いちから分かる癌転移の治療方法ガイド

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静岡県立こども病院

静岡放射線治療化学療法手術
静岡県立こども病院(サイトイメージ)
引用元:静岡県立こども病院公式HP
https://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/

小児がんなど小児患者の治療に特化した完全紹介予約制病院

静岡県立こども病院は、静岡県内で地方独立行政法人静岡県立病院機構が運営する3病院の1つであり、「小児患者の最後の砦」となるべく小児治療に特化した医療施設として運営されている医療機関です。癌治療に関しても小児がん拠点病院としての指定を受けながら、放射線治療や化学療法、外科治療(手術)まで様々な治療に対応しており、原発癌から転移癌までそれぞれの小児患者の状態に合わせた癌治療を提供しています。

静岡県立こども病院の医師

小山 雅司
(放射線診療部長・放射線科医長、医療安全部長、情報管理部診療画像管理室長)

小山雅司医師は、静岡県立こども病院の放射線科において放射線診療部長・放射線科医長を務めている他、医療安全部長や情報管理部診療画像管理室長といった役職も兼任しているドクターです。日本専門医機構認定放射線科専門医や日本医学放射線学会認定放射線診断専門医といった資格を保有している他、日本医学放射線学会研修指導者として小児医療や小児がんの治療に携わる後進の育成にも取り組んでいます。

目次

静岡県立こども病院の特徴

小児医療や小児癌患者に特化した小児がん拠点病院

静岡県立こども病院は、施設名が示すとおり、「小児患者」のための医療サービスに特化した小児専門総合医療施設です。一部診療科を除き原則として初診の対象「15歳(中学3年生)まで」の小児患者となっており、受診には紹介状を伴った事前予約が必要な完全紹介予約制を採用していることも特徴です。

小児患者に対して肉体的な医療ケアだけでなく精神的なケアも重視しており、また癌治療については2019年に「小児がん拠点病院」としての指定を受けており、専門施設として「小児がんセンター」も設立しています。

静岡県立こども病院の治療方法

放射線治療

小児がんに対する集学的治療としての放射線治療

静岡県立こども病院の放射線科では、画像診断と放射線治療を2本柱として、「こどもに優しい画像診断」を前提とする診療体制を整えています。また放射線治療に関しては、外科治療や化学療法と組み合わせる集学的治療の一翼を担っており、血液腫瘍科医師や診療放射線技師、物理士などがチーム体制で「治療効果の最大化、副作用の最小化」を目指して治療を実施しています。

全身照射などの長時間の治療でも飽きずに受けられるよう、好きな音楽や映像を流すことができ、治療中は患者さんを数台のモニターで観察することにより安全面に配慮しています。血液腫瘍科医師、放射線科医師、診療放射線技師に物理士、品質管理士といったスタッフを加え、治療の効果が大きく副作用が小さくなる一番良い方法を協力して検討しています。

引用元:静岡県立こども病院小児がんセンター公式HP
https://cms.artis-cloud.jp/accounts/w10m51/about/group/index.html#381c3f91

外科治療

小児がん認定外科医による外科治療

静岡県立こども病院の小児がんセンターでは、小児癌患者の外科治療について日本小児血液・がん学会 小児がん認定外科医や日本がん治療認定医機構 がん治療認定医といった資格を有する医師が執刀を担当しており、生検やカテーテル挿入などについても小児がん認定外科医が責任を持って対応していることが特徴です。

また、腫瘍の摘出などについては可能な限り小児患者への負担を軽減できるよう、低侵襲治療が積極的に行われており、例えば悪性腫瘍肺転移巣摘除のような転移癌への外科治療にも「腹腔鏡・胸腔鏡下手術 (内視鏡手術)」などが採用されています。

鼠径ヘルニア、ヒルシュスプルング病、噴門形成術、メッケル憩室、脾臓摘出術、胆嚢摘出術、気腫性肺嚢胞、肺切除、悪性腫瘍肺転移巣摘除、縦隔良性腫瘍、ロート胸や生体腎移植の移植腎摘出術などは内視鏡手術の良い適応で、手技の改良を加えながら積極的に行っています。また食道閉鎖、先天性胆道拡張症にも内視鏡手術を標準手術として行っています。

引用元:静岡県立こども病院公式HP
https://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/department/pediatric-surgery/care/endoscopic/

小児専門集中治療室「PICU」

静岡県立こども病院では、小児重症患者に対応する専門外科治療施設として「小児集中治療センター」を開設しており、同センターには小児専門の集中治療室「PICU(Pediatric Intensive Care Unit)」が設置され、静岡県における「小児救急医療の最後の砦」としての理念にもとづいた医療体制が確立されていることも見逃せません。

同施設は小児重症患者のために24時間365日体制で稼働しており、院内患者だけでなく静岡県全体から患者を受け入れています。

当院は、24時間365日体制で小児重症患者を受け入れる「小児集中治療センター」を平成19年度に開設しました。当センターには小児専門の集中治療室「PICU(Pediatric Intensive Care Unit)」が設置され、専従の集中治療科の医師が2交代制で診療を行っています。 院内患者の周術期管理・危機管理を行うとともに、国から「小児救命救急センター」の指定を受け、県内の医療機関や消防機関との連携により県全体から重篤な小児救急患者を受け入れています。

引用元:静岡県立こども病院公式HP
https://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/about/feature/#8fd7cb94

小児がんゲノム医療

遺伝カウンセリング外来

静岡県立こども病院小児がんセンターは、小児がんゲノム医療の実施施設として認定されており、遺伝的なアプローチで癌や腫瘍を診察する「遺伝染色体科」が開設されています。

遺伝染色体科では、医師や遺伝カウンセラーなどの専門的な知識をもつメンバーが連携してチーム診療を行っており、「遺伝カウンセリング外来」を通して悪性腫瘍のある患者や家族のために適正な情報の分析や共有を行っています。

転移癌の治療選択肢も確認したい方へ

静岡県立こども病院は、小児患者のために設立・運営されている、小児医療特化型の専門医療施設です。癌治療に関しても小児の癌患者に対する多角的なケアや医療サポートが重視されており、肉体的・精神的に小児の負担を減らしながら、様々な方面から癌へのアプローチを行っています。転移癌についても積極的に低侵襲治療を導入するなど、「小児治療の最後の砦」という理念に沿った医療体制が強みです。

当サイトでは、転移癌の治療を諦めない医師がいるおすすめ病院を紹介しています。放射線治療や化学療法、手術などについて相談できる医療機関をまとめているため、治療の選択肢を広く知っておきたい方はあわせてご覧ください。

※医療機関ごとに対応する治療法、適応、受診条件は異なります。詳細は各医療機関へご確認ください。

静岡県立こども病院の施術について

治療の流れ

事前予約

静岡県立こども病院は「完全紹介予約制」を採用しており、事前に地域の「かかりつけ医」を受診した上で、紹介状や病診予約といった段階を踏む必要があります。なお、かかりつけ医がいない場合、同病院小児がんセンターの「がん相談支援センター」へ連絡して、予約相談を申し込むことが可能です。

診察

事前の予約にもとづいて診察を受けます。なお、診察日(予約日)に関してはあらかじめ病院から予約票や問診票などの必要書類が自宅へ郵送されるため、診察日にはそれらの書類を持参してください。

治療

治療は各診療科の専門医らが連携しながら、患者のために適切な治療法を検討してくれます。また、治療にはリハビリテーションやメンタルケアなど多角的なサポートが用意されます。

予約方法

かかりつけ医が作成した紹介状を、静岡県立こども病院の地域医療連携室へ郵送してください。郵送先は以下の通りです。

治療費について

保険適応の治療を含めて、治療費については主治医や相談員へしっかりと相談しておきましょう。

静岡県立こども病院の基本情報

静岡県立こども病院
診療科目 総合診療科、小児感染症科、心臓血管外科、放射線科、外科(小児外科・成育外科)、腎臓内科、神経科、免疫アレルギー科、内分泌科など
診療時間 診療受付時間 8:30~11:00/12:00~16:00(完全紹介予約制)
休診日 土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日まで)
所在地 静岡県静岡市葵区漆山860
電話番号 054-247-6251
ベッド数 279床(一般242床、感染症1床、精神36床)
年間治療患者数 令和6年度の退院患者数:5,086人
対応可能な治療方法 手術治療、放射線治療、化学療法
設備 小児専門集中治療室「PICU(Pediatric Intensive Care Unit)」、母体・胎児専門集中治療室「MFICU(Maternal Fetal Intensive Care Unit)」、新生児専門集中治療室「NICU(Neonatal Intensive Care Unit)」、回復治療室「GCU(Growing Care Unit)」など
URL https://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/