本サイトに掲載する医師のなかから、癌関連の論文発表をしている日本泌尿器科学会の泌尿器科専門医を都道府県別に一部、ご紹介します。(2021年12月調査)
秋田大学医学部で教授を務める羽渕友則先生は、前立腺や膀胱、精巣など泌尿器系の悪性腫瘍の治療で高い実績を持つドクター。中でも腹腔鏡や内視鏡手術、ロボット支援手術などを得意としています。治療にあたっては手術だけではなく、放射線治療や抗がん剤治療、分子標的薬などを組み合わせた集学的治療も数多く手がけてきました。
羽渕先生のモットーは「心・技・体」。基本となる技術と科学、そして患者さんを思う心がなければ医療として成立しないと羽渕先生は語ります。困っている患者さんと世界観を共有し、道徳と高い倫理観を医療チームの共通認識としているのも慕われる所以です。
所在地:秋田県秋田市広面字蓮沼44-2
電話番号:018-834-1111
泌尿器腫瘍を専門分野とし、さまざまながん治療を取り入れている鈴木和浩先生。とくに前立腺がんに対する放射線治療では高い実績を残しており、高度な重粒子線治療なども数多く手がけてきました。
治療にあたっては診断から治療までを一貫して担当するのが基本方針。前立腺がんの治療数は突出して多く、MRIによる診断からロボット支援手術、重粒子線治療、先進的な薬剤による化学療法など総合的な対応を行ないます。また、新たな薬剤や治療法を生み出すための開発治験にも積極的に参加するなど、前立腺がんを患う患者さんにとって希望の光にもなっているドクターです。
所在地:群馬県前橋市昭和町三丁目39番15号
電話番号:027-220-7111
腎臓がん、尿路上皮がん、前立腺がん、精巣がんなどの悪性腫瘍をはじめとする泌尿器疾患に対応している慶應義塾大学病院泌尿器科。教授・診療科部長を務める大家医師は、腎癌・前立腺癌・膀胱癌・腎不全(透析)・腹腔鏡下手術・ロボット支援手術を専門とするドクターです。
患者の負担を軽減する低侵襲治療として、同院の泌尿器科では前立腺がんに対するロボット支援手術などを行うとともに、2016年より免疫チェックポイント阻害薬による治療にも取り組んでいます。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:東京都新宿区信濃町35
電話番号:03-3353-1211
泌尿器科の医師として幅広い疾患に対する診療に携わる中でも、特に専門としている前立腺がんの診療や治療に力を入れているドクターです。前立腺がんの治療においては、2005年からは小線源治療、2013年からはロボット支援手術を用いた前立腺全摘術を手がけており、多くの症例を経験。
これらの経験・知識を活かし泌尿器疾患全般に対してより良い治療を行うとともに、放射線科や放射線治療科、腫瘍内科などとも連携を取りながら、前立腺がんに対する先端の診断や治療を提供することを目指しています。
所在地:東京都品川区旗の台1-5-8
電話番号:03-3784-8000
順天堂大学医学部の教授を務める堀江重郎先生は、泌尿器科学や腎臓学、分子生物学、臨床腫瘍学の領域で高い実績を残してきたドクターです。前立腺がんに対してロボット支援手術「ダヴィンチ」を駆使した治療を手がける一方、エイジングケアや男性更年期など、男性の健康医学に国際的なアプローチを導入した功労者。その分野では、これまで日本になかったメンタルヘルス外来を開設したことでも知られます。
堀江先生のモットーは「高い技術とより良いケア」。患者さん一人ひとりにオーダーメイドな医療を提供することを目指し、もう治療法がないとされる難治性の患者さんも数多く受け入れています。
所在地:東京都文京区本郷3丁目1-3
電話番号:03-3813-3111
前立腺がんに対する治療にロボット支援手術を早くから取り入れてきた吉岡邦彦先生。手がけた泌尿器科分野のロボット支援手術では数多くの実績があります。
また、他人に合った治療法が必ずしも自分に合っているとは限らないのが前立腺がんの治療だと語る吉岡先生。患者さんの年齢や状態、どのような生活スタイルを望んでいるかなどを十分に考慮したうえで、最適だと思われる治療法を医師として責任を持って提案するように心がけているようです。
所在地:東京都板橋区小豆沢2-12-7
電話番号:03-3967-1181
東京慈恵会医科大学付属柏病院泌尿器科准教授・診療部長を務める三木医師は、泌尿器悪性腫瘍、腹腔鏡手術、ロボット手術を専門とする医師です。泌尿器の悪性腫瘍に関して低侵襲な腹腔鏡手術を行うなど、より良い治療を行うために良い技術は積極的に取り入れること、さらにその技術に改良を加えることで日本一の手術集団を目指しています。
また、同院で力を入れている膀胱全摘術に関する書籍「究める鏡視下膀胱全摘術・尿路変向術 Level up LRC,RARC」の編集・執筆にも関わっています。
クリニックの公式HPに掲載ありませんでした。
所在地:千葉県柏市柏下163番地1
電話番号:04-7164-1111
診断・治療の両面で飛躍的な進化を続ける前立腺がん医療。その開発の最前線に立って陣頭指揮を執っている一人が上村博司先生です。臨床医として、そして研究者として創薬や臨床試験などに積極的に取り組んできたことで、日本を代表する前立腺がんの医師と呼ばれています。静脈注射で投与した放射性物質を前立腺がんの骨転移に取り込ませ、局所的に癌細胞を攻撃する新たな治療法がありますが、これも上村先生が中心となって開発されました。
治療の現場では、患者さんと良好なコミュニケーションを取ることを最優先に考えているという上村先生。不安や疑問があっても気軽に相談できるような雰囲気づくりを心がけています。
所在地:神奈川県横浜市南区浦舟町4丁目57番地
電話番号:045-261-5656
前立腺がんの診断と治療を専門とする絹川常郎先生は、身体に負担をかけずストレスの少ないがん治療を多くの患者さんに提供してきた医師。とくに腹腔鏡下手術の開発において多大な業績を残してきたドクターです。
絹川先生を良く知る医師が口をそろえるのは、とにかくフットワークが軽いということ。医療機関の垣根を取り払い、地域医療を支える関係者たちと対話を進めることで、結果として多くの患者さんに地域の豊富な医療資源へのスムーズなアクセスをもたらしてきました。中京病院の院長を勇退した現在でも、絹川先生の診療を求めて多くの患者さんが訪れています。
所在地:愛知県名古屋市南区三条1丁目1-10
電話番号:052-691-7151
大津赤十字病院の院長・高度救命センター長を務める小川先生は、泌尿器科腫瘍学を専門とする医師です。もともと外科系診療科を志望していたものの、大きな診療科に行くことに抵抗があったことから泌尿器科を選択。外科的なことや内科的なことを含めて全身にアプローチできる泌尿器科で経験を積む中で、40歳の若さで京都大学医学部泌尿器科学の教授に就任しています。
現在は大津赤十字病院の泌尿器科の一員であるとともに、同院の院長として、多様な地域・患者のニーズに応えられる病院作りに取り組んでいます。
所在地:滋賀県大津市長等1丁目1-35
電話番号:077-522-4131
関西医科大学の泌尿器科は腹腔鏡下手術の先駆け的存在として知られていますが、そこで病院長を務めており泌尿器腹腔鏡下手術・ロボット支援手術に精通しているのが松田公志先生です。前立腺がんをはじめ副腎腫瘍や男性不妊症、男性の更年期障害、性機能障害など、男性学とも呼ぶべき領域の診断・治療に従事してきました。
松田先生が泌尿器科で行なうメジャーな手術の8割は、身体的な負担の少ない腹腔鏡下手術やロボット支援手術。技術解析やトレーニング、手術シミュレーションの研究も手がけており、患者さんはもちろん、多くの医師からも信頼を集めているドクターです。
所在地:大阪府枚方市新町2丁目3番1号
電話番号:072-804-0101
前立腺がんをはじめ、泌尿器系の悪性腫瘍を専門とする前田修先生。大阪府立成人病センターなど、がん医療の中心となるような大規模医療機関への勤務で培った経験を活かし、質の高い医療を身近な開業医という立場で地域に提供しています。クリニックでは在宅ホスピスにも対応するなど、さまざまながん患者さんと家族のニーズに応えてきました。
前田先生は前立腺がんの治療に関する啓蒙活動にも力を入れており、講演やメディアへの出演も多数。国立がん研究センター名誉総長から「自分ががんになったらこの医者に行く」とその名を挙げられるほどの医師です。
所在地:兵庫県宝塚市中山寺1-10-6 中山寺メディカルセンター202
電話番号:0797-85-3035
プライマリケアから高度先進医療まで対応可能な倉敷中央病院の泌尿器科において、前立腺がん手術に精通していることで知られているのが寺井章人先生。患者さん一人ひとりの生活スタイルや要望に応じた低侵襲かつ機能温存治療が求められる中、寺井先生は常に手術方法の改良を目指し、よりリスクの少ない手術を実現させてきました。
寺井先生の手術は傷跡が小さく回復が早いため、早期退院も可能だと評判。治療にあたっては組織検査前のMRI撮影を徹底し、がんの位置や進行の程度を正確に把握して検査の精度と治療成績の両方を向上させています。
所在地:岡山県倉敷市美和1-1-1
電話番号:086-422-0210
名誉院長を務める内藤医師は、泌尿器科疾患全般・泌尿器悪性腫瘍(腎がん・膀胱・腎盂・尿管がん・前立腺がん)を専門とする医師です。水曜午前の外来を担当し、受診希望の場合には予約が必要。
治療とともに後進の医師の育成にも力を入れており、日米若手泌尿器科医交換留学制度などの教育プログラムを推進してきました。このことにより、特に卓越した成果をなしとげた科学者や著名な泌尿器科医などに授与される「米国泌尿器科学会名誉会員称号」を2011年に授与(※)されています。
※参照元:九州大学医学部/大学院医学系学府/大学院医学研究院(https://www.med.kyushu-u.ac.jp/research/researclist/detail/448/)
所在地:福岡市博多区大博町1番8号
電話番号:092-291-3434
泌尿器科疾患全般、とくに前立腺がんを専門とする濱田泰之先生は、熊本中央病院の院長に就任した現在でも臨床の第一線で活躍しているドクター。多くの前立腺がん患者さんが訪れる同院において、高度な検査や手術を数多く手がけています。
診療においては志を高くして、品格のある質の高い医療を効果的・効率的に提供することを目指しているという濱田先生。ご自身が統括する泌尿器科では、これまでに多数の前立腺がん手術を行なっています。進行性の前立腺がん患者さんも多く受け入れ、抗がん剤をはじめとする集学的治療を実施しています。
所在地:熊本市南区田井島1-5-1
電話番号:096-370-3111