がん診療連携拠点指定病院として治療から精神的なケアまで対応
佐野厚生総合病院は、地域医療を担う中核病院として総合的な医療の提供を目指している医療機関です。栃木県のがん診療連携拠点指定病院の役割も担っており、がん治療はもちろん、患者さんや家族の悩みに寄り添うがん相談支援センターの設置や緩和ケアへの対応、医療従事者向けの研修事業などを実施。
治療では放射線治療をはじめ、抗がん剤治療や手術で幅広いがんの治療に対応しています。なかでも呼吸器系、消化器系、乳腺、泌尿器科系のがんの診療に力を入れているとのこと。設備もCTやMRI、X線TV検査、乳腺撮影、放射線治療が可能な高度医療機器が充実しており、検査の最適化や診断価値の高い画像情報の提供につなげています。
佐野厚生総合病院の治療方法
放射線
治療
放射線治療専門医やがん治療認定医が治療を担当
佐野厚生総合病院の放射線治療では、IGRT(画像誘導放射線治療)を搭載した高エネルギー放射線発生装置を使用しています。治療法としては、身体の外から放射線を照射する外部照射を採用。2016年の放射線治療実績は118件に及び、なかでも乳がんが最多の37件となっています。
治療を行なう放射線治療科には放射線治療専門医やがん治療認定医の資格を持つ医師が複数在籍しているほか、看護師や診療放射線技師が連携して治療に対応。安心・安全・効果的な治療を目指しており、さらに精神的なケアや社会生活のサポートなども行なっています。
抗がん剤
治療
仕事しながらでも治療を続けられる外来化学療法室を設置
仕事を続けながら抗がん剤治療を受けられるように、佐野厚生総合病院では2007年に外来化学療法室を設置。通院で抗がん剤治療に取り組め、治療とQOL(生活の質)の維持の両立を叶えられるのが特徴です。新しい抗がん剤も次々に取り入れられており、副作用に対する救急対応も実施。
治療では主治医をはじめ、専従看護師や薬剤師が連携して対応することで、地域がん診療連携拠点病院として安心・安全ながん治療の提供につなげています。
手術
幅広いがんの治療やセカンドオピニオンの受け入れに対応
多くの診療科を設けている総合病院としての強みを生かし、放射線治療や抗がん剤治療とともに手術でも幅広いがんの治療に対応しています。国内で多い5大がん(肺がん・胃がん・肝がん・大腸がん・乳がん)をはじめ、口腔がんや食道がん、小腸がんなど、さまざまながんの治療やセカンドオピニオンの受け入れに対応。
ただし佐野厚生総合病院では治療を行なえないケースもあるため、自身のがんが治療対象かどうかは病院にお問い合わせください。