
公的医療機関としてがん診療連携拠点病院の認定を受ける
市立青梅総合医療センターは東京都青梅市が運営する公的医療機関であり、厚生労働省からがん診療連携拠点病院としての指定も受けている、地域の癌治療ネットワークにおける基幹病院です。外科治療や放射線治療、化学療法といった癌治療に加えて、がん免疫療法や緩和ケアといったアプローチも積極的に行っており、複数の診療科が横断的に連携する集学的治療を実践していることが特徴です。
星章彦医師は市立青梅総合医療センター放射線治療科において、同診療科の副部長である田邊隆哉医師とともに、癌患者の放射線治療に当たっているプロフェッショナルです。星医師は日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医や日本がん治療認定医機構がん治療認定医といった放射線治療に関する資格を複数取得しながら、東京科学大学医学部臨床教授として後進の育成にも取り組むなど、現在から未来にかけて日本の放射線治療を支える1人として活躍しています。
市立青梅総合医療センターの特徴として、公的医療機関として青梅市の地域医療を支えているとともに、東京都がん診療連携拠点病院として癌患者や家族の生活や未来を支える環境づくりに取り組んでいます。手術支援ロボット「ダヴィンチ」や高精度放射線照射装置「リニアック」といった医療設備も積極的に導入しながら、外科治療や放射線治療、化学療法、さらに緩和ケアや免疫療法など複数のアプローチを組み合わせて、個々の患者に対する適切な治療プランを提案しています。
市立青梅総合医療センターでは平成12年(2000年)の6月に、リニアック室などを含む新病棟と救命救急センターを開設しており、その3年後の平成15年(2003年)8月に地域がん診療拠点病院としての指定を受けました。
現在、市立青梅総合医療センターの放射線治療科では日本放射線腫瘍学会 放射線治療専門医や日本がん治療認定医機構 がん治療認定医の資格を有する放射線治療医が主導して、患者のために外部照射による高精度放射線治療を実施しており、また外科治療や化学療法と組み合わせた集学的治療として乳房温存術後通常放射線治療といった治療なども行われています。
手術をして身体の形や機能が損なわれるような場合でも、放射線治療では体を傷つけずにがんを治療することが可能です。体への負担が手術に比べ少ないので、御高齢の方や合併症があって手術が受けられない方でも治療できることがあります。
引用元:市立青梅総合医療センター公式HP
https://mghp.ome.tokyo.jp/diagnosis/radiationoncology
放射線診断科では、専用の画像検査装置で患者の体内をモニタリングしながら治療を行う「IVR」を実施しており、肝癌に対する「経皮的肝動脈動注寒栓術(TACE)」と肺癌の診断に用いられる「CT透視下肺生検」が中心となっている点も特徴です。
IVR(interventional radiology)は画像を使って体の中を見ながら治療(時には診断)する事を言います。当科に対する依頼の上位は肝癌に対する経皮的肝動脈動注寒栓術(TACE)とCT透視下肺生検ですので、それについて紹介いたします。 TACEは、肝癌に対してそれを栄養する肝動脈分枝から抗がん剤と寒栓物質を注入して治療します。 CT透視下肺生検は肺結節に対して経皮的に細径針を穿刺し、細胞の一部や組織の一部を採ってきます。それを病理的および細菌学的に検索します。肺に結節があり、特に肺癌などが疑われる場合には迅速な診断が必要です。このような場合に大変有効な方法です。
引用元:市立青梅総合医療センター公式HP
https://mghp.ome.tokyo.jp/diagnosis/radiology
市立青梅総合医療センターは手術支援ロボット「da Vinci Xi」を導入しており、「da Vinci Certificate(Si,X,Xi)」や「Certificate of da Vinci console surgeon」などを修了した外科医によるロボット支援下手術を低侵襲治療の1つとして実践しています。
外科医が患者へ直接に触れることなく、高精細デジタルカメラやロボットアームを備えた医療用ロボットを担当医師がリモート操作しながら、患者の癌治療などを行うロボット支援下手術では、開腹手術と同等の治療効果を、内視鏡手術と同程度の侵襲性で実施できることが強みとなっています。
当医療センター泌尿器科は西多摩医療圏の基幹病院として、尿路悪性腫瘍、尿路結石、閉塞性尿路疾患、排尿障害、尿路感染症などの泌尿器科主要疾患を中心にプライマリケアから腹腔鏡、手術ロボット(da Vinci Xi)を用いた低侵襲の専門治療まで幅広く行っております。 泌尿器科は高齢の患者さんが多いため、患者さんの要望や価値観に応じた低侵襲、機能温存治療を基本方針としています。しかし、進行癌に対しては、手術、化学療法(抗癌剤)、放射線療法などを組み合わせた集学的治療を積極的に施行しています。
引用元:市立青梅総合医療センター公式HP
https://mghp.ome.tokyo.jp/diagnosis/urology
患者の負担を減らすために腹腔鏡などを活用した低侵襲治療を積極的に実施している他、進行癌の患者に対しては必要に応じて放射線治療や化学療法(抗がん剤治療)などを組み合わせた集学的治療を積極導入している点も重要です。
手術の前後に放射線治療を行うことで、手術の適応性を高めたり再発を予防したりする他、術後化学療法によって患者の肉体の機能を温存しつつ癌治療を進めるといった治療プランも相談可能です。なお、周辺の医療機関とも連携しながら、地域全体で癌治療に取り組んでいる点も見逃せません。
癌患者の化学療法に関して、患者が日常生活を送りながら通院治療を行えるよう2011年4月から「外来治療センター」を開設しています。外来治療センターには専任のがん化学療法看護認定看護師が常駐している他、がん薬物療法認定薬剤師を中心として院内登録された治療レジメンにもとづき、適切な治療が専門の医療スタッフによって支えられていることもポイントです。
なお、免疫チェックポイント阻害薬に関しては副作用対策チームとして専門チームも結成されています。
従来の抗がん剤とは異なる副作用が出現する免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボやキイトルーダなど)に対する多職種と複数の診療科による連携チームが2019年に結成されました。初めて免疫チェックポイント阻害薬を利用される患者さんの副作用の説明を行い、外来では毎回患者さんが医師の診察前に薬剤師外来を受ける事で副作用症状の早期発見につながっています。
引用元:市立青梅総合医療センター公式HP
https://mghp.ome.tokyo.jp/diagnosis/outpatienttreatment
市立青梅総合医療センターは地域の癌治療ネットワークの基盤を支える公的医療機関として、外科治療や放射線治療、化学療法などを中心に多角的なアプローチで集学的治療を実践しています。進行癌について複数の診療科の医師などが連携しながら適切な治療プランの検討を行っており、さらに院外の医療機関や医師とも協力して患者に合わせた個別化医療へ取り組んでいることも特徴です。
なお、保険診療だけでなく自由診療による治療プランも相談できます。
当サイトでは、転移癌の治療を諦めない医師がいるおすすめ病院を紹介しています。放射線治療や化学療法、手術などについて相談できる医療機関をまとめているため、治療の選択肢を広く知っておきたい方はあわせてご覧ください。
※医療機関ごとに対応する治療法、適応、受診条件は異なります。詳細は各医療機関へご確認ください。
市立青梅総合医療センターの放射線治療科では治療に関する直接依頼が受け付けられていません。そのため、院外から予約する場合、あらかじめ地域医療連携室を通して予約が必要です。
日本放射線腫瘍学会 放射線治療専門医による診察で適応の可否などが判断され、適応性が認められた場合に治療計画が作成されます。
放射線照射は治療計画にもとづいて実施され、1回の治療時間は15分弱となっています。また治療は原則として通院治療で実施されることも特徴です。
市立青梅総合医療センターの放射線治療科を受診して放射線治療を希望する場合、院外からの診療予約に関しては、事前に「市立青梅総合医療センター地域医療連携室」を通して予約をしなければなりません。なお、治療は外来通院が可能な人に限定されており、入院治療が必要となるケースに関しては担当科の主治医と相談する必要があります。
放射線治療に関する問合せ先と予約先は以下の通りです。
保険診療として実施される標準治療の他にも様々な治療が提供されており、金額については以下が一例(令和8年8月16日時点)として紹介されています。
なお、実際の治療費や内容については必ず担当医や主治医へご確認ください。
| 市立青梅総合医療センター | |
|---|---|
| 診療科目 | 内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、内分泌糖尿病内科、腎臓内科、脳神経内科、リウマチ科、疼痛緩和内科(緩和ケア科)、腫瘍内科、外科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、化学療法外科、こころの診療科、小児科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)、リハビリテーション科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科、臨床検査科、救急科、麻酔科、歯科口腔外科(計35診療科) |
| 診療時間 | 診療受付時間 9:00~17:00 |
| 休診日 | 土曜・日曜・祝日・年末年始 |
| 所在地 | 東京都青梅市東青梅4丁目16番地の5 |
| 電話番号 | 0428-22-3191 |
| ベッド数 | 許可病床501床:一般病床465床(救命救急センター30床含む)、精神病床30床、感染症病床6床 |
| 年間治療患者数 | 令和6年度1日平均入院患者数:369.4人 令和6年度1日平均外来患者数:1,152.1人 |
| 対応可能な治療方法 | 手術治療、放射線治療、化学療法、緩和医療 |
| 設備 | 手術支援ロボット「da Vinci Xi」、リニアック、CT、MRIなど |
| URL | https://mghp.ome.tokyo.jp/ |