
高精度放射線装置を完備する、藤枝平成記念病院
藤枝平成記念病院は静岡県藤枝市にある総合病院です。ガンマナイフ治療や定位放射線治療を得意としており、県内外から広く患者が集まっています。また品質マネジメントの国際認証規格であるISO9001も取得しており、グローバルスタンダードな品質管理を確保していることも特徴です。院長や副院長が放射線治療医として活躍しています。
藤枝平成記念病院の放射線治療科で活躍している竹本真也医師は、定位放射線治療や強度変調放射線治療などの高精度放射線治療を得意分野とする放射線治療の医師です。
根治的治療だけでなく緩和ケアを目的とした放射線治療についても幅広く対応しており、癌の原発巣に対する治療だけでなく転移癌に対する治療も責任を持って担当してくれます。
なお藤枝平成記念病院では竹本真也医師の他に、放射線治療科に所属する医師として病院長・理事長である平井達夫医師や副院長である平井崇久医師などが挙げられます。
藤枝平成記念病院には、病院長や副院長を含めた複数の放射線治療医が所属しています。PET-CTセンターや定位放射線治療センターなど専門部署を開設。医療設備の積極的な刷新や導入で治療環境の拡充に努め、新しい治療法や病気の早期発見方法といった技術開発に力を入れていることが挙げられます。また国際認証規格であるISO9001の取得に加えて、(公財)日本医療機能評価機構による病院機能評価で「認定証(一般病床種別区分2)」(※)を受領(平成18年2月20日付)しました。患者に対して客観的に信用できる医療サービスの提供や情報発信を行っていることもポイントです。 地域の医療機関とも連携しており、外来でPET-CT検査を受けられます。
※参照元:藤枝平成記念病院公式HP(https://heiseihp.com/about/authorization/)
当病院は、近隣の病院・医院よりのご紹介を中心に、毎月、120~130件のPET-CT検査を行っています。苦痛のない検査のため、検診目的で受けられる方も増えています。
引用元:藤枝平成記念病院公式ホームページ
https://heiseihp.com/nurse/introduction/pet/
藤枝平成記念病院の定位放射線治療センターでは、癌病巣だけをターゲットとして放射線を照射し、効率的に癌治療を進められる高精度放射線治療「定位放射線治療」を実施しています。
藤枝平成記念病院の定位放射線治療は、高精度放射線治療専用装置である「リニアック:シナジー」によって行われています。事前の画像検査によって特定した癌病巣に複数方向から放射線を照射。最終的に癌病巣で放射線を収束させることで高エネルギーによる癌治療を実現します。
個々の放射線の出力は抑えられているため、健常細胞や健康な組織への悪影響を抑えられることも重要です。
藤枝平成記念病院で取り扱われている定位放射線治療は、直径およそ3cmの癌病巣に対して適用。単発性の癌治療としてはもちろん、転移性肺癌や転移性肝癌といった転移癌に対する治療としても行われています。
強度変調放射線治療(IMRT)とは、癌の形状に合わせて照射する放射線のレベルを調節します。被曝のダメージを抑えつつ癌細胞への治療効果を追求する高精度放射線治療の1種です。
そもそも癌病巣は綺麗な球体や立方体ではありません。患者ごとに様々な形状や歪みを生じさせています。そのため癌の形状を詳しく分析しておき、形状に合わせて放射線照射量をリアルタイムで調節しながら照射。効率的な放射線治療が可能です。
藤枝平成記念病院では、およそ200本のガンマ線を使って脳腫瘍や脳血管種といった脳の治療を行うガンマナイフユニットが導入されていることが特徴です。脳の深部にあって外科的アプローチが困難なケースにおいても、ミリ単位の精度でガンマ線を照射して腫瘍を治療できるガンマナイフであれば、治療によって患者のケアを目指せます。
また腫瘍の位置やサイズといった情報を正確に診断して照射プランを構築できるように、専用の治療計画ソフトウェアが利用されており、治療時間はおよそ20分です。
※ガンマナイフ治療実績(期間1991年11月20日~2020年2月29日):15,086件(参照元:藤枝平成記念病院公式HP(https://heiseihp.com/center/gamma-unit/results/))
ガンマナイフ治療は、以下の4つのプロセスで行われます。
❶頭部のフレームへの固定 頭部の固定頭蓋内の病巣にビームの焦点を固定するため、放射線の照準を、ミリ単位の精度で合わせる必要があります。 局所麻酔を施して、ガンマナイフ治療用の金属フレーム(ステレオタクティックフレーム)を、ピン/ボルトで頭蓋骨外板の深さまで打ち込み固定します。 これで患者の頭部にフレームが固定されます。 治療時には、このフレームをガンマナイフ治療装置に強固に固定するため、ガンマナイフ治療は放射線治療の中でも他に類を見ない位置精度での治療が可能です。 治療中に(くしゃみをしても、地震が来ても)治療部位がズレることがありません。
❷画像撮影 X線検査頭部にフレームが装着された状態で頭部の画像撮影を行います。 治療対象となる病気の種類により、MRIやCTスキャン、脳血管撮影を行います。 これによって、治療に必要な照射範囲の位置、形状の正確な情報を得ることができます。
❸治療計画(放射線照射位置と放射線線量の決定) 照射線量設定腫瘍の位置やサイズなどの情報を元に、医師が治療ガンマ線の放射線線量と照射範囲を決定します。 数値計算、表示は専門の治療計画ソフトウエアで行われます。
❹ガンマナイフ治療の開始 X線検査治療計画が完了後、頭部のフレームをガンマナイフ治療装置に専用のアダプターで固定し、治療を開始します。 治療時間は、腫瘍の大きさや数により変わります。単発の病変の場合、平均20分前後で治療が終わります。
引用元:藤枝平成記念病院公式ホームページ
https://heiseihp.com/center/gamma-unit/gamma-knife/
藤枝平成記念病院で内視鏡手術を専門的に取り扱う部門です。内視鏡センターが設置されており、医師だけでなく専任の看護師や助手、クラークらが所属してチーム医療が実施されています。
早期発見の胃癌や大腸癌に対して、開腹手術でなく内視鏡を使った低侵襲手術でも治療効果を期待できる内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を実施しています。さらに、より高度な外科レベルが求められるケースにおいては近隣の医療機関とも連携。患者のために適切と思われる治療体制を構築しています。
藤枝平成記念病院で放射線治療を受ける流れについてまとめました。
藤枝平成記念病院ではMRIやCTスキャンなどを活用して画像診断を実施。放射線医が治療プランの内容について検討しています。定位放射線治療や強度変調放射線治療、あるいはガンマナイフ治療といった治療を行う場合、事前に癌細胞の位置や大きさなどの情報を把握・分析が必要になるからです。
治療プランが具体的に検討・確定されれば、放射線治療が開始されます。なお治療回数や治療期間は治療計画によって最初に設定。加えて定期的な診察によって最善と思われる治療プランへの再考が行われます。
放射線治療が終了すれば、改めて治療の効果を確かめる診察を実施。手術後も定期健診で転移リスクや再発リスクへのケアがされています。
原則として、藤枝平成記念病院では事前の初診予約が「不要」です。そのため事前に予約をしていない人でも診察を受けられます。
ただしガンマユニットセンターやPET-CTセンターなど、一部の専門センターは事前の予約が必要です。それぞれの診療科やセンターごとに予約用の電話番号が設定されています。
保険診療による治療は治療期間や治療回数、診察頻度などによって異なります。どの程度の金額になるか主治医や担当医へ相談しておきましょう。
| 医療法人社団 平成会 藤枝平成記念病院 | |
|---|---|
| 診療科目 | 脳神経外科、外科、消化器外科、内科、整形外科、胃腸内科、循環器外科、眼科、皮膚科・アレルギー科、リハビリテーション科、歯科口腔外科、リウマチ科、放射線科、麻酔科、泌尿器科、血液内科、感染症内科、老年内科、漢方内科、救急科 |
| 診療時間 | 8:00~11:30/14:00~16:30(土曜は午前のみ) |
| 休診日 | 日曜日・祝日 |
| 所在地 | 静岡県藤枝市水上123番地の1 |
| 電話番号 | 054-643-1230 |
| ベッド数 | 一般(113床)、療養(86床) |
| 年間治療患者数 | 放射線治療件数:199件(令和2年度)、214件(令和元年度)、ガンマナイフ治療実績(1991年11月20日~2020年2月29日):9,091症例(15,086件) |
| 対応可能な治療方法 | 手術治療、放射線治療、化学療法 |
| 設備 | 磁気共鳴装置 MRI 3台(1.5T、1.5T、1.5T)、ヘリカルCTスキャン装置1台、マルチスライスCT装置(16列)1台、PET-CT装置1台、血管撮影装置1台、乳房X線撮影装置1台、骨密度測定装置1台、一般撮影装置2台など(2023年5月18日調査時点) |
| URL | https://heiseihp.com/ |