胞を採取してワクチンを作成するため、個々の患者に対応するオーダーメイド型ワクチン療法であり、ワクチンによるアレルギーや拒絶反応といった副作用のリスクを抑えやすくなると考えられています。

自家がんワクチン療法は自由診療であり、標準治療として認可されているものではありません。ただし、東京がんクリニックでは標準治療と組み合わせた自家がんワクチン療法も可能となっており、リスクやデメリットについても事前の説明が行われています。

遺伝子治療

放射線治療の機能をサポートする遺伝子治療

東京がんクリニックでは、癌患者の体内にある癌細胞に応じて、癌の機能を抑制すると考えられる遺伝子を投与し、癌細胞のアポトーシス(自然死)へ導こうとする遺伝子治療が実施されています。

癌は通常細胞の分裂・増殖過程において何らかの異常が発生し、過剰な増殖や成長が行われている病気です。遺伝子治療ではそのような細胞増殖の機構に関与する癌遺伝子を利用して、逆に癌の成長や増殖を抑えようと試みます。

また、東京がんクリニックが提供している遺伝子治療は標準治療として認可されているものでないものの、標準治療の放射線治療と組み合わせることで、放射線によって処理しきれなかった残存癌細胞に対する効果を期待できると考えています。

全身性の癌に対する複合治療

癌の遺伝子的アプローチは局所性の癌にのみ作用するのでなく、全身の血管を通して体内のあらゆる癌細胞に影響する可能性が考えられていることもポイントです。そのため、東京がんクリニックでは転移癌や再発癌など手術困難な癌患者に対して、抗がん剤治療など化学療法と遺伝子治療を組み合わせた複合治療も提案しています。

なお、実際に遺伝子治療や複合治療が適応となるかは患者の状態や癌の性質によっても異なるため、まずは専門医へ相談してください。

更にがん細胞が使用している抗がん剤に対して耐性ができると治療効果の低下や治療困難に繋がります。
一方、がん遺伝子医療は全身に作用するため、術後の再発防止としても有効な治療であることや放射線の照射範囲から外れてしまったがん細胞にもダメージを与えられる治療です。
上記のことからがん遺伝子医療とがんの3大治療(標準治療)の併用は相性のよい治療であるといえます。

引用元:東京がんクリニック公式サイト
https://gan-chiryou-clinic.com/price-method/idenshi/

東京がんクリニックの施術について

放射線治療の流れ

診察

東京がんクリニックで癌治療を受けようとする場合、まずはインフォームドコンセントに予約することが必要です。その上で、各種検査を実施して患者の状態や癌の特性などを分析し、どのような治療法に適性があると考えられるのか医師と相談します。

なお、初診の際にこれまでの癌治療の履歴が分かる情報や紹介状などを持っている場合は持参すると良いでしょう。

治療計画作成

東京がんクリニックで実施されている治療は自由診療の免疫療法などが主となっており、それぞれの治療法に応じて血液の採取や細胞培養などが行われます。また、どのようなアプローチを選択するかで治療期間や通院回数、費用なども大きく変わるため、治療計画やプランの作成について医師へきちんと希望を伝えることが大切です。

治療

免疫療法は基本的に点滴などによって実施され、必要な回数の通院治療が原則です。ただし標準治療と複合的に実施する場合、それぞれの治療プランに応じた計画に基づいてすすめられます。

予約方法

予約は公式サイトのメールフォームか電話によって行うことが可能です。なお、早期の治療開始を希望する場合は予約時に伝えることができます。

治療費について

東京がんクリニックでは自由診療が基本となっており、それぞれの治療ごとに費用が異なっています。

なお、セカンドオピニオン、インフォームドコンセント(初診含む)、そして癌治療相談については一律「13,750円(税込)」となっており、その他については改めて医師へご確認ください。

東京がんクリニックの基本情報

東京がんクリニック
診療科目 免疫療法
診療時間 平日9:00~18:00
休診日 土曜日・日曜日・祝日
所在地 東京都中央区日本橋室町1-9-15 千切屋東京ビル9階
電話番号 0120-833-177
ベッド数 記載なし
年間治療患者数 要問合せ
対応可能な治療方法 免疫療法
設備 記載なし
URL https://gan-chiryou-clinic.com/