いちから分かる癌転移の治療方法ガイド

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亀田総合病院

千葉 放射線治療
(サイトイメージ)
引用元:亀田総合病院公式HP
http://www.kameda.com/ja/general/

高精度な放射線治療を受けられる亀田総合病院

亀田総合病院は、亀田メディカルセンターの中核として運営されている千葉県南部の基幹病院になります。全34の診療科を持つ総合病院として県民の健康を支えています。

亀田総合病院の医師

庄司一寅放射線科部長/放射線科治療センター長

三重大学医学部を卒業された後、三重大学医学部付属病院や愛知県がんセンター放射線治療部、三重大学医学部付属病院放射線科、国立津病院放射線科、三重大学医学部付属病院放射線科などで経験を積んで来られた医師です。

その後、亀田総合病院の放射線科医長兼放射線治療センター長/放射線治療センター長に就任。

日本放射線腫瘍学会・日本医学放射線学会から放射線治療専門医として認定を受けています。

その他、日本放射線腫瘍学会、日本医学放射線学会、日本肺癌学会、日本乳癌学会などに所属しているようです。

目次

亀田総合病院の特徴

全34科、一般病床865床、精神52床の高度急性期病院

千葉県にある亀田総合病院は、亀田メディカルセンターの基幹施設として、全34科、一般病床865床、精神53床を所有する高度急性期病院になります。救急救命センターや総合周 産期母子医療センター、基幹災害医療センター、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院など千葉県におけるほとんどの公的医療サービスに認定されている総合病院です。

さらに医療機関としては初となる2000年には、ISO9001の認証を獲得しています。2009年には、国際医療認証(JCI)も取得されているようです。

亀田総合病院の治療方法

放射線治療

放射線治療専門の医師が放射治療を担当

亀田総合病院では、日本医学放射線学会 放射線治療専門医が治療を担当してくれます。具体的には、小線源治療や密封小線源治療、非密封小線源治療、定位照射、全身照射、強度変調放射線治療などがんの種類や進行状況に合わせて、単独治療あるには抗がん剤治療や外科治療と組み合わせることで相乗的に治療を進めているとのこと。治療方針は、患者の体外から腫瘍に照射する「外部照射」と体内から照射を行う「小線源治療」を主に診療しています。

1.外部照射

外部照射とは、一般的に導入されている放射線治療法の1つです。具体的には、放射線装置を使用し、外部から腫瘍に向かって照射します。患者ごとの症状から照射量や治療回数、治療期間を決定する流れです。

亀田総合病院では、株式会社バリアン社の「リニアック VARIAN CL-iX」と「VARIAN CL-6EX」という放射線装置を導入しています。

2.小線源治療

小線源治療とは、放射線を出す小さな線源(カプセル)を対象の腫瘍の中に入れて集中的に腫瘍に照射する治療方法のことです。放射線が届く範囲が狭いために、健全な細胞への影響を少なく、がん病巣に集中的に照射可能。また、腫瘍の位置が変化しても埋め込み型なので的確な治療ができます。

3.密閉小線源治療

密閉小線源治療とは、放射線を出す小さな線源を、前立腺などの病巣に刺入する又は子宮などの体腔内に熱源を挿入して照射する治療法です。埋め込む数は患者の状況によって異なり、埋め込む位置もコンピューターを用いて治療効果が高い位置を選定します。密閉小線源治療は、治療時間も短く患者への負担が少ないのがメリットです。

4.非密封小線源治療

非密封小線源治療とは、その名の通り密封されていない放射性物質を使用した治療方法のこと。具体的には、放射性物質が溶けやすいカプセルに封入されている、または注射薬となっています。経口や静脈注射で使用されます。

5.強度変調放射線治療

強度変調放射線治療とは、比較的新しい放射線治療の1つです。通常の放射線治療では、腫瘍に対して常に一定の放射線強度で治療を行います。それに対して強度変調放射線治療では、専用のコンピューターを用いて、正常の組織には放射線の影響を抑え、腫瘍にはより高い放射線を照射する治療になります。これまでの放射線治療のように、一定の放射線強度ではないため、正常組織への影響が抑えられ体への負担が軽減できます。

亀田総合病院の施術について

亀田総合病院で放射線治療を受ける流れについてまとめました。

放射線治療の流れ

予約

予約センターへの電話で初診予約をします。予約の際にどんな資料が必要なのか案内されます。

初診

放射線治療を受けるにあたり、はじめに放射線治療専門の医師による診察を受けます。

そこで病歴や過去の検査データなどから治療の可否を判断。治療が可能だと判断された場合には、照射範囲や治療スケジュール作成に移行します。患者に治療によってどのような効果が期待できるのか、さらにはどのような副作用があるのかを説明し、問題がなければ承諾書へサインをします。

検査

治療計画を作成するために、現在の腫瘍の大きさや位置関係をX線撮影やCT、MRを用いて画像データを取得します。照射位置を合わせるために患者の皮膚へ印をつける、または固定具を作成します。

計算

取得した画像データをもとに、実際に治療する範囲や方向、放射線の種類、放射量、放射回数などのスケジュールを作成します。

治療スタート

放射線治療を開始します。放射線の照射時間は1分ほど。亀田総合病院では、週6日で放射線治療を行うそうです。

経過観察

放射線治療専門医師により週1回全身状況などの診察を行います。患者の状況に合わせて薬を処方したり、休止したりなども検討します。

治療終了

放射線治療後に、放射線による有害反応の有無や全身状態を確認します。

予約方法

亀田総合病院では、一般的な外来治療については、同敷地内にある亀田クリニックにて予約診療を行っています。初診の場合にも予約センターへ電話予約をしましょう。

電話:04-7099-1111

予約受付:月~土曜日(8:00~17:00)

亀田総合病院の基本情報

医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
診療科目 内科、心療内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、アレルギー科、リウマチ科、小児科、外科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、小児外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、救急科、歯科、矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科、病理診断科
診療時間 8:30〜11:30、11:30〜16:00(予約制)
休診日 日曜日・祝日・年末年始(12月30日〜1月3日)
所在地 千葉県鴨川市東町929番地
電話番号 04-7099-1111(予約センター)
04-7092-2211(代表)
ベッド数 一般865床(うち開放病床 30床)/精神52床
年間治療患者数 不明
対応可能な治療方法 小線源治療、密封小線源治療、非密封小線源治療、定位照射、全身照射、強度変調放射線治療(放射線科の場合)
設備 リニアックVARIAN CL-iX、リニアックVARIAN CL-6EX(放射線科の場合)
URL http://www.kameda.com/ja/general/