【特集】乳がんの名医ガイド

乳がん治療に精通している各都道府県の医師を紹介します。

北海道

髙橋將人医師(北海道がんセンター)

北海道がんセンターの副院長を務め、乳がんの初期治療と再発防止に力を入れている髙橋將人先生。日々進歩を続けている乳がんの診断と治療において、患者さんの理解と納得を得るために十分な説明とコミュニケーションを大切にしているドクターです。

治療は総合病院のメリットを活かし、放射線科や形成外科、内科などと強固な連携を図るチーム医療を実践。手術は可能な限り身体的負担が少なく、同時に美容面でも優れた方法を選択しています。再発・転移した場合であっても、適切な薬物療法や放射線治療を行なうことで症状の緩和を図っています。

髙橋医師の経歴

  • 1989年 旭川医科大学卒業
  • 2010年 北海道がんセンター 乳腺外科医長
  • 2018年 同 副院長

髙橋医師の所有資格/所属学会

  • 日本乳癌学会 評議員・指導医・専門医
  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本がん治療認定医機構 暫定教育医・がん治療認定医

福島県

尾崎章彦医師(ときわ会常盤病院)

研修医時代に東日本大震災を経験し、医師として進むべき方向を考える上で大きな影響を受けたという尾崎章彦先生。2012年には福島県に移住し、一般外科診療に携わる傍ら、震災関連の健康問題にも取り組んできた社会派の一面も持つドクターです。

そんな尾崎先生の専門分野は乳がん。現在は福島県いわき市のときわ会常盤病院で新たに乳腺外科を開設し、乳がん患者に特化した診療に尽力しています。被災地の医療に貢献したい、その熱い思いは未だ消えることはありません。近年では遺伝性乳がんの患者さんを対象とした遺伝子外来診療も開始し、多くの患者さんと向き合い続けています。

尾崎医師の経歴

  • 2010年 東京大学医学部医学科卒業、国保旭中央病院初期研修
  • 2012年 竹田綜合病院 外科
  • 2014年 南相馬市立総合病院 外科
  • 2018年 ときわ会常盤病院

尾崎医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 専門医
  • 日本乳癌学会 専門医・認定医
  • 日本消化器外科学会 専門医

新潟県

佐藤信昭医師(新潟県立がんセンター新潟病院)

新潟県立がんセンター新潟病院の院長を務め、県内における乳がん診療の中心的役割を担っている佐藤信昭先生。精密検査から診断、手術、再発治療まで幅広い領域をカバーし、他の診療科の専門医と密な連携を取って総合的な乳がん診療を提供しています。また、診療における連携は院内に限らず、地域の医療機関とも高水準な共同診療を行なっているのも同院の特徴です。

佐藤先生のモットーは、患者さんの自己決定を尊重すること。そのため、病状についてわかりやすくゆっくりと、そして患者さんが安心できるような態度で接することを心がけています。

佐藤医師の経歴

  • 1979年 新潟大学医学部卒業、同第一外科入局
  • 2001年 新潟県立がんセンター新潟病院 外科部長
  • 2014年 同 院長

佐藤医師の所有資格/所属学会

  • 日本乳癌学会 評議員・指導医・専門医
  • 日本外科学会 指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本癌治療学会
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • 日本臨床腫瘍学会
  • 米国癌治療学会

東京都

大野真司医師(がん研有明病院)

乳がん医療においては日本を代表する名医と呼ばれる大野真司先生。国内でも屈指の手術件数を誇るがん研有明病院乳腺センターのトップを務める一方、乳がんの早期発見や乳がんサバイバーをサポートするピンクリボン運動の推進者としても知られています。

治療にあたっては病気だけではなく患者さんの心、社会背景、家族のフォローも欠かさず、スタッフ一丸となって全人的医療を追求するチーム医療がモットー。手術や放射線治療、薬物治療を駆使して患者さんの負担を軽減し、乳房の再建や再発の防止にも力を入れ、安心と安全を両立させた先進的ながん医療の提供を心がけているドクターです。

大野医師の経歴

  • 1984年 九州大学医学部卒業
  • 1989年 テキサス大学 臨床腫瘍学研究員
  • 1993年 九州大学病院 助手
  • 1997年 同 併任講師
  • 2000年 九州がんセンター 乳腺科部長
  • 2012年 同 臨床腫瘍研究部長
  • 2014年 同 臨床研究センター長
  • 2015年 がん研有明病院 乳腺センター長

大野医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医・認定医
  • 日本乳癌学会 理事・指導医・専門医・認定医
  • 日本がん・生殖医療学会 理事
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 理事

岩平佳子医師(ブレストサージャリークリニック)

乳がん手術後の乳房再建や美容外科を専門とする岩平佳子先生。これまでに数千人もの患者さんの乳房をよみがえらせてきた、まさに乳房再建のエキスパートとも呼べるドクターです。

乳房再建に際しては、聖路加国際病院や三井記念病院など多くの実績を持つ医療機関とも連携し、質の高い医療を提供しているのが最大の特徴。女性医師ならではの視点で、カウンセリングにおいても精神面のフォローを十分に配慮しています。

国内では乳房再建を得意とする形成外科医の数は決して多くありません。そのような状況の中で、岩平先生は専門医として現在も治療の第一線を担い続けています。

岩平医師の経歴

  • 1984年 東邦大学医学部卒業、同附属大森病院第2外科研修医
  • 1986年 慶応義塾大学医学部形成外科学教室 研究生
  • 1987年 東邦大学医学部 形成外科学講座助手
  • 1989年 同 形成外科学講座講師
  • 1993年 マイアミ大学形成外科、エモリー大学形成外科留学
  • 1996年 東邦大学医学部 形成外科学講座助教授
  • 2003年 ブレストサージャリークリニック 開院

岩平医師の所有資格/所属学会

  • 日本形成外科学会 評議員・専門医
  • 日本乳癌学会 評議員
  • アメリカ形成外科学会

神奈川県

福田護医師(聖マリアンナ医科大学附属研究所)

乳がんの専門医として患者さんに寄り添い、早期発見と早期治療の重要性を発信し続けてきた福田護先生。自身が名医と呼ばれるようになったのも、患者さんとともに成長できたからだと語ります。そんな福田先生は、大学を定年退職した後も附属研究所に休みなく勤務し、変わらず多くの患者さんに向き合ってきました。

現在の肩書きは聖マリアンナ医科大学附属研究所のブレスト&イメージング先端医療センターの責任者。がん拠点病院が開設する独立型のセンターとしては日本初の施設であり、乳がんの正確かつ先進的な診断を行ない、地域の画像センターとしてさらなる発展のために尽力しています。

福田医師の経歴

  • 1969年 金沢大学医学部卒業
  • 1971年 国立がんセンター レジデント
  • 1974年 聖マリアンナ医科大学 第一外科助手
  • 1975年 ニューヨーク・メモリアルスローンケタリングがんセンター 外科レジデント
  • 1976年 同 外科クリニカルフェロー
  • 1977年 バージニア大学 外科リサーチインストラクター
  • 1978年 聖マリアンナ医科大学 第一外科助手
  • 1982年 同 第一外科講師
  • 1992年 同 第一外科助教授
  • 1997年 同病院 乳腺・内分泌外科部長
  • 2002年 同 教授
  • 2009年 同 ブレスト&イメージングセンター 院長

福田医師の所有資格/所属学会

  • 日本乳癌学会 名誉会員・専門医・認定医
  • 日本乳癌検診学会 名誉会員
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 名誉会員
  • 日本癌治療学会 功労会員
  • 日本がん検診・診断学会 名誉会長
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本がん治療認定医機構 暫定教育医

千葉県

福間英祐医師(亀田総合病院)

亀田総合病院乳腺科の主任部長を務め、海外でも数多くの手術を手がけてきた福間英祐先生。同院の特徴でもある内視鏡を用いた乳がん手術で、根治性と審美性を両立させた乳がん治療を目指しています。また、比較的小さな乳がんを切らずに治す冷凍凝固療法にも積極的に取り組んできました。

患者さんの安全と権利を守りつつ、常に新しい治療法の開発を目指すのが福間先生の信念。

福間先生をよく知る医師いわく、その穏やかな風貌の裏にアグレッシブなほどの技術への情熱が隠れているそうです。患者さんのためにできる限りの技術を尽くし、多くの治療オプションをそろえていきたいと本人も語っています。

福間先生の経歴

  • 1979年 岩手医科大学卒業、聖路加国際病院外科研修医
  • 1981年 聖路加国際病院 外科医員
  • 1985年 帝京大学溝口病院 外科助手
  • 1988年 メルボルン大学外科留学
  • 1988年 横浜総合病院 外科医長
  • 1990年 帝京大学溝口病院 外科助手
  • 2000年 亀田総合病院 乳腺外科部長
  • 2011年 同 乳腺科主任部長

福間先生の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医・専門医・認定医
  • 日本乳癌学会 指導医・専門医・認定医
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 顧問
  • 日本低温医学会 理事
  • 国際低温医学会 理事
  • 国際外科学会
  • 日本癌治療学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本内視鏡外科学会

静岡県

渡辺亨医師(浜松オンコロジーセンター)

腫瘍内科医の第一人者として、とりわけ乳がん診療に長く尽力してきた渡辺亨先生。国立がん研究センターなど国内屈指のがん治療拠点医療機関で豊富な実績を残す一方、新しい治療法の開発にも情熱を注いできました。

浜松オンコロジーセンターは、通院だけでも効果的な化学療法を受けられることを証明するために渡辺先生が開設したがん専門クリニック。数ある治療メニューをもっとも効果的に組み合わせたプランの提供を心がけています。セカンドオピニオンにも積極的に対応しており、現在では県外からも多くの患者さんが渡辺先生のもとを訪れます。

渡辺医師の経歴

  • 1980年 北海道大学医学部卒業
  • 2005年 浜松オンコロジーセンター 開院

渡辺医師の所有資格/所属学会

  • 米国臨床腫瘍学会

愛知県

岩田広治医師(愛知県がんセンター)

愛知県がんセンターで乳腺科部長と副院長を兼務する岩田広治先生は、国内における乳がん医療のオピニオンリーダーであると同時に東海エリアの乳がん医療の要ともいえる存在。乳がん診療ガイドライン作成委員会のトップを務めていることでも、その技術と知識が突出していることがわかります。

臨床の現場では診断から初期治療、再発治療、緩和ケアまで一貫性の高い治療を提供。センチネルリンパ節生検を他の医療機関に先駆けて導入するなど、患者さんの負担を減らすことを第一に考えます。先進的な治療をいち早く患者さんに届けるため、世界規模の臨床試験にも積極的に参加していることでも知られているドクターです。

岩田医師の経歴

  • 1987年 名古屋市立大学医学部卒業、同第二外科助手
  • 1991年 同 第二外科臨床研究医
  • 1994年 三重県国保前島病院 外科医員
  • 1996年 名古屋市立大学医学部 第二外科助手
  • 1998年 愛知県がんセンター 乳腺外科医長
  • 2003年 同 乳腺外科部長
  • 2012年 同 副院長兼乳腺科部長

岩田医師の所有資格/所属学会

  • 日本乳癌学会 評議員・専門医
  • 日本外科学会 指導医
  • 日本臨床腫瘍学会 暫定指導医
  • 日本癌治療学会
  • 日本癌学会
  • 日本乳癌検診学会
  • 日本臨床外科学会
  • 米国臨床腫瘍学会

京都府

戸井雅和医師(京都大学医学部附属病院)

高い技術と豊富な知識、そして広い視野という名医の条件を兼ね備えた乳がん医療のスペシャリスト、それが京都大学医学部乳腺外科学教授の戸井雅和先生です。乳がんをコントロールするには早期発見がポイントだと考え、速やかな診断と治療開始に力を注いできました。

治療にあたっては患者さん一人ひとり異なるがんの特性を把握し、さまざまな標準治療を組み合わせた集学的治療をオーダーメイドで立案。安全性と根治性が両立されたバランス重視の治療が特徴です。現在は次世代の乳がん治療を担う医師の育成にも尽力し、自身が培ってきた知識と経験を惜しみなく若手に伝えています。

戸井医師の経歴

  • 1982年 広島大学医学部卒業
  • 1990年 オックスフォード大学留学
  • 1992年 東京都立駒込病院 外科
  • 2007年 京都大学大学院医学研究科 外科学講座乳腺外科学教授

戸井医師の所有資格/所属学会

  • 日本乳癌学会 専門医
  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本臨床腫瘍学会 暫定指導医
  • 日本消化器外科学会
  • 日本癌治療学会
  • 日本癌学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本乳癌検診学会
  • 日本がん分子標的治療学会

大阪府

元村和由医師(大阪急性期・総合医療センター)

大阪府立成人病センターで20年以上にわたって乳がんの診断・治療の経験を積んだ後、大阪急性期・総合医療センターの主任部長に就任した元村和由先生。現在では標準的な治療となった乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検を国内で初めて実施し、その後の普及に努めてきたドクターです。

元村先生の功績は画像診断の領域にも及び、CTとMRIを組み合わせた画像解析によって乳がんのリンパ節転移を手術せずに診断する手法を確立したのもそのひとつ。治療にあたっては科学的根拠に基づいた世界標準の治療を心がけ、欧米と同水準の診断・治療レベルを目指しています。

元村医師の経歴

  • 1983年 鹿児島大学医学部卒業

元村医師の所有資格/所属学会

  • 日本乳癌学会 評議員・指導医・専門医
  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本がん治療認定医機構 暫定教育医
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 責任医師

愛媛県

大住省三医師(四国がんセンター)

乳がんの早期診断と縮小手術、とくに遺伝性乳がんの治療に精通している四国がんセンターの大住省三先生。患者さんの希望を尊重したうえで生活の質も保たれ、さらに最大限の効果を引き出すことができる治療プランを追求します。もちろん、十分なインフォームド・コンセントも欠かしません。

遺伝性乳がんに代表される遺伝性腫瘍の治療にはセンター全体で取り組んでおり、家族性腫瘍相談室の開設はその一環。そのような乳がんの予防・早期発見のために他の診療科の専門医や遺伝カウンセラー、臨床心理士などによるチームを構成し、自らもその中心メンバーとして活躍しています。

大住医師の経歴

  • 1982年 岡山大学医学部卒業
  • 1986年 岡山大学大学院修了、岡山大学医学部第二外科
  • 1987年 国立岡山病院 外科
  • 1989年 愛媛県立伊予三島病院 外科
  • 1991年 米国スタンフォード大学留学
  • 1993年 岡山大学医学部 第二外科
  • 1993年 国立病院四国がんセンター 外科
  • 2005年 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター 乳腺外科医長
  • 2012年 同 がん診断・治療開発部長

大住医師の所有資格/所属学会

  • 日本遺伝カウンセリング学会 臨床遺伝専門医
  • 日本家族性腫瘍学会 専門医・家族性腫瘍カウンセラー
  • 日本癌治療学会 臨床試験登録医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本外科学会 指導医・専門医・認定医
  • 日本乳癌学会 指導医・専門医
   
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