トモセラピーやサイバーナイフなどの治療を行う宇都宮セントラルクリニック
宇都宮セントラルクリニックは診察から治療までワンストップ体制を整えた病院です。栃木県内でサイバーナイフとトモセラピーの設備を備える施設であり、地域の医療機関と連携を図りながら放射線治療も実施しています。
経験豊富な放射線治療医が複数名在籍しており、医学物理⼠や放射線技師、看護師とチームとなり患者のサポートにあたってくれるでしょう。さらにMRIやPET-CTも完備し、いつでも画像診断が行える環境にあるのも特徴的。また通院が困難な方に対しては、治療期間中の送迎サービスなども充実したサポート体制も魅力的です。
1985年に福島県立医科大学を卒業し、1987年には日本医科大学第一病院の放射線科、1989年には獨協医科大学付属病院の放射線科などの勤務経験もあります。1995年には(有)ドクターネット、現在の(株)CMCを設立し代表取締役社長に就任。1997年には宇都宮セントラルクリニック、現在のDIC宇都宮セントラルクリニックを設立し、代表に就任しています。
現在では宇都宮セントラルクリニックの理事だけでなく、メディカルリサーチ株式会社の顧問やNPO法人 野口医学研究所の専務理事、医療法人NIDCの理事長など幅広い分野で活躍している医師です。
医師の治療説明に不満や納得できる治療方針が選択できないような「がん難民」と呼ばれる方も多くいるでしょう。宇都宮セントラルクリニックでは何か治療できることはないのかを多角的に考え、治療前後のPET-CTなどの画像検査を実施し、エビデンスに基づき治療方針を決定しています。ひとつだけのアプローチにとらわれるのではなく、様々な視点に立って相談に乗ってくれるでしょう。
またセカンドオピニオン外来も設けてあり、様々な方がセカンドオピニオンを受けられる環境も提供しています。治療法のメリット・デメリットを確認することもでき、治療に納得した上で治療を進めることができるでしょう。主治医自体を変更するわけではないため、主治医との関係が悪くなる心配もありません。気軽に別の医師の意見を聞く場として活用できるでしょう。
360度の方向から腫瘍に対し、連続的に照射することで従来の放射線治療よりもがんの形状に適した照射が可能になった治療法です。ピンポイントにターゲットに対し照射できるため、正常な組織へのダメージも少なくなり、短時間での治療ができるでしょう。
トモセラピーの特徴は、IGRTとIMRTを用いた治療で、IGRTは治療開始前にCT画像を撮影し一のズレを修正してから治療を開始します。また開閉式のコリメータを用いることで、より複雑な放射線の強度をコントロールしたIMRTができるように。
宇都宮セントラルクリニックのトモセラピーは、トモダイレクトと呼ばれる機能が搭載しており、従来のリニアック装置と同様の照射も可能で、トモダイレクトとヘリカル照射を併用したブースト照射も実施しています。
トモセラピーに限らず、放射線治療は高線量の放射線を使う治療です。そのため急性放射線障害や晩発性放射線障害を呈することがあります。急性放射線障害は皮膚炎や脱毛などの症状があり、吐き気や全身の倦怠感、疲労感などが出ることも。ただ、これらの症状は一過性のケースが多く、非常に個人差もあるため必ずしも副作用が起こるわけではありません。また晩発性放射線障害は肺線維症や膀胱炎などの症状をきたすため、トモセラピーの治療を受けた後で、何らかの体調の変化などがあれば必ず相談するようにしましょう。
サイバーナイフとは、ロボット誘導型定位放射線治療機器とも呼ばれており、線量の集中制や位置補正など体への負担軽減に優れた機器になります。多方向から細いビームで照射しており、治療部位に対し放射線量をピンポイントで照射可能です。そのためがん細胞の周囲の正常な組織に対してのダメージは少なくなり、腫瘍だけに放射線を多く充てることができます。
新たな発想によって生まれた治療法です。低出力の特定ラジオ波を用い、悪性腫瘍細胞だけをターゲットに照射し、42度程度まで温める治療法です。本来持っている免疫機能を活性化させることで、悪性腫瘍をアポトーシスに導くことができるでしょう。また外科的手術や放射線療法、免疫療法などを併用することで治療効果が高まると言われています。治療中はほぼ痛みもなく、副作用もほとんどないとされており非常に行いやすい治療法でしょう。
BAK療法は自分の免疫細胞を用いた治療のことで、副作用もほとんどなく、微小ながん細胞に対しても治療ができるとされています。一般的な免疫療法とは異なり、がん細胞への直接的なアプローチ法です。そのため様々ながん細胞にアプローチできるようになっています。
「免疫細胞BAK療法」は海老名卓三郎博士が宮城県立がんセンター研究所免疫学部長時代に考案し、特許を取得した免疫細胞療法のひとつでBRM Activated Killer(生物製剤活性化キラー)療法の頭文字を取ったものです。免疫細胞療法自体は、厚生労働省が定めた先進医療として、適応疾患を限定する形で各地の大学病院やがんセンターでも実施されています。体に元々存在する自己免疫細胞を培養・活性化して、再び点滴等によって体内に戻す治療法で、副作用がほとんどなく、体に優しい治療として、近年最も注目されているがん治療法です。
引用元:内閣府認証NPO法人抜苦ねっと
http://baknet.jp/bak/
宇都宮セントラルクリニックで放射線治療を受ける流れについてまとめました。
患者または、かかりつけの医療機関より受診の予約を取得しましょう。月曜から金曜の9時から18時までが電話対応の時間になっているので、その時間に合わせて連絡してください。
予約取得した日時に来院し、治療を担当する医師が診察。治療計画を立案するためのCT撮影を行います。ただ状況次第では、CT撮影が初診日とは別の日になることもあるので注意しましょう。
患者の症状などに応じて、必要であればMRI撮影やPET-CT撮影も行います。
放射線治療を開始する前に、患者一人一人の症状や状況、がんの形状などに応じて主治医と連携を図りながら、放射線治療計画を作成します。
治療計画の画像と病巣や正常組織とのズレの調整などを行い、放射線治療を開始します。初回の治療はサイバーナイフであれば30分から40分程度、トモセラピーであれば15分から20分程度です。
数日から数週間にわたって照射を行うケースもあります。体調や副作用の有無などを確認し、2回目以降も放射線治療を実施。また放射線治療を行う間に放射線治療を担当している医師が週に1度から2度のペースで診察を行っています。
放射線治療の結果を主治医に対し、診療情報提供書で報告します。治療結果の確認をするために、再度CTやMRI、PET-CTの撮影をするケースも。また体調や副作用によっては、主治医に治療や投薬などのケアを追加で依頼することもあるでしょう。
宇都宮セントラルクリニックは完全予約制になっており、電話またはメールで予約を取得することが可能です。メールであれば公式サイトの予約フォームより行いましょう。また電話であれば平日の9時から18時の間に連絡し、相談してみてください。
宇都宮セントラルクリニックで行っているトモセラピーやサイバーナイフは、基本的に保険外診療の扱いになります。ただトモセラピーであれば限局した固形がん、サイバーナイフであれば頭頚部腫瘍(頭蓋内腫瘍を含む)および脳動静脈奇形などは保険適用となることもあるので、一度相談してみてください。
宇都宮セントラルクリニック | |
---|---|
診療科目 | 内科・脳神経内科・乳腺外来・放射線治療科など |
診療時間 | 月~土9:00~18:00/日9:00~12:00 |
休診日 | 要問合せ |
所在地 | 栃木県宇都宮市屋板町561-3 |
電話番号 | 028-657-7300 |
ベッド数 | 不明 |
年間治療患者数 | 不明 |
対応可能な治療方法 | 放射線治療 |
設備 | PET-CT、MRI、トモセラピー、サイバーナイフ、オンコサーミアなど |
URL | https://ucc.or.jp/ |