本サイトに掲載する医師のなかから、癌関連の論文発表をしている呼吸器外科専門医を都道府県別に一部、ご紹介します。(2021年12月調査)
心臓外科、呼吸器外科、血管外科、小児外科をカバーする山形大学の第二外科にて心臓外科を中心に診療を行ってきたのち、国立がんセンター中央病院への研修をきっかけとして肺がんの治療専門の医師に。さらに同大学において呼吸器外科を独立させて専門化し、後進の医師の育成も行っています。
その後一度地元・福島県会津の病院に勤務したのち、当時結核療養所だった埼玉県立循環器・呼吸器病センターに就職。2016年より院長に就任し、同院に務める医師が積極的治療を行えるよう指導を続けています。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:埼玉県熊谷市板井1696
電話番号:048-536-9900
患者さん一人ひとりにベストな治療を提供するため、幅広い選択肢を常に追求し続けている呼吸器外科医、それが池田徳彦先生。肺がんの早期診断と身体的負担の少ない手術、薬物療法など、高水準かつ総合的な診療が持ち味です。
池田先生は手術支援ロボット「ダヴィンチ」が登場した当初から呼吸器外科手術に導入しています。CT画像を3D化して手術を円滑に進めるナビゲーションシステムを富士フイルムと共同開発するなど、新たな肺がん治療の研究開発にも非常に積極的。安全性と根治性を両立させた肺がん治療を実現するために全力を尽くしています。
所在地:東京都新宿区西新宿6-7-1
電話番号:03-3342-6111
肺がんや縦隔腫瘍などを専門とする呼吸器外科医で、これまでに多数の手術を手がけてきた奥仲哲弥先生。特に胸腔鏡手術や早期肺がんに対する内視鏡的レーザー手術など、身体に負担をかけない治療を得意とするドクターです。
一方では化学療法や放射線治療にも精通しており、患者さんの状態に応じた選択肢を提案。診断から緩和ケアまで一貫性の高いがん治療に責任を持つことをモットーとします。また、禁煙の啓蒙も奥仲先生のライフワークのひとつ。多数の著書を上梓するほかセカンドオピニオン外来にも対応し、全国から多くの患者さんが訪れています。
所在地:東京都港区赤坂 8-10-16
電話番号:03-3402-3151
肺がんを中心として数多くの手術を手がけてきた実績を持つ鈴木健司医師。2017年には手術支援ロボット「ダビンチ」による手術を開始しています。
鈴木医師の元には、治療の方法がないといわれた患者が治療方法を求めて多く訪れます。手術を行う際にはハイリスクであることを率直に伝え、それでも本人に手術に臨む意思、戦う意思があるかどうかを確認し、本人に強い意思があれば可能な限り引き受けて手術を行っています。
所在地:東京都文京区本郷3-1-3
電話番号:03-3813-3111
肺がんを疑い、不安な気持ちを抱く本人や家族に対し、その心配に応えるべく診察や診断、治療を行っています。また、治療を選択する際には呼吸器内科や放射線科の医師とも協力することによって、それぞれの患者に適切な治療方法を選びます。心臓疾患などの合併症を持つ患者に対しては負担の少ない内視鏡手術(胸腔鏡手術)を積極的に行うことによって早期退院を目指しますし、必要に応じて心臓外科と連携することによって、肺と心臓の同時手術を選択することもあります。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:東京都文京区本郷7-3-1
電話番号:03-3815-5411
多数の胸腔鏡手術を経験。国内だけではなくインドや韓国、香港、中国などにおいても依頼手術を行い、講習会の講師も多く務めている河野医師。日本内視鏡外科学会で授与される「大上賞」を2016年(第9回)に受賞(※)しているドクターです。
丁寧に診ること、対等に接することを大切にした診療を行っており、患者への説明を行う際には、臓器の構造を絵に描いたり専門用語を使わないようにすることでわかりやすく伝えることを意識。さらに現在では外科医の育成にも注力しています。
所在地:千葉県松戸市和名ヶ谷1271番
電話番号:047-711-8700
国立がん研究センター東病院の呼吸器外科長を務め、肺がんや転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、悪性胸膜中皮腫などの手術を手がける坪井正博先生。安全性に配慮された適切な治療を個々の患者さんが納得した上で選択できるよう、先進的かつ心温まるような診療を目指してきました。
早期の肺がんであれば胸腔鏡手術やロボット支援手術など、身体に負担をかけないような治療法を選択します。進行肺がんに対しては免疫療法や分子標的薬などの薬物治療や放射線治療を併用するなど、集学的治療にも精通。がんを取りきるためのハイレベルな肺がん治療を追求しています。
所在地:千葉県柏市柏の葉6-5-1
電話番号:04-7133-1111
聖マリアンナ医科大学 呼吸器外科部長・呼吸器病センター長の中村医師は、外科学(特に呼吸器外科)を専門としている医師です。東京大学理学部生物学科卒業後、東京医科大学医学部医学科に入学、1981年に同大学を卒業。米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部への留学経験も。日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医・指導医、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医などの資格を持ち、ひとりひとりの患者を大切に考えるとともに、後進の医師の指導にも力を入れています。
所在地:神奈川県川崎市宮前区菅生 2-16-1
電話番号:044-977-8111
神奈川県立がんセンターの総長としてがん治療の最前線に立ち、自らも多数の手術を手がけている中山治彦先生。長年にわたって呼吸器外科医としてがん治療の発展に力を注いできたエキスパートです。
他院では治療が難しいとされたがん患者さんを多く受け入れている同センターにおいて、中山先生は手術や放射線治療、薬物療法といった標準治療のほか、遺伝子治療や免疫療法など考えうるほぼすべての手段を用いて先進的ながん治療を提供します。治療にあたっては、病気を治すことだけではなく、その人の心を「癒す」ことも忘れないというのがモットー。そこも中山先生が慕われる所以です。
所在地:神奈川県横浜市旭区中尾二丁目3番2号
電話番号:045-520-2222
同院の母体である東京医科大学は、肺がん症例数が全国でも多い施設の一つとされています。その東京医科大学と同じレベルでの診断治療が受けられる茨城医療センターの呼吸器外科科長を務める古川医師は、呼吸器外科・胸部外科・気管支鏡下手術を専門とする医師です。
診療・治療を行う中では常に患者の気持ちを大切にした対応をするべきであると考えています。また、先進的な知見を取り入れることにより、治療における患者の負担を軽減できるように心がけています。
所在地:茨城県稲敷郡阿見町中央3丁目20-1
電話番号:029-887-1161
これまでに数多くの呼吸器外科手術に携わってきた経験を持つ、伊達洋至先生。臓器移植の中でも難易度が高いとされる生体肺移植を執刀した経験を持つドクターです。また、3Dプリンタを利用した臓器モデルによる生体肺移植シミュレーションを早くから導入したことでも知られています。
伊達先生のモットーは「チャレンジ精神」。手術の安全性を考慮しながらもチャレンジ精神を失わないバランス感覚を大切にしたいと語っています。
所在地:京都府京都市左京区聖護院川原町54
電話番号:075-751-3111
肺がん腫瘍学を専門とする東山聖彦先生は、市立東大阪医療センターの特任院長を務める肺がんの医師です。治療は傷口が小さい胸腔鏡下切除手術を主体とし、周辺臓器へ浸潤している進行がんの場合は開胸による手術にも対応。手術前後には呼吸リハビリテーションを積極的に行ない、合併症のリスク減少と早期の退院を目指しています。
肺がん治療の成績は、いかに肺がんという病気に精通し、しっかり評価した上で手術しているかどうかの違いだと語る東山先生。診断と治療を正確にリンクさせ、薬物療法や放射線療法との併用など総合力をもって根治的な治療を目指すというのが東山先生の信念です。
所在地:大阪府東大阪市西岩田三丁目4番5号
電話番号:06-6781-5101
近畿大学医学部で呼吸器外科の教授を務める光冨徹哉先生は、肺がんの診断と治療、特に手術と分子標的治療を専門とするドクター。分子生物学的な研究でも高い実績を残している医師です。治療においては肺がんの遺伝子変異に基づき、患者さん一人ひとりに対して個別性の高いがん治療を実践してきました。常に患者さんの身体的負担を少なくすることを大切にし、その上で最大の治療効果を上げることを目指しています。
医学部の主任教授として、次世代の呼吸器外科医の育成にも尽力する光冨先生。臨床試験にも積極的に参加し、新たながん治療法の開発にも前向きに取り組んでいます。
所在地:大阪府大阪狭山市大野東377-2
電話番号:072-366-0221
神戸市医療センター中央市民病院の副院長・呼吸器外科部長を務める高橋医師は、呼吸器外科全般を専門とする医師です。同院の呼吸外科は、主に肺がんや気胸、膿胸といった肺疾患や縦隔・胸壁腫瘍の手術、胸部外傷の診療などを手がけています。
治療においては患者の負担を軽減するために胸腔鏡で行っていることにより、早期の退院を目指すことが可能。さらに他院での手術ができないと判断された患者に対しても、呼吸器内科や循環器内科など他の科と連携して治療に当たっています。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:兵庫県大阪府大阪狭山市大野東377-2
電話番号:078-302-4321
肺がん治療のドクター・研究者としての実績と人望の厚さで、岡山大学の腫瘍グループを牽引している豊岡伸一先生。1998年に日本で初めて肺移植を成功させた大学病院(※)の教授として、さらに高水準の肺移植医療を目標に現在もチャレンジを続けています。
治療にあたっては、根治性を第一に考えた上で患者さんの身体的な負担が少なくなるような手術法を選択するのが豊岡先生の方針。特に胸腔鏡手術やロボット支援手術を得意とし、進行がんであっても内科や放射線科などと協力しながら手術に抗がん剤治療・放射線治療を併用する集学的治療を積極的に行なっています。
所在地:岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
電話番号:086-223-7151
肺がんに対する胸腔鏡手術や根治的縮小手術などを専門とする岡田守人先生は、広島大学・大学院腫瘍外科の教授を務め、大学病院では臨床の第一線で活躍するドクター。「ハイブリッドVATS」と呼ばれる独自の胸腔鏡手術方法を開発し、多数の肺がん手術を手がけてきました。この手術は胸腔鏡のモニターだけではなく、肉眼でも患部を確認できるという手法で、がんを切除したあとに気管支を形成するなど難しい手術にも対応可能です。
臓器の機能は可能な限り温存し、傷口も小さく、その上で満足度の高い治療を目指すのが岡田先生のモットー。どれだけ患者さんの身体に負担をかけないか、常にそれを第一に考えています。
所在地:広島県広島市南区霞1-2-3
電話番号:082-257-5555
肺がんや中皮腫、縦隔腫瘍など、呼吸器の悪性腫瘍に対する先進的な治療と研究に尽力してきた杉尾賢二先生。手術を中心として薬物療法や放射線治療などを組み合わせた集学的治療をはじめ、進行がんに対しても分子標的治療や免疫療法など新しい治療法を取り入れ、患者さんの状態に応じた個別的な治療を提供しています。
肺がんの傾向に変化が現れている昨今、臨床の現場でもがんのタイプを分類して治療に取り組むという従来のスタイルから脱しつつあります。杉尾先生もそれに合わせ、遺伝子診断に基づくアプローチへシフト。治療戦略を細分化し、さまざまな肺がんに対して綿密な治療計画を立案します。
所在地:大分県由布市挾間町医大ケ丘1丁目1番地
電話番号:097-549-4411