新百合ヶ丘総合病院

神奈川 放射線治療

一人ひとりの患者さんを見つめてサポートする
新百合ヶ丘総合病院

新百合ヶ丘総合病院は、地域に不足している病床を補い、救急医療体制を充実させて地域医療に貢献するために平成24年に開院しています。「すべては患者さんのために」という基本理念に基づき、各診療科が臨機応変に連携。患者さんの身体と心、そしてQOL(生活の質)に配慮した医療を、全職員が一丸となって提供しています。

新百合ヶ丘総合病院の医師

名医(イメージ)

笹沼 仁一新百合ヶ丘総合病院 院長

1986年に福島県立医科大学を卒業した笹沼先生は、福島医療クリニック(現・南東北福島病院)の院長を経て南東北グループの理事長室室長に就任しました。その後は南東北医療クリニックをはじめとした多くのグループ関連施設の立ち上げに尽力し、2012年より新百合ヶ丘総合病院の院長として活躍を続けています。

現在はこれまでに培った豊富な経験を活かし、外来診療や救急医療、脳ドックなど治療の第一線に立ちながら、同時に後進の指導育成にも取り組む日々を送ります。

「すべては患者さんのために」という基本理念を忘れず、診療科の垣根を取り払ったチーム医療の実践が先生のモットー。患者さんの生活の質に配慮した優しい医療の提供を心がけ、地域住民に「この病院があってよかった」と思われるような医療機関を目指しています。

  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本脳卒中学会 専門医
  • 日本脳卒中の外科学会 技術指導医

新百合ヶ丘総合病院の特徴

先進医療機器を駆使した高水準な治療

新百合ヶ丘総合病院では、サイバーナイフやダヴィンチ(手術支援ロボット)、PET-CTといった医療機器を開院当初より導入しています。

こうした医療機器による高度な治療に加え、患者さんやご家族に対する精神的・社会的な支援にも注力。各科の医師や看護師をはじめ、社会福祉士や管理栄養士など、幅広い分野の専門家が連携し、癌と闘う人とそのご家族へ総合的なサポートを行っています。

新百合ヶ丘総合病院の治療方法

放射線治療(イメージ)放射線
治療

苦痛が少なく、症状の度合いに合わせた治療が可能な放射線療法

新百合ヶ丘総合病院では、「リニアック」「サイバーナイフ」の2つの放射線治療装置を備えています。

リニアックは、放射線治療装置として最も一般的で、かつ幅広い照射方法に対応できる装置です。新百合ヶ丘総合病院では、一般的な放射線治療のほか、腫瘍の形に合わせて線量を調節しながら照射する強度変調放射線治療(IMRT)にリニアックを用いています。

そしてサイバーナイフは、病変の位置を確実に捉え、ピンポイントな照射を行うことに特化した治療装置です。新百合ヶ丘総合病院では、主にさまざまな方向から病巣を狙って放射線を照射する定位放射線治療にサイバーナイフを用いています。

リニアックのはたらき

リニアックのビーム照射口には、「マルチリーフコリメータ」という放射線を遮断する装置が搭載されています。

(イメージ)治療時にはコンピュータ制御によってマルチリーフコリメータが動き、腫瘍の形に合わせて照射口の形を調節。正常な部位への放射線を遮断することで、複雑な形の腫瘍に対しても負担の少ない治療を行うことができます。

リニアックによる放射線治療が適用される癌

同じ疾患でも、患者さん一人ひとりの状態によって最適な治療法は異なります。ここでは、放射線治療が行われることがある癌の一例について解説を行います。

転移性肺腫瘍

体のさまざまな部位の癌が、血液やリンパを経由して肺に転移したものを「転移性肺腫瘍」や「転移性肺癌」といいます。腫瘍の状態によっては胸痛や呼吸困難を生じるなど、患者さんの生活の質に大きな影響を与える可能性があります。

治療は原則的に抗がん剤などの薬物によって行われますが、原発巣(転移の元となった癌)に抗がん剤が効かない場合や、肺以外に転移がなく、腫瘍の数が多くない場合には手術や放射線治療が適用されることもあります。また、根治が難しい場合も、呼吸困難などの苦しい症状を軽減し、患者さんのQOLを向上させるために放射線治療が選択されることも。

転移性肺腫瘍が見つかった場合、がん細胞が腫瘍部分以外にも肺の中やほかの臓器の中に潜んでいる可能性が高いと考えられます。したがって治療の原則は抗がん剤による化学療法や分子標的治療薬などによる治療となります。このような治療を行った結果として、肺にだけ数個程度の転移が残った場合にはこれを手術や放射線療法などで治療することがあります。また例外的に肺にだけ転移が出現して(他の臓器に転移が無い)、その数も3-4個程度である場合には抗癌薬などを用いずに、手術や放射線療法などのいわゆる局所治療だけを行う場合もあります。

出典:「呼吸器外科の主な疾患と治療方法 転移性肺腫瘍」関西電力病院
https://kanden-hsp.jp/patient/disease/respiratory_surgery.html

サイバーナイフのはたらき

サイバーナイフには、巡航ミサイルにも用いられている最新の追尾システムが搭載されています。治療中は、治療室内に取り付けられた撮影装置の画像と照合しながら断続的に腫瘍の位置を追尾。呼吸で体が揺れることで起こるわずかな位置ずれも逃さず、病変部だけを狙って照射を行うことができるのです。

従来の治療法では、正確に照射を行うために患者さんに一定時間息を止めてもらったり、身体に直接固定具を取り付けたりする必要がありました。サイバーナイフによる治療ではこうした大掛かりな位置ずれ対策が不要なため、治療に伴う患者さんの負担を最小限に抑えることが可能です。

サイバーナイフによる治療が適用される癌

ここでは、サイバーナイフによる定位放射線治療が適用されることがある癌の一例について説明します。

転移性脳腫瘍

体にできた癌が脳に転移したものを「転移性脳腫瘍」と呼びます。

患者さんの生命予後は原発巣(転移のもととなった癌)の治療状況により左右されるため、転移性脳腫瘍を治療しても予後への影響は少ないと言われています。しかし、脳に腫瘍ができると、部位によっては激しい頭痛や麻痺、言語・運動障害といった非常につらい症状を来すことが。治療によって苦痛を取り除くことは、患者さんとそのご家族のQOLを維持するために有用であると言えます。

サイバーナイフなどによる定位放射線治療は腫瘍が少ない・小さな場合に適用されることがあります。また、一定以上の大きさの腫瘍に対しては、手術で摘出した後に定位放射線治療を行うことも。

問題のある部位のみを狙える定位放射線治療では、従来行われてきた全脳照射に比べ、治療後に起こる副作用のリスクを軽減できることが分かっています。

この度、脳腫瘍グループでは、他臓器から脳に転移した腫瘍を摘出した術後にこれまで標準治療とされていた脳全体への放射線照射(全脳照射療法(注1))にかわり、手術で残存した腫瘍や再発した腫瘍のみに放射線を照射する定位放射線照射療法(注2)の効果と安全性を評価するJCOG0504試験(研究代表者:山形大学医学部先進医学講座特任教授 嘉山孝正)を実施しました。

その結果、腫瘍摘出術に引き続いて全脳照射療法を行う従来の標準治療と同等の生存期間を保ちながら、放射線照射の副作用として発生する治療開始後91日以降の遅発性の認知機能の発生割合が16.4パーセントから7.7パーセントに低下するなど、全脳照射による有害事象が低減することが確認されました。

出典:「転移性脳腫瘍の新たな標準治療として「腫瘍摘出術後のサルベージ(救援)定位放射線照射療法」の有効性を確認」国立研究開発法人国立がん研究センタープレスリリース(2018年8月28日)
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0828/index.html

化学療法(イメージ)化学
療法

大きな転換期を迎えるがん薬物療法に対応

新百合ヶ丘総合病院では腫瘍外来を開設しており、患者さん一人ひとりに合った化学療法を提案しています。近年ではがんの薬物療法が大きな転換期を迎えており、とくに分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬といった画期的な薬剤の登場によって、治療成績が飛躍的に向上しています。

再発または転移したがんに対する化学療法も、手術や放射線治療との併用によって治療効果を高めることが可能です。医学的根拠に基づいて、最善と判断される治療を標準治療といいますが、同院の腫瘍外来ではその実践を第一に考え、がん患者さんに最適な治療を提供することを心がけています。

主に取り扱っているのは消化器系のがんをはじめ、転移が判明しているにも関わらず最初にがんが発生した臓器を特定できない原発不明がん、そのほか神経内分泌腫瘍や軟部組織腫瘍、消化管間質腫瘍(GIST)などの稀ながんです。

また、肺がんと乳がんの合併など、診療科をまたぐ難解な病態のがんに対しても、腫瘍外来という臓器横断的な立場から治療法を提案します。がんに伴う症状や副作用の軽減を目指した支持療法にも力を入れています。

近年は個々のがんに特有の遺伝子異常に基づくオーダーメイド医療・個別化医療の開発が進んでおり、多数の遺伝子異常を同時に調べるがんの遺伝子パネル検査も保険適用となりました。これ以上は標準治療の手段がない患者さん、進行がんの患者さんでも遺伝子に基づいた治療であれば受けられる可能性があるため、そうした患者さんに対する医療機関の紹介も行っています。

手術(イメージ)ロボット手術

1,500例を超えるロボット支援手術の実績

国内に初めて手術支援ロボット「ダヴィンチ」が導入されたのは2006年のこと。現在は日本全国に300台近くの「ダヴィンチ」が導入され、ロボット支援手術も広く行なわれるようになってきました。

新百合ヶ丘総合病院では、すでに1,500例を超えるロボット支援手術の実績を有しています。

ロボット支援手術の最大のメリットは、何といっても優れた操作性です。医師の手で行なう手術では大きな鉗子(組織や異物をはさむ、歯のない鋏のような形をした手術器具)を使用しますが、ロボットアームであれば小さな鉗子を遠隔操作できるので、骨盤の中のような狭い部位のがん病巣でも直接アプローチが可能となります。人間の手のように疲れなどでぶれたりしないので、非常に繊細かつ緻密な手術操作が可能であり、少ない出血量で身体への負担が少ない手術を実現します。

また、鉗子のついたロボットアームを挿入する傷口が小さいので、手術後の回復が早く、早期の社会復帰が可能というメリットも大きいでしょう。前立腺がんの手術であれば10日程度の入院で済み、退院の翌日にはゴルフに行けるほど回復できるそう。従来の開腹手術であれば考えられなかったため、ロボット支援手術は身体の負担が軽減される手術であることがわかります。

このように、新百合ヶ丘総合病院では低侵襲かつ安全性の高い手術を目指してきました。ロボット支援手術に関しては、セカンドオピニオンも広く受け入れているようです。

新百合ヶ丘総合病院の施術について

ここでは、新百合ヶ丘総合病院の予約の取り方や、リニアックやサイバーナイフによる放射線治療のおおまかな流れについてご紹介します。

放射線治療の流れ

1.診察

はじめに、専門の医師が診察を行い、放射線治療が適切かどうか判断します。その後、治療の目的や治療期間中のスケジュール、起こり得る副作用について説明を行い、患者さんの同意が得られたら治療計画の作成へと進みます。

2.治療計画作成

CT撮影を行い、その情報をもとに、副作用のリスクを抑えながら効果を上げるための照射方法について計画を立てます。また、毎回同じ姿勢をとって正確に照射を受けられるよう、補助具を使ったり、専用の固定具を作ったりすることもあります。

3.治療

治療計画に沿って体の位置を併せ、照射を行います。患者さんの病状に応じて、サイバーナイフの場合は1~5日、リニアックの場合は2~6週間程度の期間治療を続けます。

予約方法

新百合ヶ丘総合病院では、初診の際も電話で予約を取ることが可能です。外来予約受付専用の電話番号に連絡し、案内に従って予約を取りましょう。
なお、時間帯によっては予約電話が混み合い、なかなか繋がらないことがあります。電話をかける際は、比較的繋がりやすい火曜~金曜の午後(14:30~16:00ごろ)か、土曜午後(14:30~17:00)に連絡するとよいでしょう。その他、詳しい情報は公式ホームページをご確認ください。

《予約方法》
電話:0800-800-6456
予約受付:月~土9:00~17:00

治療費について

記載なし

新百合ヶ丘総合病院の基本情報

南東北グループ 医療法人社団三成会 新百合ヶ丘総合病院
診療科目 血液内科、脳神経外科、診療放射線科など
診療時間 月・木9:00~17:00
火・水・金・土8:30~17:00
休診日 日曜・祝日・年末年始
所在地 神奈川県川崎市麻生区古沢都古255
電話番号 044-322-9991(代表)
ベッド数 377床
年間治療患者数 不明
*参考:サイバーナイフ治療症例数 30,368件(2012年8月1日~2018年3月31日合計件数)
対応可能な治療方法 手術治療、放射線治療、化学療法
設備 手術支援ロボット「ダヴィンチ」、サイバーナイフ、O-armイメージングシステムなど
URL http://www.shinyuri-hospital.com/
   
免責事項
このサイトでは、がん治療に対応しているクリニックの「医師」を「名医」と定義しています。
あくまでもサイト上の呼称であり、医師の実力を定義づけるものではありません。

「いちから分かる癌転移の治療方法ガイド」は、独自に調べた内容をまとめたサイトです。
治療法など詳しく知りたい場合は直接に各医療機関へお問い合わせ下さい。(2015年11月時点)

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