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【特集】肝臓がん・膵臓がんの専門医ガイド

本サイトに掲載する医師のなかから、癌関連の論文発表をしている肝胆膵外科高度技能指導医を都道府県別に一部、ご紹介します。(2021年12月調査)

北海道

神山俊哉医師(北海道大学病院)

移植医療でその名を馳せた北海道大学病院において、消化器外科の肝胆膵グループでチーフを務める神山俊哉先生。肝臓がんの治療を専門的に行なう中で、肝切除の安全性向上、効果的な肝臓がんの治療法・再発予防法の確立を目標としています。

神山先生がこだわるのは、手術前から手術後までの徹底した管理によってできるだけ患者さんの身体に負担をかけないこと。一人ひとりの患者さんに対して真摯に向き合う姿勢を忘れない神山先生を見て、次世代を担う外科医が次々に育っているといいます。

神山医師の経歴

  • 1985年 北海道大学医学部卒業
  • 2005年 同大学院 消化器外科・一般外科学助教授
  • 2007年 同 准教授
  • 2001年 同 消化器外科Ⅰ准教授

神山医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器病学会 指導医・専門医
  • 日本がん治療学会 暫定教育医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医
  • 日本肝臓学会 専門医

所在地:北海道札幌市北区北14条西5丁目
電話番号:011-716-1161

宮城県

海野倫明医師(東北大学病院)

東北大学大学院消化器外科分野の教授を務める海野倫明先生は、難治性疾患が多いことで知られる肝胆膵を専門領域とする医師。肝臓がんや胆道がん、膵臓がんの治療に優れた医師との呼び声も高く、東日本一円から多くの患者さんが海野先生のもとを訪れています。

海野先生が率いる消化器外科は全国でも有数の手術件数・治療成績を誇り、さらなる向上を求めて国内外の施設との共同研究も非常に活発。手術以外の治療法の研究にも力を注ぎ、副作用の少ない抗がん剤治療や放射線治療も行なっています。

海野医師の経歴

  • 1986年 東北大学医学部卒業
  • 1988年 東北大学第一外科(消化器外科)入局
  • 1993年 東北大学大学院卒業、日本学術振興会特別研究員
  • 1995年 仙台オープン病院 外科副医長
  • 1996年 東北大学第一外科 助手
  • 2002年 東北大学病院 肝胆膵外科講師
  • 2005年 同大学院 消化器外科学分野教授
  • 2012年 東北大学病院 副院長
  • 2017年 東北大学大学院医学系研究科 副研究科長

海野医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器病学会 指導医・専門医
  • 日本肝臓学会 指導医・専門医
  • 日本胆道学会 指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本肝胆膵外科学会 理事・評議員・高度技能指導医

所在地:宮城県仙台市青葉区星陵町1番1号
電話番号:022-717-7000

茨城県

小田竜也医師(筑波大学付属病院)

筑波大学附属病院消化器外科教授。消化器外科・肝胆膵外科を専門分野としており、難治がんとして知られる膵臓がんの治療開発に力を入れている医師であり、同消化器外科では高難度手術である膵頭十二指腸切除も多く実施しています。また、膵臓がんの治療に関する研究開発も手がけており、膵移植を開始するためのシミュレーションや実施施設との連携を深めることによる膵移植の立ち上げや、外科手術のみでは治療ができない膵臓がんに有効な抗がん剤の研究開発にも取り組んでいます。

小田医師の経歴

  • 1988年3月 筑波大学医学専門学群 卒業
  • 1988年4月 筑波大学附属病院 外科レジデント
  • 1990年4月 筑波大学大学院 博士課程
    国立がんセンター研究所 リサーチレジデント
    イタリアがん研究財団 客員研究員
    日本学術振興会 特別研究員
  • 1996年4月 筑波大学 臨床医学系 消化器外科 講師
  • 1999年4月 国立がんセンター東病院 肝胆膵外科
  • 2002年11月 筑波大学 臨床医学系 消化器外科 講師
  • 2008年8月 文部科学省 研究振興局 学術調査官(併任)
  • 2012年7月 筑波大学 医学医療系 消化器外科 教授
  • 2019年4月 筑波大学 医学医療系 消化器外科 主任教授
  • 2019年4月 筑波大学 附属病院 手術部部長
  • 2021年4月 筑波大学 附属病院 副病院長
  • 2021年4月 筑波大学 医学医療系 臨床医学域 域長

小田医師の所有資格/所属学会

  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本肝胆膵外科学会高難度手術指導医

所在地:茨城県つくば市天久保2丁目1番地1
電話番号:029-853-7668

上田和光医師(筑波記念病院)

消化器外科診療部長、肝胆膵センターセンター長を務める上田医師は、主に上腹部外科(肝臓・胆道・膵臓・脾臓、胃、食道)において、肝胆膵悪性腫瘍・胃癌に対する機能温存手術を専門領域としている医師です。

日本消化器外科学会や日本外科学会など各種の専門医や指導医の資格を持っていることに加えて、臨床経験も豊富に持っています。筑波記念病院の「誠意を以って最善を尽くす」というモットーを大切にし、臨床・研究・研修医の指導などさまざまな方面に力を入れています。

上田医師の経歴

クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。

上田医師の所有資格/所属学会

  • 医学博士
  • 日本外科学会専門医 指導医
  • 日本消化器外科学会専門医 指導医
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能指導医 評議員
  • 日本肝臓学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 消化器がん治療認定医
  • 難病指定医

所在地:茨城県つくば市要1187-299
電話番号:029-864-1212

栃木県

窪田敬一医師(獨協医科大学病院)

「世界の幕内」と呼ばれた幕内雅敏先生の門下生として、肝臓外科手術における知識と技術を磨いてきた窪田敬一先生。現在は獨協医科大学第二外科の教授として後進の育成やチーム医療の強化に尽力する一方、外科医として数多くの肝切除・膵切除手術を手がけてきました。

窪田先生は移植医療にも精通し、手術は肝臓がん、膵臓がんだけではなく生体肝移植の症例も数多く担当。肝細胞がんに対する免疫療法をはじめ、がん治療に関する論文も多数上梓しています。

窪田医師の経歴

  • 1981年 東京大学医学部医学科卒業、同附属病院研修医
  • 1982年 東京警察病院 外科レジデント
  • 1985年 東京大学医学部 第二外科医員
  • 1986年 国立精神衛生センター国府台病院 外科医員
  • 1987年 東京大学医学部 第二外科医員
  • 1988年 スウェーデン・カロリンスカ・インスティテュート フディンゲ病院 移植外科研究員
  • 1990年 東京船員保険病院 外科部長
  • 1992年 東京大学医学部 第二外科助手
  • 1994年 東京船員保険病院 外科部長
  • 1995年 東京大学医学部 第二外科文部教官助手
  • 1996年 同 医学部講師
  • 2000年 獨協医科大学第二外科 教授
  • 2011年 同 大学病院 副院長

窪田医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会 指導医
  • 日本消化管学会 胃腸科認定医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能専門医
  • 日本胆道学会 認定指導医

所在地:栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880
電話番号:0282-86-1111(代表)

佐田尚宏医師(自治医科大学附属病院)

自治医科大学附属病院病院長であり、消化器の中でも膵臓外科を専門としている佐田医師。外科の医療は「チーム医療」という考え方を大切にしており、チームの中でスキルを共有し、チーム全体のスキルを上げて行くことが大切と考えています。また、患者との信頼関係を築くことも重要であることから、患者と十分に話をするという点も大切にしている医師です。

また、病院長という立場から、「とにかく断らない、親切な医療」の提供を目指すことにより地域医療の下支えを行っています。

佐田医師の経歴

  • 1984年3月 東京大学医学部卒業
  • 1984年6月 東京大学医学部第一外科研修医
  • 1994年1月 東京大学医学部第一外科助手
  • 1994年10月 Dusseldorf 大学医学部消化器科客員研究員
  • 1996年9月 キッコーマン総合病院外科部長
  • 2000年4月 自治医科大学消化器・一般外科講師
  • 2003年8月 自治医科大学消化器・一般外科助教授(准教授)
  • 2007年10月 自治医科大学鏡視下手術部、消化器・一般外科教授
  • 2015年1月 自治医科大学消化器・一般外科教授
  • 2015年4月 自治医科大学附属病院 病院長

佐田医師の所有資格/所属学会

  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器病学会 評議員・指導医・専門医
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医
  • 日本内視鏡外科学会  評議員・技術認定医
  • 日本肝胆膵外科学会 評議員・高度技能指導医
  • 日本膵臓学会 評議員・監事・学会誌編集委員
  • 日本胆道学会 評議員・専門医
  • 日本臨床外科学会(評議員)
  • AGA(American Gastroenterological Association)
  • ELSA(Endoscopic andLaparoscopic Surgeons of Asia)
  • APA(American Pancreas Association)
  • IASGO(International Association of Surgeons, Gastro -enterologists, and Oncologists)
  • xSAGES(Society of American Gastrointestinal and Endoscopic Surgeons)

所在地:栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880
電話番号:0285-44-2111(代表)0285-58-7371(外科学講座 消化器一般移植外科部門)

山本雅一医師(宇都宮記念病院)

宇都宮記念病院の病院長・山本先生は消化器外科・肝胆膵外科を専門とする医師。山本医師が診療を行っている消化器外科は、50年以上にわたって地域の消化器外科診療を担ってきました。手術実績に関しては、胃や大腸の悪性腫瘍手術や胆嚢摘出術、ヘルニアなどの良性疾患を対象としていますが、近年では胆肝膵の悪性腫瘍に関する手術も増加。

また、悪性腫瘍の手術においては、手術中の病理診断によってそれぞれの患者ごとに適切な摘出範囲を決定することが可能です。

山本医師の経歴

  • 2006年 東京女子医科大学消化器外科主任教授
  • 2010年 東京女子医科大学消化器病センター長
  • 2015年 東京女子医科大学病院副院長
  • 2015年 東京女子医科大学消化器外科 講座主任
  • 2016年 東京女子医科大学評議員・理事
  • 2020年 筑波大学臨床教授(病院)
  • 2021年 社会医療法人中山会宇都宮記念病院院長

山本医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 専門医・指導医
  • 日本消化器病学会 専門医・指導医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医

所在地:栃木県宇都宮市大通り1-3-16
電話番号:028-622-1991

東京都

宮崎勝医師(国際医療福祉大学三田病院)

肝胆膵外科医として、外科の中でも難易度が高い肝臓や胆のう・胆管、膵臓の手術を手がける医師。「沈黙の臓器」と呼ばれるこれらの臓器は治療が難しく手術を諦める医師が多い中、これまでに多数の手術を手がけているとともに、再発した膵臓がんの手術の経験も豊富です。

また、「血行再建」と呼ばれる方法を開発して血管の周りのがんを取り除いたり、90代以上など高齢者の手術にも前向きに取り組んでいます。宮崎医師のポリシーは「患者を365日診る」。患者からの信頼も厚いドクターです。

宮崎医師の経歴

クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。

宮崎医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会元理事・監事
  • 日本外科学会第112回会頭
  • 日本肝胆膵外科学会前理事長・名誉理事長
  • 日本胆道学会元理事・第49回会長
  • 日本神経内分泌腫瘍学会理事
  • ヨーロッパ外科学会名誉会員
  • アメリカ外科学会名誉会員
  • エジプト外科学会名誉会員
  • International Surgical Group(ISG)会員
  • 国立大学附属病院長会議常置委員会前委員長
  • 日本病院協議会元副議長
  • 日本外科学会認定指導医・外科専門医
  • 日本消化器外科学会認定指導医・消化器外科専門医
  • 日本肝胆膵外科学会認定高度技能指導医
  • 日本胆道学会認定指導医
  • 日本膵臓学会認定指導医

所在地:東京都港区三田1-4-3
電話番号:03-3451-8121

金子弘真医師(東邦大学医療センター大森病院)

腹腔鏡下肝切除術を行う医師として、国内外にその存在を広く知られる金子弘真先生。大腸がんの肝転移でも手術が可能ならば切除するのがスタンダードである現在において、肝臓がんに腹腔鏡下切除手術を早くから導入したドクターです。

内視鏡医としても肝臓外科医としても多くの手術を手がけてきた金子先生は、東邦大学医学部教授を退官した今でも治療の第一線に立ち続けています。その姿を目にした患者さんからはもちろん、将来を担う若手外科医たちからも厚い信頼が寄せられているようです。

金子医師の経歴

  • 1976年 東邦大学医学部卒業、同大医療センター大森病院
  • 1987年 米国留学
  • 1994年 東邦大学医学部 外科学第二講座助教授

金子医師の所有資格/所属学会

     
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医
  • 日本外科学会 代議員
  • 日本消化器外科学会 評議員
  • 日本肝胆膵外科学会 評議員
  • 日本内視鏡外科学会 評議員

所在地:東京都大田区大森西 6-11-1
電話番号:03-3762-4151(代表)

川崎誠治医師(三井記念病院)

川崎誠治先生は35年以上にわたって第一線で活躍してきた外科医で、これまでに数多くの手術経験を積み重ねてきました。現在は三井記念病院の院長として運営を統括しながら、悪性腫瘍など肝胆膵領域の高難度手術を継続的に手がけます。

また、形成外科を開設することで顕微鏡下の血管再建を伴う肝胆道領域の進行がん切除手術も可能な体制を構築しています。ロボット支援手術も導入し、身体に優しく高精度な外科治療の積極的な導入も川崎先生の信念です。

川崎医師の経歴

  • 1977年 東京大学医学部卒業、同附属病院第二外科系研修医
  • 1978年 国立国府台病院 外科医員
  • 1981年 東京大学医学部附属病院 第二外科医員
  • 1984年 癌研究会附属病院 外科医員
  • 1985年 東京大学医学部附属病院 第二外科助手
  • 1987年 米国エモリー大学肝臓外科 クリニカルフェロー
  • 1989年 東京大学医学部 外科学第二講座助手
  • 1991年 信州大学医学部 第一外科助教授
  • 1995年 信州大学医学部 第一外科教授
  • 2002年 順天堂大学医学部 第二外科教授
  • 2018年 三井記念病院 院長

川崎医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本肝臓学会 専門医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器病学会 専門医

所在地:東京都千代田区神田和泉町1番地
電話番号:03-3862-9111(代表)

島津元秀医師(多摩丘陵病院)

2015年より多摩丘陵病院の5代目院長を務める島津医師。胆管膵を専門領域としているドクターです。これまでに慶應大学病院や東京医科大学八王子医療センターにて生体肝移植を多数手がけた経験を持っています。

島津医師が大切にし、スタッフにも伝えているのは、「病院中心ではなく、患者さん中心の医療に取り組む」という点。同院に足を運ぶ患者に対して「ぬくもり」をキーワードとして、きめ細かな優しい医療とサービスの提供を目指している点が特徴といえるでしょう。

島津医師の経歴

クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。

島津医師の所有資格/所属学会

  • 東京医科大学兼任教授
  • 慶應義塾大学医学部客員教授
  • 医学博士
  • 日本外科学会 外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医 消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本肝臓学会 肝臓専門医・指導医
  • 日本肝胆膵外科学会 肝胆膵外科高度技能指導医
  • 日本胆道学会 指導医
  • がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

所在地:東京都町田市下小山田町1491
電話番号:042-797-1511

埼玉県

若林剛医師(上尾中央総合病院)

若林剛先生は移植外科・内視鏡外科を専門領域に持ち、身体に優しい外科治療がモットー。肝臓内視鏡外科研究会の副理事長を務め、ロボット支援手術にも精通する医師です。

特に力を入れているのが腹腔鏡下肝切除術で、切除範囲が大きくなれば肝不全のリスクが伴う難しい手術に対し、良好な治療成績を残してきました。

若林医師の経歴

  • 1982年 慶應義塾大学医学部卒業
  • 1988年 米国ハーバードメディカルスクール留学
  • 1993年 慶應義塾大学医学部 外科学教室助手
  • 1994年 ベルリン自由大学留学
  • 2001年 米国マイアミ・ジャクソン記念病院留学
  • 2005年 岩手医科大学 外科教授

若林医師の所有資格/所属学会

  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医・ロボット支援下膵頭十二指腸切除術プロクター
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医・暫定教育医

所在地:埼玉県上尾市柏座1-10-10
電話番号:048-773-1111

神奈川県

遠藤格医師(横浜市立大学附属病院)

横浜市立大学附属病院 消化器・肝移植外科診療科部長を務める遠藤医師は、第一線で膵がん治療に取り組むドクターです。「外科が性に合っていた」と語る遠藤医師は、もともとは一般外科の医師として胃がんや乳がんなど多くの手術を経験してきましたが、1992年に進行胆道がんの手術に立ち会ったことをきっかけとして肝・胆・膵専門の外科医としての技術を磨いてきました。現在は数多くの膵がんの治療に取り組むとともに、後進の医師の育成にも力を入れています。

遠藤医師の経歴

  • 昭和60年3月 横浜市立大学医学部卒業
  • 平成元年6月 横浜市立大学付属病院 外科学第2 講座 特別職診療医
  • 平成3年4月 横浜市立大学付属病院 外科学第2 講座 助手
  • 平成6年8月 米国UCLA 肝移植センター 留学
  • 平成14年5月 横浜市立大学付属病院 外科学第2 講座 講師
  • 平成18年3月 米国Memorial Sloan-Kettering Cancer Center 留学
  • 平成21年8月 横浜市立大学大学院 医学研究科 消化器病態外科学 教授
  • 平成28年6月 横浜市立大学附属病院副病院長
  • 平成30年4月 横浜市立大学副学長・理事

遠藤医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 代議員、認定医、専門医、指導医
  • 日本消化器外科学会 理事、評議員、認定医、専門医、指導医、第77回総会会長
  • 日本消化器病学会 認定医、専門医、関東支部幹事
  • 日本肝胆膵外科学会 理事長、理事、評議員、高度技能指導医、第30回学術集会会長
  • 日本胆道学会 理事、評議員
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • 日本癌治療学会 評議員
  • 日本免疫治療学会 理事
  • 日本消化器病学会関東支部幹事
  • 神奈川県臨床外科医学会 会長

所在地:神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
電話番号:045-787-2800(代表)

愛知県

杉岡篤医師(藤田医科大学病院)

杉岡篤先生は肝臓外科・移植外科を専門とし、肝胆膵を主とした消化器外科の中でも高度進行肝臓がん治療の医師として名高いドクター。大腸がんからの転移性肝がん、胆のうがんや肝門部胆管がんなどの胆道悪性腫瘍の治療も行ない、末期肝硬変や肝細胞がんに対する生体肝移植なども手がけています。

手術は肝切除を行なうのがスタンス。抗がん剤と手術を組み合わせた新たな治療法の開発や、人工抗体・免疫寛容の研究などで高度進行肝臓がんの制圧を目指しています。

杉岡医師の経歴

  • 1982年 慶應義塾大学医学部卒業、同外科学教室入局
  • 1983年 日本鋼管病院 外科
  • 1984年 国立埼玉病院 外科
  • 1985年 慶応義塾大学 外科学教室助手
  • 1988年 浜松赤十字病院 外科副部長
  • 1992年 藤田保健衛生大学消化器外科 第一外科助手
  • 1997年 同 講師
  • 1999年 同 助教授
  • 2005年 同 教授

杉岡医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医・専門医
  • 日本肝胆膵外科学会 評議員
  • 日本内視鏡外科学会 評議員
  • 日本移植学会 評議員
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医
  • 日本消化器病学会 指導医・専門医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医

所在地:愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98
電話番号:0562-93-2111(代表)

和歌山県

山上裕機医師(和歌山県立医科大学)

肝胆膵外科を専門とする消化器外科医としてキャリアを積んできた山上裕機先生は、今や臨床面でも研究面でも膵臓がん外科治療で日本をリードする存在の一人。これまで手がけてきた多くの臨床研究はいずれも高い評価を得ており、中でも膵頭部がんに対する幽門輪温存膵頭十二指腸切除術の再建手術に関する研究は米国の外科雑誌でも話題になるなど、世界的にもその功績が認められるドクターです。

大学病院の教授としての活躍も顕著で、がん診療と救急医療を重点課題として地域医療に大きな貢献を果たしています。

山上医師の経歴

  • 1981年 和歌山県立医科大学医学部卒業、同附属病院診療医
  • 1985年 同 消化器外科助手
  • 1991年 同 消化器外科講師
  • 1992年 米国立がん研究所にてがん癌免疫遺伝子治療の基礎研究に従事
  • 1994年 和歌山県立医科大学 外科学第二講座講師
  • 2001年 同 教授
  • 2006年 同附属病院 副院長兼務
  • 2010年 同 副学長兼務
  • 2014年 同 医学部長
  • 2017年 同附属病院 病院長

山上医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 代議員・指導医・専門医・認定医
  • 日本消化器外科学会 理事・評議員・指導医・専門医・認定医
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • 日本肝胆膵外科学会 理事(副理事長)・評議員・高度技能指導医
  • 日本膵臓学会 理事・評議員・指導医
  • 日本癌学会 評議員
  • 日本癌治療学会 代議員

所在地:和歌山県和歌山市紀三井寺811番地1
電話番号:073-447-2300

京都府

波多野悦朗医師(京都大学附属病院)

肝臓や胆道、膵臓の疾患を対象とした治療を行っており、ほかの医療機関では切除できないと診断された進行癌についても、高度な技術を活かした治療を提供している医師。腹腔鏡手術を積極的に導入することにより、低侵襲手術を手がけています。加えて、同院が肝移植の分野で国内有数の施設であることから、肝臓がんなどに対する肝移植にも多く取り組んでいる点も特徴といえるでしょう。

波多野医師のモットーは「患者さんの希望を支える知識と技術とハート」。患者に喜んでもらえる医療の提供を目指しています。

波多野医師の経歴

  • 1989年7月 京都大学医学部附属病院(研修医)勤務
  • 1989年9月 高山赤十字病院研修医
  • 1989年12月 京都大学医学部附属病院研修医
  • 1990年4月 和歌山赤十字病院医員
  • 1994年4月 京都大学大学院博士課程入学
  • 1997年3月 京都大学大学院博士課程修了
  • 1997年4月 京都大学医学研究科リサーチアソシエイト
  • 1998年4月 米国ノースカロライナ大学リサーチアソシエイト
  • (1998年7月から1999年10月まで日本学術振興会特別研究員)
  • 2000年12月 京都大学医学研究科消化器外科医員
  • 2002年4月 京都大学医学研究科消化器外科助手
  • 2006年4月 京都大学大学院外科(肝胆膵移植外科)助手
  • 2007年4月 京都大学大学院外科(肝胆膵移植外科)助教
  • 2010年4月 京都大学大学院外科(肝胆膵移植外科)講師
  • 2012年4月 Visiting Professor, Department of Digestive Surgery & Transplantation,University Hospital of Hautepierre, Strasbourg, France
  • 2014年5月 京都大学大学院外科(肝胆膵移植外科)准教授
  • 2016年4月 兵庫医科大学外科学講座・肝胆膵外科 教授
  • 2019年12月 兵庫医科大学消化器外科学講座・肝胆膵外科 主任教授
  • 2021年4月 京都大学医学研究科 肝胆膵・移植外科 教授(兵庫医大兼任)

波多野医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会  認定医 専門医 指導医 代議員
  • 日本消化器外科学会  認定医 専門医 指導医 消化器がん外科治療認定医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医 評議員 理事
  • 日本消化器病学会 専門医 指導医 近畿支部評議員 学会評議員
  • 日本肝臓学会 専門医 指導医 西部会評議員 評議員
  • 日本移植学会 移植認定医
  • 日本癌治療学会 がん治療認定医
  • 日本外科感染症学会  ICD外科周術期感染管理認定医 外科周術期感染管理教育医 評議員
  • 日本胆道学会 指導医 評議員
  • 日本門脈圧亢進症学会   評議員
  • 日本内視鏡外科学会 評議員
  • 日本臨床外科学会 評議員

所在地:京都府京都市左京区聖護院川原町54
電話番号:075-751-3111

広島県

大段秀樹医師(広島大学病院)

広島大学医学部の消化器・移植外科学教授の大段秀樹先生は、医師になってからのキャリアの多くを肝臓移植の臨床と研究に費やしてきました。肝臓がんの治療選択肢のひとつでもある肝移植。移植後にがんを再発させないためにはどうするべきか、大段先生は長い間その課題と向き合い、その解決方法を追求してきました。

ドナーも生身の人間ゆえ、生体肝移植には医療とは別の問題がついて回ります。患者さんにもドナーにも並々ならぬ勇気が必要と語る大段先生。その両方に寄り添いながら、がん医療の最前線に立ち続けます。

大段医師の経歴

  • 1988年 広島大学医学部卒業、同附属病院医員
  • 1989年 県立広島病院
  • 1992年 国立循環器病センター レジデント
  • 1997年 広島大学大学院医学系研究科博士課程修了、ハーバード大学医学部留学
  • 2000年 広島大学医学部附属病院 医員
  • 2003年 同 助手
  • 2007年 同 大学院医歯薬学総合研究科 講師
  • 2008年 同 教授

大段医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 指導医
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本移植学会 認定医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医
  • 日本肝臓学会 指導医・専門医

所在地:広島県広島市南区霞1-2-3
電話番号:082-257-5220

福岡県

奥田康司医師(戸畑共立病院)

2021年より戸畑共立病院 外科顧問、消化器外科部長を務める奥田医師は消化器外科を専門とする医師。肝切除や肝移植、肝焼灼術などを得意としており、これまでの肝臓がんの治療実績も数多くあります。奥田医師は25年以上進行肝臓がんに関する治療に取り組み続けており、日本の肝臓がん治療を支えている医師のひとりといえるでしょう。日本肝胆膵外科学会 肝胆膵外科高度技能指導医ほか、さまざまな資格を持っているドクターです。

奥田医師の経歴

  • 1980年 山口大学医学部卒業
    久留米大学第二外科学講座入局
  • 1986~1987年 ビッツバーグ大学移植外科留学
  • 1996年 久留米大学外科学講座 講師
  • 2005年 久留米大学外科学講座 助教授
  • 2007年 久留米大学外科学講座 准教授
  • 2015年 久留米大学外科学講座肝胆膵外科部門 教授
  • 2021年 戸畑共立病院 外科顧問、消化器外科部長

奥田医師の所有資格/所属学会

  • 日本外科学会 専門医、指導医、代議員
  • 日本消化器外科学会 専門医、指導医
  • 日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医、評議員
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • 日本マイクロウェーブ・サージェリー研究会 評議員
  • 久留米大学外科学客員教授

所在地:福岡県北九州市戸畑区沢見2丁目5-1
電話番号:093-871-5421