
集学的治療で癌患者をケアする、彩の国東大宮メディカルセンター
彩の国東大宮メディカルセンターは埼玉県さいたま市を拠点として、地域の人々の健康を支える医療ネットワークの基盤を構築しています。埼玉県がん診療指定病院や日本臨床腫瘍薬学会がん診療病院連携研修病院、日本乳がん検診精度管理中央機構認定マンモグラフィ検診施設画像認定施設などにも指定されている医療機関です。高機能な医療設備とエビデンスにもとづいた集学的治療で癌患者をケアしています。
放射線科の科長を務める大森医師は、様々な悪性腫瘍や良性疾患に対して高精度放射線治療装置「リニアック(LINAC)」を活用した治療を行っています。放射線科単独による治療だけでなく、他の診療科と連携した集学的治療にも尽力。放射線による癌治療について、患者の心に寄り添った診療サービスを心がけています。
また臨床医として放射線治療の現場の最前線で活躍していると同時に、博士号を取得した医学博士として新しい治療法や医療技術の研究・開発などにも貢献しています。
日本医学放射線学会放射線治療専門医や日本核医学会核医学専門医・PET核医学認定医、日本医学放射線学会放射線科研修指導者など複数の専門医資格や認定医資格を取得している、放射線治療のプロフェッショナルです。
彩の国東大宮メディカルセンターは、埼玉県さいたま市において病床数337床を有する総合病院です(2023年5月18日調査時点)。地域がん診療連携拠点病院として、周辺エリアの癌治療を支える土台的な役割を担っています。また「がん治療センター」や「緩和ケアチーム」、「セカンドオピニオン外来」といった癌治療に関連する部門を複数設置。患者の根治的治療から緩和ケア、不安や悩みを抱いている家族のサポートまで、総合的な医療サービスを行っています。
癌患者ごとに、複数の診療科でキャンサーボードによる治療プランの検討を行っていることも特徴です。患者それぞれの既往歴や症状、体質などに合わせて、複数の方法を組み合わせた治療法を提案してくれます。
彩の国東大宮メディカルセンターで行っている癌の治療法は主に手術療法・化学療法・放射線療法の3種類です。それぞれの患者に適した治療法を選択、あるいは組み合わせて治療を行っています。
特に放射線科では、平成27年10月より高精度放射線治療装置「リニアック(LINAC)」を導入しています。
放射線治療のメリットに関して、以下、彩の国東大宮メディカルセンターの記述を引用します。
放射線治療はエネルギーの高い放射線(エックス線や電子線)を体外から照射し病巣部の細胞内にある遺伝子(DNA)にダメージを与え、細胞を死滅させたり、がん細胞分裂の進行を抑えたりする治療法です。そして、放射線治療には大きな利点が3つあります。
①他の治療と比べて肉体的負担が少ない(切らずに治す)
②機能・形態を温存しながら行える(低侵襲)
③全身状態がよければ、外来通院で行える(治療中・治療後の生活維持が可能)
引用元:彩の国東大宮メディカルセンター公式ホームページ
https://shmc.jp/medical/department/radiant/riniakku.html
放射線科で使用されているリニアックは、全身の様々な部位への照射が可能です。また一般照射から定位放射線治療(SRT)まで幅広く対応しています。
定位放射線治療とは、事前の画像診断によって患者の体内にある癌のサイズや位置を特定したうえで、癌病巣に多方向から放射線を同時に照射する治療法です。放射線1本ごとの照射量を制限することによって、健常な細胞へ与える被曝リスクを低下させます。
また今後は強度変調放射線治療(IMRT)も導入し、高精度放射線治療の選択肢をさらに増やしていく予定とされています。
平成27年10月より放射線治療を本格的にスタートさせ、がん治療センター内に放射線治療装置リニアックを導入し、放射線治療医による、根治的照射、緩和的照射(苦痛を抑える)、予防照射が可能となりました。今後も放射線治療の充実を図るために、放射線の強さに強弱つけることができる「強度変調治療IMRT」を導入する予定です。
引用元:彩の国東大宮メディカルセンター公式ホームページ
https://shmc.jp/medical/department/radiant/riniakku.html
副作用は治療した部位のみに起こることがほとんどですが、全身に影響する場合もあります。
彩の国東大宮メディカルセンターのがん治療センターの中には、19床を備える化学療法専門の化学療法室が設置されています(2023年5月18日調査時点)。化学療法室は患者が自宅から病院へ通院しながら、点滴注射の抗がん剤治療を受けるために設けられました。
抗がん剤治療専任の医師や看護師、薬剤師といった専門家が所属しており、それぞれ患者の状態や担当医からの処方に合わせて、適切な抗がん剤投与などを行っています。がん治療センター長である金達浩医師らと連携しながら、化学療法の継続を支えているチームです。
また抗がん剤については、エビデンスの確認が済んでいる薬剤が使用されています。主な副作用として吐き気や倦怠感などがあります。
彩の国東大宮メディカルセンターでは2021年4月より手術支援ロボット「ダビンチ」を導入しています。ダビンチは従来の外科治療ではアプローチが困難だった部分に対して、治療効果を求めながら手術を行う目的で開発されました。執刀医は内視鏡と手術器具を搭載した複数のロボットアームを操縦することで、患者の体へ直接触れることなく癌病巣を切除できます。
またダビンチ手術では、麻酔科医師や看護師、臨床工学技士がチームを組み執刀医をサポート。患者の生体機能を温存しつつ、再発を防ぐために尽力しています。
なお彩の国東大宮メディカルセンターで行っているダビンチ手術は、保険適用の範囲内かつ泌尿器・消化器疾患の治療が対象です(2023年3月時点)。手術の費用や具体的な入院期間などについては、彩の国東大宮メディカルセンターへ直接お問い合わせください。
彩の国東大宮メディカルセンターで放射線治療を受ける流れについてまとめました。
彩の国東大宮メディカルセンターの他の診療科、もしくは地域のかかりつけ医からの紹介によって、放射線治療に関する予約を行った上で診察を受けます。
癌病巣に対する画像検査も実施。具体的な癌のサイズや形状を明確化します。
診察内容と画像検査の結果にもとづいて放射線照射計画が立案されます。放射線照射計画に問題がなければ、放射線照射を開始します。
なお治療期間中は、医師による診察や看護師によるケアを実施。放射線治療の効果が現れているかについても確認します。
放射線治療が終了した後は、医師の診察によって治療効果の有無を確認します。有効性が認められた場合でも、術後の定期検診を受けて再発リスクや転移リスクに備えることが肝要です。
彩の国東大宮メディカルセンターで放射線治療を希望する場合は、現在かかっている医療機関から彩の国東大宮メディカルセンターの病診連携室へ連絡後、診療予約を取ってください。なお診察には紹介状が必要です。
紹介状を持っていない患者の場合、初診時に選定療養費として税込4,400円が別途必要です。
| 医療法人社団協友会 彩の国東大宮メディカルセンター | |
|---|---|
| 診療科目 | 内科/循環器内科/消化器内科/呼吸器内科/脳神経内科/腎臓内科/糖尿病・代謝内科/血液内科/リウマチ科/緩和ケア内科/外科/消化器外科/乳腺外科/肛門外科/整形外科/形成外科/脳神経外科/心臓血管外科/耳鼻咽喉科/眼科/泌尿器科/婦人科/皮膚科/麻酔科/放射線科/リハビリテーション科/救急科/病理診断科/歯科口腔外科 |
| 診療時間 | 【受付時間】《平日》8:00~17:00 《土曜日》8:00~12:30 |
| 休診日 | 日曜日・祝日・年末年始 |
| 所在地 | 埼玉県さいたま市北区土呂町1522 |
| 電話番号 | 048-665-6111 |
| ベッド数 | 病床数337床(一般病棟[7:1]307床、緩和ケア22床、ICU8床)、人工透析29台(2025年10月22日調査時点) |
| 年間治療患者数 | 外来患者数:525.0人/日(2024年度)、入院患者数:306.6人/日(2024年度) |
| 対応可能な治療方法 | 手術治療、放射線治療、化学療法 |
| 設備 | 高精度放射線治療装置「リニアック(LINAC)」、手術支援ロボット「ダビンチXi」、CT装置(GE社製)、MRI(『Signa Explorer 1.5T』『Discovery MR750w 3.0T』)など(2025年10月22日調査時点) |
| URL | https://shmc.jp/ |