経験豊富な医師が放射線診断、核医学、放射線治療を担当します。成田病院
成田病院には、さまざまな免疫制御法での治療を可能にする「がん免疫療」、高精度な強度変調放射線治療を駆使する「がん放射線治療」があり、転移癌治療や癌による苦しみを緩和する治療を行います。
特に、放射線治療ではCT・MRI・PET-CTを用いた画像とカテーテルを組み合わせたIVRとトモセラピーによる治療「インターベンショナルラジオロジー」により、癌の周りの臓器の温存や副作用の低減も期待できます。
千葉大学医学部卒、医学博士。国際医療福祉大学三田病院病院長、元千葉大学大学院医学研究院 臓器制御外科学教授。元千葉大学医学部附属病院病院長・千葉大学副学長。肝胆膵がんの専門家。第112回日本外科学会定期学術集会会頭、日本肝胆膵外科学会名誉理事長。第49回日本胆道学会会長。
2020年春に開院。
大規模の人間ドックセンター、24時間体制の高度医療、地域医療と共にアジアを中心としたハブ病院を目指し、医療だけではなくサービスや言語などにも対応している次世代の病院と言っても良いでしょう。
転移癌治療に関しては、「がん免疫療法センター」「がん放射線治療センター」を設け、さまざまな癌治療に積極的に取り組み、先端機器を使用した治療や、カテーテルを使用した高度な技術の放射線治療にも対応しています。
日本語で「画像下治療」という意味のインターベンショナルラジオロジーとは、X線、CT、超音波で画像診断装置を使用して体の中の状態を確認しながらカテーテルを入れて行う癌の治療方法です。
インターベンショナルラジオロジーなら、手術をせずに臓器や血管の癌治療ができ、医療器具を入れる穴も数mm程度なので傷口を縫う必要もなく体への負担も少ないのが特徴です。
癌が骨に転移した患者の「痛み」に対しては、骨セメントを注入して痛みの原因を取り除くことも可能です。
「腹水」の場合は、首から食道にチューブを入れる事で、鼻からの辛いチューブを外すこともできます。
このように、インターベンショナルラジオロジーは多様な癌の治療や症状の緩和に役立っています。
癌の種類によっては健康保険が使えませんが、切らずに手術と同じ効力が期待できる治療として進出しており、今後は幅広いがんへ健康保険が利用できるようになれば、もっと多く人を救えると期待されています。
肝臓がん、腎臓がん、肺がん、骨転移癌
インターベンショナルラジオロジーは、最近では保険医療として行われているものも増えました。
代表的な治療が、肝臓がんに使用される皮膚から特殊な針を刺してラジオ波と呼ばれる電磁波でがん病巣を焼く「ラジオ波焼灼療法」、腎臓がんに使用される高圧のガスで癌を凍らせて死滅させる「凍結療法」などです。
IVRはInterventional Radiology(インターベンショナル ラジオロジー)の略語です。
私たちの体内には、全部をつなぐと10万km(地球を2周半)の長さに なる血管が張り巡らされています。
また、胆管や尿管、消化管などの大切な管もあります。
IVR はこれらの管にカテーテル(細い管)を挿入し、さまざま な治療を行います。
IVRはX線(レントゲン)透視画像、血管造影画像、US(超音波)画像またはCT画像を見ながら、カテーテルや針を用いて、できるかぎ り体に傷を残さずに病気を治療する画期的な方法です。
つまった血管や胆管を拡げたり、出血した血管をつめて止血したり、がんを死滅させたり、さまざ まな治療を行います。
手術を必要としないため、体への負担が少なく、病気の場所だけを正確に治療することができます。
日本IVR学会では、IVRを「画像 下治療」と呼ぶことを提唱しています
引用元:日本インターベンショナルラジオロジー学会
https://www.jsir.or.jp/kaiin/guide_panf/
成田大学では、この分野における専門家でもある前慶應義塾大学医学部先端医科学研究所所長「河上 裕」本学医学部長が、免疫療法の診断、治療、研究の全てをリードし治療に励みます。
免疫制御法は、悪性黒色腫などの癌で数年の延命効果や、癌による痛みなどの緩和が可能になり、生活改善が期待できます。
悪性黒色腫、非小細胞肺がん、肝細胞がん、ホジキンリンパ腫、胃がん、頭顎部がん、悪性胸膜中皮腫
人間の身体は自ら免疫反応を抑制します。
この仕組みを利用して「免疫チェックポイント阻害薬」を開発しました。
免疫チェックポイント阻害薬には、PD-1(T細胞の表面にある)、PD-L1(がん細胞や免疫細胞の表面にある)、CTLA-4(T細胞の表面にある)などがあり、癌の種類によって使い分けます。
ほかの治療でも同じですが、免疫療法を受ける際には、その目的を知っておくことが大切です。免疫療法(効果が証明されている)で期待できる効果については、次の2つがあります。
延命効果が期待できる
進行期の悪性黒色腫など一部のがんでは、数年にわたって効果が持続することが報告されています。
症状の緩和※やクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)の改善が期待できる
※腫瘍が小さくなることにより、がんにより引き起こされる症状(例えば、痛みや体のだるさなど)が取れること。
ただし、これらの効果はがんの種類や症状によっても異なります。担当の医師に確認しながら治療していくことが必要です。
免疫療法(効果が証明されている)は、現在がんの治療で広く行われている外科治療、薬物療法、放射線治療に続く治療法として期待され、研究開発が進められています。
引用元:国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/immunotherapy/immu02.html
成田病院で放射線治療を受ける流れについてまとめました。
成田病院で行う「インターベンショナルラジオロジー」の流れは
診断→核医学→放射線治療
このような流れで行われます。CTやMRIなどを使用して疾患の診断を行い、各科の医師が治療計画を立てます。
CTで撮った画像ガイドをもとに、必要に応じてカテーテルなどの器具を利用してインターベンショナルラジオロジーによる治療を行います。
ラジオアイソトープ(RI)を使用して、医師が核医学検査と核医学治療を行っていきます。
生理・生化学的機能を画像化し、病態診断を行いながら、患者の体力や疾患を考慮し、もっとも効果的な放射性核種を選択してRI内用療法を行っていきます。
高精度な強度変調放射線治療と定位照射で放射線治療を行います。
癌の周りの健康な臓器を温存しながら照射が可能になり、副作用も低減されます。
記載なし
《予約方法》
電話:03-5786-0607
予約受付:不明
記載なし
国際医療福祉大学 成田病院 | |
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診療科目 | 放射線治療科 がん免疫療法センター がん放射線治療センター |
診療時間 | 不明 |
休診日 | 不明 |
所在地 | 千葉県成田市畑ケ田852 |
電話番号 | 0476-35-5576 |
ベッド数 | 642床 |
年間治療患者数 | 不明 |
治療方法 | インターベンショナルラジオロジー |
設備 | CT MRI PET-CT IVR トモセラピー |
URL | http://naritahospital.iuhw.ac.jp/ |