
地域の急性期医療を担う埼玉石心会病院
埼玉県狭山市で1987年に開院した総合病院です。「患者主体の医療」「地域に根ざし地域に貢献する医療」「断らない医療」の3本柱を基本理念に掲げて、狭山市エリアを中心に地域の急性医療を支えています。地域の医療ニーズに応えるべく、2017年に349床から450床へと増床しました。さらに24時間対応可能な診療体制だけでなく、様々な設備の拡充、防災ヘリが離着陸できるヘリポートなども整備。地域の方々により良い治療を提供できるように設備を整えること、体制構築することを心掛けています。
2001年に北里大学医学部を卒業。2001年から2003年まで湘南鎌倉総合病院で初期研修を経たのち、2004年に横浜市立大学の整形外科へ入局しました。2012年に川崎幸病院の整形外科、2015年に同病院の救急・総合診療科を兼務。2017年に埼玉石心会病院の副院長・ER総合診療センター長に就任しています。
重視しているのは、患者主体の医療。スタッフ一人ひとりが自ら考えて行動するために、病院長としてバックアップできる体制を目指しています。
がん治療は一つの診療科や医師だけで対応できるわけではありません。発症部位や進行状況によって症状は徐々に変化していき、効果的な治療も異なります。埼玉石心会病院では医師・看護師・薬剤師・リハビリテーションスタッフ・医療ソーシャルワーカー・栄養士・臨床心理士などの各専門職からなる「がん患者サポートチーム」が、協力し合いながら患者を支えています。がん相談窓口や外来化学療法、リンパ浮腫外来、緩和ケア、がん患者サロン、CLIMBプログラムなどに対応。患者一人ひとりが抱えている悩みや不安の相談に応じてくれます。
埼玉石心会病院のがん治療は化学療法に注力しています。少しでも化学療法をリラックスした環境で受けられるように化学療法室を整備。スタッフが患者の変化をすぐ気付ける環境を整えています。化学療法室の中央にカウンターを設けることで、患者の顔が見えるようにリクライニングベッドを設置。テレビ付きの電動ベッドとなっており、治療中も快適に過ごすことができます。カーテンで個室に仕切ることやベッドサイドの椅子で家族が付きそうことも可能です。患者に空調の風が直接当たらない特別な空調システムも導入されており、細部までこだわった空間に仕上がっています。
抗がん剤治療で注意すべき点は副作用による変化です。吐き気や食欲低下などの身体的症状だけでなく、脱け毛・皮膚の変色などの外見的な変化もあります。前もって副作用について把握していても、身体の大きな変化はなかなか受け入れにくいものです。埼玉石心会病院では、看護師が症状に合わせてウィッグや帽子の紹介、専用下着のカタログ提供など症状に合ったサポートを行ってくれます。副作用による変化を少しでもストレスなく乗り越えられるように工夫するのが、看護師の役割です。
抗がん剤の説明・副作用対策の服薬指導を行い、レジメン管理・処方箋のチェック・無菌調整を担う役割があります。レジメン管理とは抗がん剤の治療計画のことです。科学的根拠に基づき、薬物療法の標準化を図った医療提供を心掛けています。
がんの治療中には身体機能が低下することもあるでしょう。医師が一人ひとりの状況を見極めて、必要があれば理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリを実施しています。また家族に対しても、介護指導や介護者の負担を軽減するためにアドバイスします。
抗がん剤の治療は吐き気・食欲不振・味覚障害などの副作用を引き起こすこともあるでしょう。症状によっては栄養状態が悪くなることも。管理栄養士は抗がん剤治療を受けている患者の食事をサポートしており、食事や栄養面の相談に乗ってくれます。
社会福祉士や精神保健福祉士などの医療ソーシャルワーカーは、患者や家族が退院後・治療中の生活も含めて不安や悩みに寄り添いつつ、課題の解決方法を一緒に考える専門職です。一人ひとりの状況に合わせて、病気の療養に専念できる環境づくりをサポートしています。相談は無料なので、気軽に頼れる存在です。
埼玉石心会病院では緩和ケア内科が設けられています。緩和ケア病棟に20室設置されており、全て個室です。緩和ケア認定看護師と連携を図りながら、病状に応じて適切な時期に緩和ケアの介入ができるように整備されています。
また患者の悩みを解決する方法を一緒に考えていく緩和ケアチームがあり、緩和ケア病棟以外の患者でも相談が可能です。緩和ケアチームは、日本看護協会の緩和ケア認定看護師、乳がん看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、薬剤師、管理栄養士、緩和ケア内科医師、精神科医、臨床心理士など多様な職種の専門家が協力し合っています。
日本消化器外科学会専門医・指導医や日本消化器内視鏡学会専門医などの資格を有する医師が在籍しており、メディカルスタッフと協力しながら治療に臨んでくれます。
がんと診断された時、不安を一人で抱え込むケースも少なくありません。家族にとっても金銭面や将来への不安があるでしょう。埼玉石心会病院ではがん患者サポートチームが中心となり、がん患者サロンを月に1度開催しています。がん患者サロンはがん治療の経験のある患者や家族が対象です。参加費は無料なので、費用面を気にすることなく参加できます。アットホームな雰囲気の中で、自由におしゃべりしながら情報交換できる場です。
埼玉石心会病院ではがん患者の子どもが対象のサポート、CLIMBプログラムを実施しています。
CLIMBプログラムでは6~12歳の似たような状況の子どもが対象です。研修を受けたスタッフと一緒にがんについて勉強したり、自己表現するための工作をしたりします。また子どもたちが自分の状況や不安を話す場を設けて、自分の気持ちに向き合う機会も設けられています。
子どもをCLIMBプログラムに参加させたい方には、より詳しい説明と事前の面談を行っています。なお説明と面談は電話でも可能なので、気になる方は一度問い合わせしてみると良いでしょう。
埼玉石心会病院で治療を受ける流れについてまとめました。
公式サイトに治療の流れについての記載が見当たりませんでした。直接病院へお問い合わせください。
詳しくは埼玉石心会病院まで直接問い合わせてください。
《予約方法》
電話:04-2953-9995
予約受付:公式サイトに記載なし
埼玉石心会病院はDPC対象病院です。DPCとは入院治療費の算定方式で、病名ごとに入院治療費を計算します。
| 社会医療法人財団 石心会 埼玉石心会病院 | |
|---|---|
| 診療科目 | 内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病内科、内分泌・代謝内科、腎臓内科、神経内科、感染症内科、人工透析内科、緩和ケア内科、外科、呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、乳腺・内分泌外科、肛門外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、精神科、小児科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、病理診断科、救急科、麻酔科、歯科 |
| 診療時間 | 月〜金 8:30〜17:00、土 8:30〜12:30 |
| 休診日 | 日曜・祝日 |
| 所在地 | 埼玉県狭山市入間川2丁目37番20号 |
| 電話番号 | 04-2953-6611 |
| ベッド数 | 470床(一般430床(集中治療室16床・ハイケアユニット27床含む)・回復期40床) |
| 年間治療患者数 | 2021年度の総手術件数は839件、化学療法利用患者数は4,199名 |
| 対応可能な治療方法 | 化学療法、手術療法 |
| 設備 | CT装置、MRI、内視鏡、超音波診断装置など |
| URL | https://saitama-sekishinkai.jp/ |