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三井記念病院

東京 放射線治療

100年以上の歴史を有する東京都がん診療連携拠点病院
三井記念病院

三井記念病院は1909年に設立された医療機関であり、一世紀以上にわたって地域の人々の健康な暮らしをサポートしてきた病院です。2011年4月には「東京都がん診療連携拠点病院」の指定を受けて、病院全体で癌治療への取り組みを促進させながら、地域の癌治療の基盤として運用されています。

三井記念病院の医師

名医(イメージ)

京藤 幸重放射線検査部 部長

京藤幸重医師は、三井記念病院の放射線診断科を担当する医師であり、放射線検査部の部長を務めるドクターです。また、日本医学放射線学会放射線診断専門医や日本IVR学会IVR専門医、日本核医学会核医学専門医など、複数の医学会や団体から専門医としての認定を受けており、放射線治療や核医学治療のプロフェッショナルとして患者の治療や臨床計画の策定、研究の取りまとめといった役目を果たしています。

京藤医師の他にも、放射線診断科には複数の医師が所属しており、常勤放射線科医の全員が放射線診断専門医として認定されていることも特徴です。

その他、放射線科専属の看護師が複数所属しており、専門医と連携しながらチーム体制での患者ケアやサポートが実践されています。

三井記念病院の特徴

担当医師全員が専門医資格を持つ放射線治療科・放射線診断科

三井記念病院には放射線治療科と放射線診断科がそれぞれ設置されており、所属している常勤医師の全員が「日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医」や「日本医学放射線学会放射線診断専門医」といった専門医資格を取得していることが特徴です。

専門性の高いスキルを有する医師たちによるチーム医療に加えて、治療計画をプランニングするための事前診断や高精度放射線治療に必要な医療設備を拡充するなど、病院全体で患者の治療やサポートを行っていることは見逃せないでしょう。

放射線治療科における年間の新規患者はおよそ300名程度とされており、各患者への治療計画は専門医だけでなく、非常勤の医学物理士も連携して安全性や有用性、個々の患者との適性などが検証されます。

他の診療科とも連携しながら、三井記念病院で行われる癌治療をトータルでサポートする仕組みを確立されていることが強みです。

三井記念病院の治療方法

放射線治療(イメージ)放射線
治療

呼吸同期システムを活用したリアルタイム調整の放射線照射

三井記念病院では、高精度放射線治療を実現するリニアック治療装置に加えて、呼吸同期システムが導入されています。

事前の治療計画にもとづいて患者の体内にある癌細胞の位置を特定し、リアルタイムで患者の癌細胞の状態を確認しながら、放射線照射装置で適切な照射を調整します。また、三井記念病院ではさらに呼吸同期システムを導入し、患者の肺の動きに合わせて放射線照射装置の調整をコントロールできるように設定されている点も特徴です。

高精度放射線治療は、放射線照射を行いながら、患者の癌の状態を確認して照射範囲や照射部位の微調整を行います。これによりターゲットである癌細胞へピンポイントの放射線照射を叶えられる上、その他の健常な臓器や細胞に対する放射線ダメージを軽減できるため、副作用リスクを抑えられる低侵襲性も魅力です。

リニアックを活用した高精度放射線治療

高精度放射線治療とは、放射線治療専用CTで患者の体内状況や癌の状態を正確に特定した上で、あらかじめ策定しておいた治療プランに則って放射線照射を行いつつ、リアルタイムの調整などを並行していく治療法です。

例えば定位放射線治療では、高エネルギーを有する少量の放射線で癌細胞を狙うのでなく、それぞれエネルギーを低減した放射線を複数の方向から外照射し、癌細胞が存在する場所で全ての放射線エネルギーが集中するように調整されます。結果的に癌細胞へ照射される放射線のエネルギーは強くなり、癌細胞への攻撃を完了できる一方、それぞれの放射線は弱いため周囲の細胞への悪影響を抑えられることが強みです。

強度変調放射線治療はさらに癌の形状やサイズに合わせて、放射線の照射量や強度を調整しながら、癌細胞に適した放射線照射を兼ねられることがポイントです。

(イメージ)強度変調放射線治療は専用のコンピューターシステムや画像処理システムと放射線照射装置を連動させることで、放射線の強度をシステムが自動的に調整し、患者へのダメージを抑えつつ癌細胞への攻撃力を増大していける仕組みになっています。

なお、強度変調放射線治療の照射装置を回転させて、より効率的に全身の様々な部位へ放射線照射を行うことで、一部の転移癌に対しても治療が適応になることがあります。

日本乳がん検診精度管理中央機構認定診療放射線技師による癌検査

放射線診断科では、女性医師や女性技師だけが乳腺X線撮影やマンモトーム(生検)を担当し、女性患者への心的な負担をかけないように配慮されていることが重要です。加えて、患者から採取された細胞については、日本乳がん検診精度管理中央機構認定診療放射線技師が医学的根拠にもとづいて検査を担当し、女性の癌の早期発見・早期治療へつなげていることもポイントです。

小線源治療が必要な患者は近隣施設へ紹介可能

小線源治療とは、放射性物質であるヨウ素125線源を前立腺癌患者の前立腺内へ挿入して、患者の体内から前立腺全体へ放射線を照射する治療です。早期の前立腺癌が小線源治療の適応となっており、外照射や手術と同じくらいの治療効果があるとされています。

また、小線源治療では線源であるヨウ素125から数mm程度の範囲にしか放射線が届かないため、周囲の健常な組織や細胞への悪影響を抑えやすいことも特徴です。

三井記念病院では現在、小線源治療が行われていないものの、小線源治療を希望する患者に対しては近隣の医療機関を紹介し、そこでの治療をサポートしています。

なお、癌患者のセカンドオピニオンも積極的に行っており、小線源治療が自分にとって適切かどうか専門医へ相談できることも強みでしょう。

三井記念病院の施術について

三井記念病院の施術についてご紹介いたします。

放射線施術までの流れ

三井記念病院は東京都がん診療連携拠点病院に指定されており、地域の医療ネットワークの中で高度かつ専門的な癌治療を提供する医療機関として考えられています。そのため、原則として三井記念病院で治療を受けるには、あらかじめ地域のかかりつけ医療機関から紹介状をもらっておかなければなりません。

なお、三井記念病院には癌患者や家族を支えるプログラムが提供されており、地域にかかりつけ医がいない場合、改めて三井記念病院を経由して信頼できるかかりつけ医を紹介してもらうことも可能です。

予約方法

三井記念病院は「紹介予約制」を採用しており、予約時にはかかりつけ医からの紹介状が必要です。

紹介状を持っている人はあらかじめ「0120-86-3212」へ電話をして予約を行い、当日に病院の診療科を訪れます。なお、当日受診の予約はできないため注意してください。

治療費について

癌治療の治療費については、保険適用のものと保険適用外のものがあり、どの程度の費用になるのかも含めて主治医と相談しておきましょう。また、紹介状を持っていない人でも条件によって初診予約を行えることはありますが、その場合は選定療養費として別途5,500円(税込)を支払います。

三井記念病院の基本情報

社会福祉法人 三井記念病院
診療科目 総合内科/脳神経内科/内分泌内科/糖尿病代謝内科/血液内科/腎臓内科/膠原病リウマチ内科/呼吸器内科/循環器内科/消化器内科/臨床腫瘍科(腫瘍内科)/一般外科/呼吸器外科/心臓血管外科/消化器外科/大腸外科/乳腺内分泌外科/小児科/精神科/整形外科/脳神経外科/形成外科/皮膚科/泌尿器科/産婦人科/眼科/耳鼻咽喉科/放射線診断科/放射線治療科/麻酔科/歯科・歯科口腔外科/緩和ケア科/病理診断科/臨床検査科/輸血科(35診療科)
診療時間 9:00~17:00(土曜は12:30まで)
休診日 第2土曜・日曜・祝日
所在地 東京都千代田区神田和泉町1番地
電話番号 03-3862-9111
ベッド数 482床/ICU 7床・CICU6床・HCU21床
年間治療患者数 不明
*参考:2020年CT検査実績 23,830例/2016年放射線治療の患者総数 304例
対応可能な治療方法 東京都がん診療連携拠点病院として、肺がん・胃がん・大腸がん・肝臓がん・乳がんの5大癌を始めとした様々な癌について、治療を提供しています。
設備 320列CT、マルチリーフコリメータ付きリニアック治療装置 (4,6,10MV-X線)、放射線治療専用CT(16列) 、不均質補正が可能な3次元放射線治療計画装置、呼吸同期システム
URL https://www.mitsuihosp.or.jp/
   
免責事項
このサイトでは、がん治療に対応しているクリニックの「医師」を「名医」と定義しています。
あくまでもサイト上の呼称であり、医師の実力を定義づけるものではありません。

「いちから分かる癌転移の治療方法ガイド」は、独自に調べた内容をまとめたサイトです。
治療法など詳しく知りたい場合は直接に各医療機関へお問い合わせ下さい。(2015年11月時点)

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