本サイトに掲載する医師のなかから、癌関連の論文発表をしている乳腺指導医を都道府県別に一部、ご紹介します。(2021年12月調査)
新潟県立がんセンター新潟病院の院長を務め、県内における乳がん診療の中心的役割を担っている佐藤信昭先生。精密検査から診断、手術、再発治療まで幅広い領域をカバーし、他の診療科の医師と密な連携を取って総合的な乳がん診療を提供しています。また、診療における連携は院内に限らず、地域の医療機関とも高水準な共同診療を行なっているのも同院の特徴です。
佐藤先生のモットーは、患者さんの自己決定を尊重すること。そのため、病状についてわかりやすくゆっくりと、そして患者さんが安心できるような態度で接することを心がけています。
所在地:新潟県新潟市中央区川岸町2丁目15番地3
電話番号:025-266-5111
昭和大学医学部乳腺外科の明石医師は、これまでに数多くの乳がん手術を担当している実績があります。手術後の再建を引き継ぐ形成外科医からも高い評価を受けているそうです。
誤った情報に惑わされず、後悔のない決断をするための治療の選択肢を提示し、納得できる治療をサポートしてくれる明石医師の元には、現在も多くの患者が足を運んでいます。
所在地:東京都品川区旗の台1-5-8
電話番号:03-3784-8000
杏林大学医学部付属病院乳腺外科の診療科長を務める井本医師は、乳腺外科全般と外科腫瘍学を専門とする医師。杏林大学建学の精神を探求するべく、真「腫瘍学の真理の探究」、善「謙虚たる人材の育成」、美「先進的ながん治療の創造」を目標とした診察や教育、研究に取り組んでいます。バイオマーカーによる乳癌治療の個別化やラジオ波焼灼治療による非切除治療の開発などを研究テーマとするほか、「乳がんがよくわかる本」など乳がんに関する書籍の出版も手がけています。
所在地:東京都三鷹市新川6-20-2
電話番号:0422-47-5511
乳がん医療においては日本を代表する医師と呼ばれる大野真司先生。国内でも屈指の手術件数を誇るがん研有明病院乳腺センターのトップを務める一方、乳がんの早期発見や乳がんサバイバーをサポートするピンクリボン運動の推進者としても知られています。
治療にあたっては病気だけではなく患者さんの心、社会背景、家族のフォローも欠かさず、スタッフ一丸となって全人的医療を追求するチーム医療がモットー。手術や放射線治療、薬物治療を駆使して患者さんの負担を軽減し、乳房の再建や再発の防止にも力を入れ、安心と安全を両立させた先進的ながん医療の提供を心がけているドクターです。
所在地:東京都江東区有明3-8-31
電話番号:03-3520-0111
昭和大学病院ブレストセンター長の中村医師は、乳がん治療に精通していることで知られている医師です。かつては消化器の腹腔鏡手術を引き受けるとともに乳がんの診療も行っていましたが、M.D.アンダーソンがんセンターでの研修を経験して以降、乳がんの診療に注力。その中で聖路加国際病院ブレストセンターの立ち上げを行い、患者中心のチーム医療の取り組みを行いました。さらに2010年に移った昭和大学病院でもブレストセンターの立ち上げを行い、乳がん治療に取り組んでいます。
所在地:東京都品川区旗の台1-5-8
電話番号:03-3784-8000
乳がんの専門医として患者さんに寄り添い、早期発見と早期治療の重要性を発信し続けてきた福田護先生。自身が名医と呼ばれるようになったのも、患者さんとともに成長できたからだと語ります。そんな福田先生は、大学を定年退職した後も附属研究所に休みなく勤務し、変わらず多くの患者さんに向き合ってきました。
現在の肩書きは聖マリアンナ医科大学附属研究所のブレスト&イメージング先端医療センターの責任者。乳腺疾患(乳がんなど)に特化した施設であり、乳がんの正確かつ先進的な診断を行ない、地域の画像センターとしてさらなる発展のために尽力しています。
所在地:神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-2
電話番号:044-969-7720
腫瘍内科・がん薬物療法を専門領域として、化学療法部長を務めている荒木医師。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医ほか、多数の資格を持ち、各診療科と連携しながら包括的な診療を行うことによって適切な抗がん薬治療を提供しています。また、同院の腫瘍内科では臓器横断的ながんや原発が不明ながんなどそれぞれの臓器ごとの診療科では対応が難しいとされているケースについても対応。ひとりひとりの患者の状態に合わせた、柔軟な対応を行っています。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:群馬県太田市高林西町617-1
電話番号:0276-38-0771
亀田総合病院乳腺科の主任部長を務め、海外でも数多くの手術を手がけてきた福間英祐先生。同院の特徴でもある内視鏡を用いた乳がん手術で、根治性と審美性を両立させた乳がん治療を目指しています。また、比較的小さな乳がんを切らずに治す冷凍凝固療法にも積極的に取り組んできました。
患者さんの安全と権利を守りつつ、常に新しい治療法の開発を目指すのが福間先生の信念。
福間先生をよく知る医師いわく、その穏やかな風貌の裏にアグレッシブなほどの技術への情熱が隠れているそうです。患者さんのためにできる限りの技術を尽くし、多くの治療オプションをそろえていきたいと本人も語っています。
所在地:千葉県鴨川市東町929番地
電話番号:04-7092-2211
愛知県がんセンターで乳腺科部長と副院長を兼務する岩田広治先生。乳がん診療ガイドライン作成委員会の作成委員を務めていることでも、知識が豊富なことがわかります。
臨床の現場では診断から初期治療、再発治療、緩和ケアまで一貫性の高い治療を提供。早くからセンチネルリンパ節生検を導入するなど、患者さんの負担を減らすことを第一に考えます。先進的な治療をいち早く患者さんに届けるため、世界規模の臨床試験にも積極的に参加していることでも知られているドクターです。
所在地:愛知県名古屋市千種区鹿子殿1番1号
電話番号:052-762-6111
高い技術と豊富な知識、そして広い視野を兼ね備えた乳がん医療のエキスパート、それが京都大学医学部乳腺外科学教授の戸井雅和先生です。乳がんをコントロールするには早期発見がポイントだと考え、速やかな診断と治療開始に力を注いできました。
治療にあたっては患者さん一人ひとり異なるがんの特性を把握し、さまざまな標準治療を組み合わせた集学的治療をオーダーメイドで立案。現在は次世代の乳がん治療を担う医師の育成にも尽力し、自身が培ってきた知識と経験を惜しみなく若手に伝えています。
所在地:京都府京都市左京区聖護院川原町54
電話番号:075-751-3111
大阪府立成人病センターで20年以上にわたって乳がんの診断・治療の経験を積んだ後、大阪急性期・総合医療センターの主任部長に就任した元村和由先生。現在では標準的な治療となった乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検を早くから実施し、その後の普及に努めてきたドクターです。
元村先生の功績は画像診断の領域にも及び、CTとMRIを組み合わせた画像解析によって乳がんのリンパ節転移を手術せずに診断する手法を確立したのもそのひとつ。治療にあたっては科学的根拠に基づいた世界標準の治療を心がけ、欧米と同水準の診断・治療レベルを目指しています。
所在地:大阪府大阪市住吉区万代東3丁目1番56号
電話番号:06-6692-1201
乳がんの早期診断と縮小手術、とくに遺伝性乳がんの治療に精通している四国がんセンターの大住省三先生。患者さんの希望を尊重したうえで生活の質も保たれ、さらに最大限の効果を引き出すことができる治療プランを追求します。もちろん、十分なインフォームド・コンセントも欠かせません。
遺伝性乳がんに代表される遺伝性腫瘍の治療にはセンター全体で取り組んでおり、家族性腫瘍相談室の開設はその一環。そのような乳がんの予防・早期発見のために他の診療科の医師や遺伝カウンセラー、臨床心理士などによるチームを構成し、自らもその中心メンバーとして活躍しています。
所在地:愛媛県松山市南梅本町甲160番
電話番号:089-999-1111