本サイトに掲載する医師のなかから、癌関連の論文発表をしている肝胆膵外科高度技能指導医を都道府県別に一部、ご紹介します。(2021年12月調査)
移植医療でその名を馳せた北海道大学病院において、消化器外科の肝胆膵グループでチーフを務める神山俊哉先生。肝臓がんの治療を専門的に行なう中で、肝切除の安全性向上、効果的な肝臓がんの治療法・再発予防法の確立を目標としています。
神山先生がこだわるのは、手術前から手術後までの徹底した管理によってできるだけ患者さんの身体に負担をかけないこと。一人ひとりの患者さんに対して真摯に向き合う姿勢を忘れない神山先生を見て、次世代を担う外科医が次々に育っているといいます。
所在地:北海道札幌市北区北14条西5丁目
電話番号:011-716-1161
東北大学大学院消化器外科分野の教授を務める海野倫明先生は、難治性疾患が多いことで知られる肝胆膵を専門領域とする医師。肝臓がんや胆道がん、膵臓がんの治療に優れた医師との呼び声も高く、東日本一円から多くの患者さんが海野先生のもとを訪れています。
海野先生が率いる消化器外科は全国でも有数の手術件数・治療成績を誇り、さらなる向上を求めて国内外の施設との共同研究も非常に活発。手術以外の治療法の研究にも力を注ぎ、副作用の少ない抗がん剤治療や放射線治療も行なっています。
所在地:宮城県仙台市青葉区星陵町1番1号
電話番号:022-717-7000
筑波大学附属病院消化器外科教授。消化器外科・肝胆膵外科を専門分野としており、難治がんとして知られる膵臓がんの治療開発に力を入れている医師であり、同消化器外科では高難度手術である膵頭十二指腸切除も多く実施しています。また、膵臓がんの治療に関する研究開発も手がけており、膵移植を開始するためのシミュレーションや実施施設との連携を深めることによる膵移植の立ち上げや、外科手術のみでは治療ができない膵臓がんに有効な抗がん剤の研究開発にも取り組んでいます。
所在地:茨城県つくば市天久保2丁目1番地1
電話番号:029-853-7668
消化器外科診療部長、肝胆膵センターセンター長を務める上田医師は、主に上腹部外科(肝臓・胆道・膵臓・脾臓、胃、食道)において、肝胆膵悪性腫瘍・胃癌に対する機能温存手術を専門領域としている医師です。
日本消化器外科学会や日本外科学会など各種の専門医や指導医の資格を持っていることに加えて、臨床経験も豊富に持っています。筑波記念病院の「誠意を以って最善を尽くす」というモットーを大切にし、臨床・研究・研修医の指導などさまざまな方面に力を入れています。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:茨城県つくば市要1187-299
電話番号:029-864-1212
「世界の幕内」と呼ばれた幕内雅敏先生の門下生として、肝臓外科手術における知識と技術を磨いてきた窪田敬一先生。現在は獨協医科大学第二外科の教授として後進の育成やチーム医療の強化に尽力する一方、外科医として数多くの肝切除・膵切除手術を手がけてきました。
窪田先生は移植医療にも精通し、手術は肝臓がん、膵臓がんだけではなく生体肝移植の症例も数多く担当。肝細胞がんに対する免疫療法をはじめ、がん治療に関する論文も多数上梓しています。
所在地:栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880
電話番号:0282-86-1111(代表)
自治医科大学附属病院病院長であり、消化器の中でも膵臓外科を専門としている佐田医師。外科の医療は「チーム医療」という考え方を大切にしており、チームの中でスキルを共有し、チーム全体のスキルを上げて行くことが大切と考えています。また、患者との信頼関係を築くことも重要であることから、患者と十分に話をするという点も大切にしている医師です。
また、病院長という立場から、「とにかく断らない、親切な医療」の提供を目指すことにより地域医療の下支えを行っています。
所在地:栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880
電話番号:0285-44-2111(代表)0285-58-7371(外科学講座 消化器一般移植外科部門)
宇都宮記念病院の病院長・山本先生は消化器外科・肝胆膵外科を専門とする医師。山本医師が診療を行っている消化器外科は、50年以上にわたって地域の消化器外科診療を担ってきました。手術実績に関しては、胃や大腸の悪性腫瘍手術や胆嚢摘出術、ヘルニアなどの良性疾患を対象としていますが、近年では胆肝膵の悪性腫瘍に関する手術も増加。
また、悪性腫瘍の手術においては、手術中の病理診断によってそれぞれの患者ごとに適切な摘出範囲を決定することが可能です。
所在地:栃木県宇都宮市大通り1-3-16
電話番号:028-622-1991
肝胆膵外科医として、外科の中でも難易度が高い肝臓や胆のう・胆管、膵臓の手術を手がける医師。「沈黙の臓器」と呼ばれるこれらの臓器は治療が難しく手術を諦める医師が多い中、これまでに多数の手術を手がけているとともに、再発した膵臓がんの手術の経験も豊富です。
また、「血行再建」と呼ばれる方法を開発して血管の周りのがんを取り除いたり、90代以上など高齢者の手術にも前向きに取り組んでいます。宮崎医師のポリシーは「患者を365日診る」。患者からの信頼も厚いドクターです。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:東京都港区三田1-4-3
電話番号:03-3451-8121
腹腔鏡下肝切除術を行う医師として、国内外にその存在を広く知られる金子弘真先生。大腸がんの肝転移でも手術が可能ならば切除するのがスタンダードである現在において、肝臓がんに腹腔鏡下切除手術を早くから導入したドクターです。
内視鏡医としても肝臓外科医としても多くの手術を手がけてきた金子先生は、東邦大学医学部教授を退官した今でも治療の第一線に立ち続けています。その姿を目にした患者さんからはもちろん、将来を担う若手外科医たちからも厚い信頼が寄せられているようです。
所在地:東京都大田区大森西 6-11-1
電話番号:03-3762-4151(代表)
川崎誠治先生は35年以上にわたって第一線で活躍してきた外科医で、これまでに数多くの手術経験を積み重ねてきました。現在は三井記念病院の院長として運営を統括しながら、悪性腫瘍など肝胆膵領域の高難度手術を継続的に手がけます。
また、形成外科を開設することで顕微鏡下の血管再建を伴う肝胆道領域の進行がん切除手術も可能な体制を構築しています。ロボット支援手術も導入し、身体に優しく高精度な外科治療の積極的な導入も川崎先生の信念です。
所在地:東京都千代田区神田和泉町1番地
電話番号:03-3862-9111(代表)
2015年より多摩丘陵病院の5代目院長を務める島津医師。胆管膵を専門領域としているドクターです。これまでに慶應大学病院や東京医科大学八王子医療センターにて生体肝移植を多数手がけた経験を持っています。
島津医師が大切にし、スタッフにも伝えているのは、「病院中心ではなく、患者さん中心の医療に取り組む」という点。同院に足を運ぶ患者に対して「ぬくもり」をキーワードとして、きめ細かな優しい医療とサービスの提供を目指している点が特徴といえるでしょう。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:東京都町田市下小山田町1491
電話番号:042-797-1511
若林剛先生は移植外科・内視鏡外科を専門領域に持ち、身体に優しい外科治療がモットー。肝臓内視鏡外科研究会の副理事長を務め、ロボット支援手術にも精通する医師です。
特に力を入れているのが腹腔鏡下肝切除術で、切除範囲が大きくなれば肝不全のリスクが伴う難しい手術に対し、良好な治療成績を残してきました。
所在地:埼玉県上尾市柏座1-10-10
電話番号:048-773-1111
横浜市立大学附属病院 消化器・肝移植外科診療科部長を務める遠藤医師は、第一線で膵がん治療に取り組むドクターです。「外科が性に合っていた」と語る遠藤医師は、もともとは一般外科の医師として胃がんや乳がんなど多くの手術を経験してきましたが、1992年に進行胆道がんの手術に立ち会ったことをきっかけとして肝・胆・膵専門の外科医としての技術を磨いてきました。現在は数多くの膵がんの治療に取り組むとともに、後進の医師の育成にも力を入れています。
所在地:神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
電話番号:045-787-2800(代表)
杉岡篤先生は肝臓外科・移植外科を専門とし、肝胆膵を主とした消化器外科の中でも高度進行肝臓がん治療の医師として名高いドクター。大腸がんからの転移性肝がん、胆のうがんや肝門部胆管がんなどの胆道悪性腫瘍の治療も行ない、末期肝硬変や肝細胞がんに対する生体肝移植なども手がけています。
手術は肝切除を行なうのがスタンス。抗がん剤と手術を組み合わせた新たな治療法の開発や、人工抗体・免疫寛容の研究などで高度進行肝臓がんの制圧を目指しています。
所在地:愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98
電話番号:0562-93-2111(代表)
肝胆膵外科を専門とする消化器外科医としてキャリアを積んできた山上裕機先生は、今や臨床面でも研究面でも膵臓がん外科治療で日本をリードする存在の一人。これまで手がけてきた多くの臨床研究はいずれも高い評価を得ており、中でも膵頭部がんに対する幽門輪温存膵頭十二指腸切除術の再建手術に関する研究は米国の外科雑誌でも話題になるなど、世界的にもその功績が認められるドクターです。
大学病院の教授としての活躍も顕著で、がん診療と救急医療を重点課題として地域医療に大きな貢献を果たしています。
所在地:和歌山県和歌山市紀三井寺811番地1
電話番号:073-447-2300
肝臓や胆道、膵臓の疾患を対象とした治療を行っており、ほかの医療機関では切除できないと診断された進行癌についても、高度な技術を活かした治療を提供している医師。腹腔鏡手術を積極的に導入することにより、低侵襲手術を手がけています。加えて、同院が肝移植の分野で国内有数の施設であることから、肝臓がんなどに対する肝移植にも多く取り組んでいる点も特徴といえるでしょう。
波多野医師のモットーは「患者さんの希望を支える知識と技術とハート」。患者に喜んでもらえる医療の提供を目指しています。
所在地:京都府京都市左京区聖護院川原町54
電話番号:075-751-3111
広島大学医学部の消化器・移植外科学教授の大段秀樹先生は、医師になってからのキャリアの多くを肝臓移植の臨床と研究に費やしてきました。肝臓がんの治療選択肢のひとつでもある肝移植。移植後にがんを再発させないためにはどうするべきか、大段先生は長い間その課題と向き合い、その解決方法を追求してきました。
ドナーも生身の人間ゆえ、生体肝移植には医療とは別の問題がついて回ります。患者さんにもドナーにも並々ならぬ勇気が必要と語る大段先生。その両方に寄り添いながら、がん医療の最前線に立ち続けます。
所在地:広島県広島市南区霞1-2-3
電話番号:082-257-5220
2021年より戸畑共立病院 外科顧問、消化器外科部長を務める奥田医師は消化器外科を専門とする医師。肝切除や肝移植、肝焼灼術などを得意としており、これまでの肝臓がんの治療実績も数多くあります。奥田医師は25年以上進行肝臓がんに関する治療に取り組み続けており、日本の肝臓がん治療を支えている医師のひとりといえるでしょう。日本肝胆膵外科学会 肝胆膵外科高度技能指導医ほか、さまざまな資格を持っているドクターです。
所在地:福岡県北九州市戸畑区沢見2丁目5-1
電話番号:093-871-5421