
東京都がん診療連携協力病院の指定を受ける、JCHO東京山手メディカルセンター
東京都新宿区にあるJCHO東京山手メディカルセンターは、戦後間もない昭和22年(1947年)に開院された病院であり、2026年10月現在は許可病床数408床を有する総合病院として様々な患者の治療や診察に当たっています。癌治療については外科治療や化学療法、放射線診断など多角的なアプローチを可能とする医療環境を整備しており、東京都がん診療連携協力病院にも指定されるなど専門的な癌医療サービスを提供していることが特徴です。
なお、放射線治療(放射線科治療部門)については2026年10月現在、公式HPにおいて「機器更新中により中断」がアナウンスされています。
JCHO東京山手メディカルセンターで肝胆膵外科部長や第二救急科(外科系)部長を務めている伊地知正賢医師は、1992年に東京大学を卒業した後、東京大学第二外科や東京都立府中病院外科といった医療機関で外科医として経験を積んだ後、2005年からJCHO東京山手メディカルセンターで消化器外科・肝胆膵外科の医師として活躍しています。日本外科学会専門医・指導医や日本消化器外科学会専門医・指導医など複数の医学会から専門医資格を認定されており、日本がん治療認定医機構がん治療認定医として癌治療についても専門性を発揮しているプロフェッショナルです。
JCHO東京山手メディカルセンターは開院からおよそ80年の歴史を有する総合病院として、地域の人々の健康を見守りながら、地域医療のネットワーク基盤を支える役割も担ってきました。各診療科には様々な分野を専門とする医師が所属しており、また癌治療についても日本がん治療認定医機構がん治療認定医の資格を有するドクターが複数在籍するなど、東京都がん診療連携協力病院の指定を受ける専門病院に相応しい医療体制が整えられています。
(前略)なお2026年10月現在、放射線治療については機器の更新のため院内で実施されていないものの、必要に応じて提携病院で放射線治療を受けることが可能です。
現在当院では放射線照射を休止しているため、JCHO東京新宿メディカルセンターなど近隣の医療機関にて受けていただきます。
引用元:JCHO東京山手メディカルセンター公式HPより抜粋
https://yamate.jcho.go.jp/medicalsubjects/乳腺外科/乳がんの診療/
JCHO東京山手メディカルセンターでは外科治療や化学療法、また他院連携で放射線治療などの標準治療が実施されています。
JCHO東京山手メディカルセンターの呼吸器外科では原発性の肺がんだけでなく、転移性肺腫瘍などのような転移性肺がんについても取り扱っており、2個以上の転移がある場合でも条件次第で手術を行うことが可能です。また肺がんや肺転移などに対する手術では、患者への負担を軽減するため胸腔鏡手術が第一選択として採用されており、術後の早期回復やQOL確保といったニーズへ寄り添ってくれる点も見逃せません。
JCHO東京山手メディカルセンターでは「大腸・肛門外科(大腸肛門病センター)」を設置し、大腸がんに対する外科治療を得意としている点も特徴です。また、一般的な結腸癌や直腸癌といった大腸がんだけでなく、肛門がんや痔瘻がん、炎症性腸疾患といった特殊な癌の治療についてもノウハウを有しており、さらに患者への負担を軽減するため腹腔鏡手術(低侵襲治療)を積極的に実施していることもポイントです。
大腸がんは年々増加しており、今や国民的な病気の一つです。一般的に多い結腸がんや直腸がんだけではなく、肛門がん・痔瘻がん・炎症性腸疾患のがんなど特殊な大腸肛門のがんの患者さんが多いのも当科の特徴です。手術はからだへの負担の少ない腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。
引用元:JCHO東京山手メディカルセンター公式HP
https://yamate.jcho.go.jp/medicalsubjects/大腸肛門外科/
JCHO東京山手メディカルセンターの「外来化学療法室」では癌患者が通院外来で化学療法を受けられるよう、日本看護協会 がん化学療法看護認定看護師を含む複数の看護師が常に在室しており、それぞれの患者の治療計画に合わせて適切な抗がん剤治療などを実施しています。
また、患者のメンタルケアなど必要に応じて精神看護専門看護師といった専門スタッフが治療へ参加し、患者の悩みや不安に寄り添うことで癌患者の精神的なサポートに取り組んでいることも特徴です。
その他、管理栄養士による栄養指導や食事相談にも対応しています。
外来化学療法室は、患者さんが通院しながら、安全に、安心してがん化学療法(抗がん剤の点滴・注射によるがん治療)を受けられる治療室です。当院では炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、膠原病(関節リウマチなど)の点滴治療も行っています。常に2~3名の看護師(がん化学療法看護認定看護師を含む)が在室し、点滴の管理のほか、副作用や日常生活等で患者さんが心配なこと・困っていることについて対応をしています。
必要に応じて、他の専門分野のスタッフと連携しています。がんの痛み・緩和ケアについてはがん性疼痛看護認定看護師に相談できます。(後略)引用元:JCHO東京山手メディカルセンター公式HPより抜粋
https://yamate.jcho.go.jp/introduction/efforts/chemotherapyroom/
乳がんの患者の中でもリンパ節転移がある場合など、再発リスクが高いと診断されたようなケースにおいて、FEC療法やEC療法、TC療法といった補助療法などを実施しています。
具体的にどのような抗がん剤や治療薬を使用するかは患者の状態や癌の遺伝的特性などを診断した上で検討され、必要に応じて免疫チェックポイント阻害剤や分子標的療法を活用した治療が選択されることもあります。
当科では補助療法(再発率を減らす目的で行う手術以外の治療法)としてFEC療法、EC療法、TC療法、weekly PTX療法、(F)EC→DTX(weekly PTX)療法などの補助療法を行っています。またstage II以上のトリプルネガティブ乳癌には免疫チェックポイント阻害薬であるキイトルーダ(ペムブロリズマブ)とカルボプラチン・nab-PTX、ECを併用した周術期補助化学療法も行っています。このほか再発治療としてnab-PTX、ハラヴェン、ナベルビン、ジェムザール、TS1、Xelodaなどの抗がん剤治療やトリプルネガティブ乳癌には免疫チェックポイント阻害薬(キイトルーダ、テセントリク)とnab-PTXなどの抗がん剤との併用も行っています。
引用元:JCHO東京山手メディカルセンター公式HP
https://yamate.jcho.go.jp/medicalsubjects/乳腺外科/乳がんの診療/
JCHO東京山手メディカルセンターでは東京都がん診療連携協力病院として、地域の医療施設や医師と協力しながら、様々な癌患者に対する治療を提供しています。再発癌や転移癌に関しても手術や化学療法なども可能であり、また放射線治療についても提携している病院と協力しながら適切な集学的治療を実施できる体制が整えられるなど、どのような患者であっても相談できるチャンスを提供している点は見逃せません。
当サイトでは、転移癌の治療を諦めない医師がいるおすすめ病院を紹介しています。放射線治療や化学療法、手術などについて相談できる医療機関をまとめているため、治療の選択肢を広く知っておきたい方はあわせてご覧ください。
※医療機関ごとに対応する治療法、適応、受診条件は異なります。詳細は各医療機関へご確認ください。
JCHO東京山手メディカルセンターでは原則として紹介制を採用しており、診察にはあらかじめ他の医療機関が発行した紹介状が必要です。なお、初診については事前予約を行うことも可能です。
それぞれの診療科において担当医の診察を受けた後、癌治療の計画について相談します。また適切な治療計画について複数の診療科の医師が横断的に協力し、各知見にもとづいた治療計画の分析も行います。
治療計画に則って治療を実施します。化学療法などに関しては入院不要で通院治療を受けることも可能であり、具体的にどのような治療スケジュールで進むかは改めて担当医へご確認ください。
2021年9月6日より、紹介状を持っている人を対象として、全診療科での事前予約が可能になりました。予約受付はそれぞれの診療科の外来が窓口となっており、受付時間は「平日14:00〜16:00」となっています。
なお、問合せや申込みは電話もしくは公式HPの予約フォームを利用可能です。
保険診療によって標準治療を受けることができます。治療費や各種制度については担当医や総合医療相談センターなどで担当者にご確認ください。
| JCHO東京山手メディカルセンター | |
|---|---|
| 診療科目 | 救急科・総合診療科、小児科、消化器内科、呼吸器内科、呼吸器外科、大腸・肛門外科、放射線科など |
| 診療時間 | 診療受付時間 8:30~11:00(一部診療科を除く) |
| 休診日 | 土・日・祝日及び年末年始 (12/29~1/3) |
| 所在地 | 東京都新宿区百人町3-22-1 |
| 電話番号 | 03-3364-0251 |
| ベッド数 | 408床(許可病床数) |
| 年間治療患者数 | 令和7年度の外来延患者数:208,625人 |
| 対応可能な治療方法 | 手術治療、化学療法 |
| 設備 | 内視鏡下外科手術装置、CT、MRI、マンモグラフィ装置(トモシンセシス機能対応)など |
| URL | https://yamate.jcho.go.jp/ |