東京都立駒込病院

東京 放射線治療

全国で5本の指に入る実績数を持つ
東京都立駒込病院

東京都立駒込病院は癌と感染症に対する高度専門病院として、2015年には都内3位、全国でも5位のがん登録件数(5,040件)の実績を持つなど、多くの方の癌治療を行っている施設です。総合病院として内科部門、外科部門、中央部門には多くの診療科があり、さまざまな癌治療に対応しています。

東京都立駒込病院のがん治療の医師

名医(イメージ)

古賀 文隆腎泌尿器外科部長

東京医科歯科大学卒業。泌尿器癌、泌尿器癌の低侵襲手術、泌尿器癌の臓器温存・機能温存治療、泌尿器がんの集学的治療を専門としています。

医学博士、日本泌尿器科学会指導医・専門医、日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会 腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)施設基準医 ロボット支援腹腔鏡下手術認定術者、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会理事、European Urology誌編集顧問 ほか国際学術誌編集委員(3誌)、東京医科歯科大学医学部臨床教授。

東京都立駒込病院のがん治療の特徴

治療している癌の種類が多い

診療科の数が多岐にわたっています。癌治療箇所では、治療が難しいとされるすい臓癌の治療を受けられる肝胆すい外科、前立腺癌を治療する腎泌尿器科、子宮癌を治療する婦人科など計18種類以上の治療を提供しています。

質の高い治療提供を目指す体制

都道府県がん診療連携拠点病院として、手術療法、放射線治療、化学療法、緩和ケアを組み合わせた癌治療を提供。がん診療連携拠点病院の強みに「院内がん登録」というシステムがあります。病院で診断・治療を受けた患者についての情報(癌の箇所、組織型、進行度、治療内容など)を収集し登録。全国から集められ蓄積されたデータをもとに患者の状態や癌の特徴を正確に把握してくれます。治療や治療後のケア・支援にも役立つシステムです。

診断時から適切な緩和ケアを継続して受けられる緩和ケアセンターを設置。また、患者サポートセンター(がん相談支援センター)では、患者や家族の悩みや不安に対して真摯にアドバイスをしてくれます。

江戸川がん治療センターではホルモン治療や患部に当てる放射線量を変化させる強度変調放射治療も受けられる体制を整えています。また、治療が難しいとされるすい臓癌の治療技術向上のために、ビューレイシステム(メリディアン)を導入しているのが特徴です。

東京都立駒込病院のがん治療実績

2015年のがん登録件数(癌で診療し、癌に関する情報を登録した人の数)が5,040件で都内3位、全国でも5位の登録数となっています。

放射線治療件数は2016年に22,433件、2017年に24,483件と2万件以上の治療を行える施設です。

東京都立駒込病院のがん治療方法

放射線治療(イメージ)放射線
治療

放射線治療

トモセラピー、サイバーナイフ、ヴェロの高精度放射線治療装置を3台導入し、強度変調放射線治療や定位放射線治療を行っています。

トモセラピーはCT撮影も行える装置でベッドに横になった状態で治療が受けられます。体の周りを360度回りながら病巣のみにピンポイントで照射を行うので、正常な組織への影響を抑えられる治療です。また、全身をターゲットにできるので、転移した癌の治療も受けられます。

サイバーナイフでは放射線を複数方向から一点に集中する高精度の定位放射線治療が受けられます。患者のわずかな動きも瞬時に捉え、正しい位置に補正して照射を行ってくれます。主に脳の病巣に対して使用されていましたが、2013年から肺や骨の病巣にも活用されています。

ヴェロ(VERO-4DRT)は患者の呼吸によって動く臓器に合わせて、照射ヘッドが動く機能を搭載した動体追尾放射線治療です。特定の部位のみ放射線を当てるため、周辺臓器の線量を抑えられるのです。主に呼吸によって病巣も動いてしまう肺癌の治療で活用されています。

強度変調放射線治療(IMRT)

強度変調放射線治療(IMRT)とは、照射する放射線の線量を調節=変調することにより、正常な組織への悪影響を最小限に抑えながら腫瘍を集中的に攻撃する治療法のことです。

治療計画作成時には、コンピューターが腫瘍の形状を正確に把握し、数万通りもの照射パターンの中から最適な方法を算出。細かな分割照射により、隣接する正常な部位を守りながら高線量の放射線によって病変部を破壊します。

IMRTの開発により、病巣が重要な臓器などに隣接している場合にもより安全かつ効果的な治療が行えるようになりました。ただし、腫瘍のみに放射線を与えるためには、腫瘍の位置を的確に捉えて治療計画を立てるとともに、その計画に従って正確に位置合わせを行わなければなりません。安全で効果的な治療を行うためには、治療計画の作成や照射を行うスタッフの確かな知識と技術が求められます。

都立駒込病院放射線診療科(治療部)では、患者さんの安全のための取り組みとして、治療前に人を模した測定機器を使ったテストを行っています。各患者さんの治療計画に沿って放射線量を測り、計画との相違がないか照らし合わせることで、照射の効果と安全性を確保しているのです。

(イメージ)手術
治療

低侵襲手術

腎泌尿器科で受けられる治療方法です。低侵襲(体への負担を抑えた)のロボサージャン・ガスレス・シングルポート手術や手術支援ロボットのダヴィンチを利用した治療が受けられます。

ロボサージャン・ガスレス・シングルポート手術は、治療を行う医師をロボットのように精密な動きができるようサポートし(ロボサージャン)、炭酸ガスを使わず(ガスレス)、単一の小さな穴(シングルポート)から手術を行う方法です。腹膜への負担を抑えられるため、抗生物質の量も減らせます。低費用で受けられるのもメリットの一つです。

東京都立駒込病院の放射線診療科(治療部)について

強度変調放射線治療(IMRT)、トモセラピーなど、放射線によるさまざまな治療を扱う放射線診療科治療部。6台の放射線治療装置を駆使し、1日100名を超える患者さんの治療を手掛けています。

科のモットーは「患者さんの身体に優しく、確実に治療する」こと。最新の技術を用いた高精度な治療を、より安全に、より多くの患者さんに提供するべく、他科と連携しつつきめ細やかな診療を行っています。

放射線診療科 治療部の専門分野は、悪性腫瘍(癌)の制御を目的とした放射線治療です。放射線治療は、手術療法・化学療法(抗がん剤治療)と並び、癌の三大治療のひとつに数えられています。

放射線治療にはさまざまな技法がありますが、共通するメリットとしては「臓器の形や機能を維持しながら治療を進められる」「高齢の患者さんや、全身状態が良くない患者さんに対しても実施できる」といったものが挙げられます。

体にメスを入れる必要がなく、治療に痛みも伴わない放射線治療は、患者さんの心身にとって負担の少ない治療法だと言えるでしょう。

放射線診療科(治療部)の流れ

1.診察

放射線治療専門医が診察を行い、それぞれの患者さんにとって適切な治療を判断します。また、治療にあたり追加で必要な検査や放射線以外の治療法がある場合は、説明のうえで適宜実施することもあります。

2.治療計画作成

治療を受けることが決定したら、患部の状態を詳しく把握し、治療計画の作成を行います。なお、前立腺癌の場合は、治療計画の作成から治療を開始するまでの間に、ホルモン療法を実施することもあります。

3.治療開始

治療計画に従って、身体の位置を正確に合わせてから照射を開始します。

治療計画作成から治療までの期間は患者さんの状態によっても異なりますが、脳の定位照射の場合で1~7日、肺への定位照射の場合で7日、前立腺の場合は2週間~3ヵ月、その他の場合は2週間程度が目安です。

放射線診療科(治療部)に在籍する医師・スタッフについて

唐澤 克之医師

50名以上のスタッフを擁する放射線診療科治療部のリーダーである唐澤医師。あらゆるがん診療の知識に精通している医師のみに認められる、「がん治療認定医」の資格を取得しています。

とくに肺癌、前立腺癌、すい臓癌、下部消化管腫瘍、甲状腺癌に対する放射線治療に精通。患者さんへの優しさと治療効果の高さを両立させた、適切な治療を提供しています。

東京都立駒込病院の放射線診療科(治療部)の治療実績

  • 放射線治療述べ患者数 2428人
  • 高精度放射線治療 実患者数(新患+再患)951人
  • 強度変調放射線治療(IMRT)
  • 前立腺癌 153件
  • 頭頸部癌 67件
  • その他 262件
  • 定位放射線治療(SBRT)
  • 脳転移 204件
  • 肺腫瘍 64件
  • 肝腫瘍 7件
  • 骨転移 180件

※いずれも2019年度診療実績

東京都立駒込病院の放射線診療科(診断部)について

都立駒込病院の中央部門のひとつである、放射線診療科診断部。CTやMRI、マンモグラフィ、血管造影などによる病気の診断や、画像診断装置で患部を監視しながらの検査・治療を担当しています。

患者さんに適切な治療を提供するためには、正確な診断が欠かせません。放射線診療科診断部では、精度の高い画像の提供で患者さんの治療に貢献するとともに、患者さんが安心して検査を受けられるようきめ細やかな心配りを行っています。

放射線診療科(治療部)に在籍する医師・スタッフについて

高木 康伸医師

放射線診療科診断部部長の高木医師。医師をはじめ、放射線技師や看護師など、約70名のスタッフをまとめあげる存在です。画像診断はもちろんのこと、IVR(画像下治療)にも精通。質の高い診断と、画像診断技術を応用した低侵襲な血管内治療で、患者さんのバックアップを行っています。

診断部内の連携を高めるとともに、後進の育成にも注力。現在治療中の患者さんはもちろん、これから診断・治療に訪れる患者さんにも安心して受けられる医療を提供することを目指しています。

東京都立駒込病院の施術について

東京都立駒込病院の施術についてご紹介いたします。

放射線施術までの流れ

東京都立駒込病院は以下のような流れで放射線治療を行っています。

1.初診予約

予約専用の電話番号へ連絡し、予約をします。予約は、電話をした翌日から1週間以内のケースがほとんどです。

2.初診・診察

初診では、診察のほか検査などを行い、それを元に今後の治療計画を作成します。

3.治療開始

作成した治療計画に基づいて、実際の治療を開始します。治療を始めるタイミングは、治療方法ごとに異なり、例えば、乳がん手術後の照射や骨転移などの通常治療であれば、2日後からスタート可能。脳の定位照射は遅くても1週間以内には治療を始めることができます。前立腺や強度変調放射線治療の場合だと、2週間以上かかることもあるようです。

予約方法

はじめて受診する場合は予約センターで「放射線診療科(治療)」の初診の予約を取得する必要があります。電話番後は下記の通りです。
電話:03-3823-4890

治療費

治療費となる自己負担額は、病状や治療方法などにより異なってきます。放射線治療は基本的に保険診療となるので、高額療養費制度の利用が可能です。

これから紹介する治療費は、あくまでも標準的な放射線治療を行った場合の概算となります。

  • 乳がん温存術後(治療回数25~33回):約6万円~21万円
  • 前立腺がんに対する強度変調放射線治療(33~41回):約13万円~47万円
  • 定位放射線治療(6日入院):約5万円~26万円

東京都立駒込病院の基本情報

東京都立駒込病院
診療科目 内科系部門:消化器内科、呼吸器内科、脳神経内科、血液内科、腎臓内科、肝臓内科、膠原病科、糖尿病内科、総合診療科、腫瘍内科(化学療法科)、緩和ケア科、精神腫瘍科、小児科、感染症科
外科系部門:外科(食道)、外科(肝胆膵)、外科(胃)、外科(大腸)、外科(乳腺)、外科(呼吸器)、整形外科、リハビリテーション科、骨軟部腫瘍科、脳神経外科、皮膚腫瘍科、形成再建外科、腎泌尿器外科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍外科、歯科口腔外
中央部門:遺伝子診療科、麻酔科、輸血・細胞治療科、放射線診療科(診断部)、放射線診療科(治療部)、臨床検査科、薬剤科、栄養科、看護部
診療時間 平日:9:00~17:00
土曜:9:00~12:00
※(紹介予約制)
休診日 要問い合わせ
所在地 東京都文京区本駒込3-18-22
電話番号 03-3823-2101
ベッド数 815床(一般785床 感染症30床)
年間治療患者数 ※参考:がん登録件数:2015年:5,040件
放射線治療件数:2017年:24,483件
対応可能な治療方法 低侵襲手術、放射線治療、薬物療法、緩和ケアなど
設備 トモセラピー、ダヴィンチ、電子内視鏡、マンモグラフィ、ビューレイシステムなど
URL http://www.cick.jp/
   
免責事項
このサイトでは、がん治療に対応しているクリニックの「医師」を「名医」と定義しています。
あくまでもサイト上の呼称であり、医師の実力を定義づけるものではありません。

「いちから分かる癌転移の治療方法ガイド」は、独自に調べた内容をまとめたサイトです。
治療法など詳しく知りたい場合は直接に各医療機関へお問い合わせ下さい。(2015年11月時点)

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