つくばセントラル病院

茨城 放射線治療

公益性の高い医療と福祉の協同モデルを展開

つくばセントラル病院は1998年の開院以来、救急医療を中心とした急性期病院として発展してきました。近年は地域医療支援病院、災害拠点病院の指定を受け、公益性の面においても重要な役割を担っています。

その一方、人口減少と高齢化社会に伴う疾病構造の変化への対応として、筑波大学との連携による高度専門職の招聘やハイエンドな医療機器の導入を積極的に行ない、病院独自の急性期医療の提供に努めています。さまざまな病床機能の拡充や改変にも取り組み、患者さんにとっても家族にとってもきめ細かい医療サービスを受けられる体制も整えてきました。

現在では多職種連携による訪問医療サービスも推進し、患者さんのニーズに合わせた理想的な医療と福祉の協同モデルを展開しています。

つくばセントラル病院の医師

土田 幸広つくばセントラル病院 サイバーナイフセンター長

1990年に筑波大学医学専門学群を卒業。同附属病院や関連施設などへの勤務や米国ロチェスター大学がんセンター留学などを経て、2012年につくばセントラル病院サイバーナイフセンター長に着任しています。30年以上にわたる脳神経外科医の経験を持ち、サイバーナイフの治療実績は数百例にのぼるようです。

モットーは「患者さんの立場に立つ」。治療にあたっては「この患者さんが自分の家族だったらどうするか」を念頭に置き、とくに初診時はじっくりと話を聞くのがスタンス。時間がかかったとしても、患者さんには本当に納得のいく治療を受けてもらいたいと語っています。

一人ひとりの患者さんに向き合うと同時に、一人でも多くの患者さんにサイバーナイフについて知ってもらいたいという思いを強くしています。

  • 日本脳神経外科学会 指導医・専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医・暫定教育医
  • 日本医師会認定産業医

坪井 康次つくばセントラル病院 腫瘍センター長

1980年に筑波大学医学専門学群を卒業。同附属病院において脳神経外科医として研鑽を積み、米国ロスアラモス国立研究所では客員研究員として粒子線生物学、放射線分子生物学を専攻。帰国後、筑波大学大学院では講師として後進の育成にもあたってきました。

現在は筑波大学名誉教授として、若手医師が目指すべき模範となると同時に、患者さんにも変わらず向き合い続けています。

専門は脳神経外科全般にわたりますが、とくに脳腫瘍の治療や頭蓋内疾患に対する放射線治療、がん免疫療法に造詣が深いようです。これまでに数百件にものぼる論文を上梓しているほか、放射線障害予防剤の特許取得など、国内外の医療に与えた影響、功績は計り知れないほど。患者さんはもちろん、医療人からの信頼も厚い脳神経外科のエキスパートといえる存在です。

  • 日本脳神経外科学会 評議員・専門医
  • 日本放射線外科学会 運営委員
  • 日本放射線影響学会 理事
  • 国際放射線神経生物学会 理事
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

つくばセントラル病院の特徴

サイバーナイフは脳腫瘍や頭頸部がん、脊髄腫瘍、肺がん、肝臓がんなどに適応を持つ、いわば「切らずに済む高精度ながん治療法」です。高精度ロボットアームに高エネルギー放射線照射装置を組み合わせた定位放射線治療装置で、巡航ミサイルに用いられる目標を自動的に追尾するシステムを搭載。身体の動きによって治療中に目標であるがん組織の位置がずれたとしても、自動的に照射位置を補正して治療を続けることができます。

同院では6軸のロボット寝台によって患者さんの位置を正確に調整し、照射をコントロールする可変コリメータや呼吸追尾システムなどの機能を搭載することで患者さんにより高度で確実性の高い放射線治療を提供しています。

県南地域初のサイバーナイフ導入

つくばセントラル病院では、県南地域初となるサイバーナイフを使用した定位放射線治療を実施しています。導入されている装置はサイバーナイフG4という新しい機種で、ロボット制御による治療台も装備。フルオプションでの導入は国内2台目で、従来よりも正確で迅速な治療を可能としました。治療は二十数年の経験を持つ脳神経外科医が担当し、患者さんの満足度が高い治療を心がけています。

サイバーナイフは困難な脳神経外科手術の代替にもなり得る治療法で、しかも患者さんの身体的負担も少ないことから、この定位放射線治療には大きな期待が寄せられています。

つくばセントラル病院のがん治療方法

放射線
治療

短期間かつ少ない副作用で高い治療効果を目指す

サイバーナイフのロボットアームの先端には小型化された高エネルギー放射線照射装置が搭載されており、治療中は患者さんの周囲を自由に動くことができます。ロボットアームはそれぞれ6つもの関節を持ち、最大1,200方向から照射できるので、がんの形状に合わせた放射線照射が可能です。

多方向からがん組織に十分な放射線を照射する一方、周囲の正常組織へのダメージを極力減らすことができるのが大きなメリット。その誤差は1ミリ以下という精度であり、短期間かつ少ない副作用で高い治療効果を期待できるのです。

治療室の天井には2基のX線装置が設置されており、患者さんの微細な動きも随時把握してロボットマニピュレータが照射位置を修正するため、常に正確な照射が可能です。脳腫瘍や頭頸部がんの治療では、着脱可能なメッシュ状の固定具を使用します。

従来の定位放射線治療装置では局所麻酔を施して金属フレームの固定具を使用していましたが、患者さんにとって非常に苦痛でした。サイバーナイフではそういったことはありません。固定具を着脱できるので治療を数日に分けることもでき、従来の定位放射線治療装置では困難だった腫瘍への照射も可能です。

サイバーナイフの適応疾患

頭蓋内疾患

サイバーナイフは連続画像誘導と自動ターゲッティング補正機能を搭載しており、治療の際に身体的な負担をかけず、固定すると発生するわずかな頭部の動きも見逃しません。従来は局所麻酔を伴う金属フレームでの固定が必要でしたが、そのような定位ヘッドフレームを使用しなくても、痛みを伴わずに効率的な照射を実現します。

頭蓋内疾患の適応は以下のとおりです。

  • 原発性脳腫瘍(良性・悪性):脳下垂体腫瘍、聴神経腫瘍、髄膜腫、頭蓋咽頭腫、血管芽腫、悪性神経膠腫、神経膠芽腫、肺細胞腫、悪性リンパ腫など
  • 転移性脳腫瘍
  • 脳血管疾患:脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、海面血管腫

機能的疾患

サイバーナイフの最大の特徴はロボットアームが採用され、患者さんの位置を正確に捉える自動追尾装置が装備されたためフレームレスの固定が可能となったこと。また、放射線照射の一点収束や3次元的な線量分布を形成させる2パターンの照射方法を選択できるようになったことです。

したがって、従来のガンマナイフによる特発性三叉神経痛の治療をサイバーナイフも同様に実施できます。しかも、身体的な負担の少ない固定が可能なので、三叉神経痛を起こしやすい高齢者の治療におけるメリットが大きくなっています。

頭頚部疾患

強固な固定がなくても高精度の放射線治療が可能なサイバーナイフは、がんをはじめとしたさまざまな頭頚部疾患にも非常に有用です。病変の形状に一致した誤差1ミリ以内の照射が可能で、正常な組織に大きなダメージを与えることはありません。通常の体外照射治療を受けた後の再発に対しても、追加して照射することができます。

頭頚部疾患の適応は以下のとおりです。

  • 副鼻腔がん:上顎洞がん、篩骨洞がん、前頭洞がん、蝶形骨洞がん、鼻腔がん痛
  • 口腔がん:舌がん、口腔底がん、歯肉がん
  • 咽頭がん:上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん、喉頭がん
  • 唾液腺がん:耳下腺がん、舌下腺がん、顎下腺がん
  • 眼窩腫瘍
  • 頸部リンパ節転移、神経鞘腫

脊椎疾患

1回の照射で異なる角度を持つ何百というビームが自動的に照射されるサイバーナイフ。非同一平面を含む多方向からの放射線照射を特徴とするこの治療法は、頭蓋内疾患だけではなく脊椎疾患にも効果が立証されています。回転照射、非回転照射のいずれも可能なため、放射線の影響を強く受ける脊髄や重要な組織の周辺にも正確な照射が可能です。

脊椎疾患の適応は以下のとおりです。

  • 転移性脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、脊髄動静脈奇形など

体幹部腫瘍

肺がんや肝臓がんに対して定位放射線治療をより安全に実施するにあたっては、がん周辺の正常組織が「呼吸によって動く」ことが大きな問題となります。サイバーナイフに搭載されている呼吸追尾トラッキングシステムを使用することにより、息を吸ったり吐いたりしていても継続的に照射可能となり、たとえ呼吸パターンが変化しても即座に対応できるようになりました。息を止めなくてもよいので患者さんの負担が少なくなっています。

体幹部腫瘍の適応は以下のとおりです。

  • 肺がん、肝臓がん

つくばセントラル病院のがん治療実績

公式HPに記載がありませんでした。

つくばセントラル病院の施術について

サイバーナイフによる定位放射線治療の流れ

つくばセントラル病院は以下のような流れでサイバーナイフによる定位放射線治療を行なっています。

1.外来受診

まず放射線腫瘍科の外来を受診し、サイバーナイフによる放射線治療の適応の有無を検討します。その際には病状や照射歴を把握するため、主治医からの詳細な紹介状や検査データが必要です。

サイバーナイフの治療適応があると判断されると、後日改めて放射線治療計画を立案するための検査を受けることになります。

2.放射線治療計画用の検査

サイバーナイフによる放射線治療の前に、病巣や正常組織の位置の把握や放射線の照射方向・照射量を決定するためCT検査とMRI検査を行ないます。まずは患者さんの顔に合わせたメッシュ状の固定具を作製し、それを装着した状態で造影剤を使用したCT検査を実施します。病巣の状態によっては、同じく造影剤を使用したMRI検査が追加される場合があります。

問題なければ通常は翌日から治療が開始されますが、病状によっても異なります。

3.治療

当日は検査時に作成した固定具を装着して治療を行ないます。がんの種類によって異なりますが、治療時間は通常20~60分程度です。リラックスして治療を受けられるように、治療中は好きな音楽を聴くこともできます。

サイバーナイフのロボットアームはコンピューターの命令に従って作動し、放射線照射装置は患者さんから約30センチ離れたところから移動と停止を繰り返しつつ放射線を照射します。

治療後はすぐに帰宅でき、普段どおりの生活を送ることができます。がんの種類や状態にもよりますが、治療期間は1~10日間程度、通常は通院で治療を行ないますが、入院治療も可能です。

4.経過観察

治療の効果はすぐに出るものではありません。治療後はがんの縮小などを確認するため、定期的にMRI検査などを行ないます。

つくばセントラル病院の基本情報

つくばセントラル病院
診療科目 内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、脳神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、眼科、皮膚科、泌尿器科、精神科、心療内科、リハビリテーション科、麻酔科、放射線科、歯科、歯科口腔外科、腫瘍放射線科
診療時間 9:00~11:30、14:00~16:30
休診日 日曜、祝日および振替休日
所在地 茨城県牛久市柏田町1589-3
電話番号 029-872-1771(代表)
ベッド数 313床
年間治療患者数 公式HPに記載がありませんでした。
対応可能な癌治療方法 サイバーナイフによる定位放射線治療、緩和ケア
設備 サイバーナイフ、人工透析装置、高気圧酸素療法装置、超音波診断装置、体外式結石破砕装置、手術用顕微鏡
URL http://www.central.or.jp/
   
免責事項
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あくまでもサイト上の呼称であり、医師の実力を定義づけるものではありません。

「いちから分かる癌転移の治療方法ガイド」は、独自に調べた内容をまとめたサイトです。
治療法など詳しく知りたい場合は直接に各医療機関へお問い合わせ下さい。(2015年11月時点)

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